2015年11月20日
米ガートナー社の
アジア/パシフィック地域におけるクラウド事業者評価レポートにおいて
NTTコミュニケーションズが「リーダー」の評価
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、米大手ITアドバイザリ会社ガートナー社が2015年11月11日に発行した、アジア/パシフィック地域での企業向けクラウド事業者を評価する「Magic Quadrant for Cloud-Enabled Managed Hosting, Asia/Pacific」*1 (以下、マジック・クアドラント)において、実行能力とビジョンの完全性の双方が優れた「リーダー」のポジションに位置付けられました。
Magic Quadrant for Cloud-Enabled Managed Hosting, Asia/Pacific
レポート自体はこちら(英語のみ)
1.ガートナー社「マジック・クアドラント」について
ガートナー社のマジック・クアドラントは、特定の市場におけるリサーチの集大成であり、市場内で競合するベンダーの相対的な位置付けを広い視野から提示します。
「リーダー」のポジションは、今日の市場ニーズに対応する成熟した製品をリリースしており、市場が進化した場合でもリーダーの座を維持できるビジョンも明示しています。自社製品への集中的な取り組みと投資を通して、市場全体の方向性に影響を及ぼします。*2
2.Cloud-Enabled Managed Hostingについて
ガートナー社の定義するCloud-Enabled Managed Hosting(CEMH)はクラウド・テクノロジを適用したシステム・インフラストラクチャ上で提供される、統一的かつ規格化されたホスティング・サービスです。コンピューティング、ネットワーク、ストレージなどのハードウェアとセルフサービスでの素早いプロビジョニングを可能とするクラウド・マネージメント・プラットフォーム、そしてマネージド・サービスによって構成されます。サービスの立ち上げが容易なことから、CEMHの導入を進める企業が増加しています。
NTT Comにおいては2012年より提供している基幹システム向けクラウド「Enterprise Cloud」がCEMHに該当します。「Enterprise Cloud」は現在11カ国・14拠点におよぶサービスカバレッジを有し、セキュリティー、データベース、ミドルウェア、アプリケーションを含む充実したマネージドサービスの品揃えを持ちます。
NTT Com クラウドサービス部長 田中 基夫
「Cloud-Enabled Managed Hostingにおいて『リーダー』として選出されたことは、実行能力とビジョンの双方を評価されたことであり、非常に喜ばしく思います。現在も、クラウドサービスの強化に向けて積極的なサービス開発を行っており、引き続き、企業のお客さまの経営改革に貢献できる革新的なソリューションをご提供できるよう努めてまいります」
3.今後の予定
NTT Comは、2015年12月に「Enterprise Cloud」へ新たな機能を追加する予定です。ベアメタルを含むハイブリッドクラウドの提供や、他事業者のクラウドサービスも含めた一元的な管理を可能とする機能を実装することで、企業のお客さまのシステムの更なるクラウド化とクラウドネイティブ化を促進し、オペレーションの効率化やコスト削減、ビジネスイノベーションに貢献します。
[免責条項]
ガートナーは、ガートナー・リサーチの発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨 するものではありません。また、最高のレーティング、又はその他の評価を得たベンダーのみを選択するようテクノロジの利用者に助言するものではありません。ガートナー・リサーチの発 行物は、ガートナー・リサーチのオピニオンを表したものであり、事実を表現したものではありません。ガートナーは、明示または黙示を問わず、本リサーチの 商品性や特定目的への適合性を含め、一切の保証を行うものではありません。
関連リンク
*1:ガートナー「Magic Quadrant for Cloud-Enabled Managed Hosting, Asia/Pacific, To Chee Eng, Kenshi Tazaki, Vincent Fu, Arup Roy 2015 年11月11日
*2:ガートナー「リサーチ・メソドロジ:マジック・クアドラント」
http://www.gartner.co.jp/research/methodologies/research_mq.php