2016年9月13日
「Enterprise Cloud」における「Cloud Foundry Certified プロバイダ」の認定取得について
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、本日、NTT Comの企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」において、Cloud Foundry Foundationが運営するオープンソースのPaaS基盤ソフトウェアであるCloud Foundryの認定プログラム「Cloud Foundry Certified プロバイダ」の認定を取得しました。本認定プログラムは、異なるプラットフォーム間でのアプリケーションのポータビリティを保証するものであり、日本国内において、本認定を取得したクラウドサービス事業者はNTT Comが初めてです。
今回認定対象となった「Enterprise Cloud」では、PaaS基盤にCloud Foundryを採用しています。NTT Comの「Enterprise Cloud」と、認定済みプロバイダ9社のプラットフォームは、共通のCloud Foundryオープンソースのコアコンポーネントを採用し、アプリケーション動作基盤の仕組み・API・コマンドラインが各プラットフォーム間で一貫しているため、アプリケーションの容易な移行が可能です。
これにより、お客さまは、1つのクラウドサービスにロックインされることなく、安心してご利用いただけます。
NTT Comは、Cloud Foundryの黎明期にあたる2012年から、APAC地域において、グローバルクラウド事業者としては初めて、Cloud Foundryを採用したクラウドサービスを提供してきました。
2012年2月には、日本におけるCloud Foundryの推進団体である「日本Cloud Foundryグループ」設立の発起人として参画し、Cloud Foundryの普及を推進してきました。
また、2014年12月のCloud Foundryの普及推進を行う「Cloud Foundry Foundation」の設立時には、日本電信電話株式会社(以下、NTT)が、Cloud Foundry FoundationのGold Memberとして参画し、NTTグループとして、コミュニティ活動に貢献しています。
今後の展開
NTT Comは、Cloud Foundry Foundationで生み出されるオープンソース活動の成果を、サービス開発に取り入れることで、迅速にお客さまへサービスを提供しています。今後、セキュリティや、コンプライアンス強化が必要なお客さま企業からの要望に対応するため、NTT Comの閉域網のネットワークサービスである「Universal One」からの接続や、Cloud Foundryを専用環境で利用できるバーチャルプライベートクラウドの提供を予定しています。
また、Cloud Foundryのプラットフォームのオープン性を生かし、Cloud Foundryと関連するパートナーとのサービスのコラボレーションによる、オープンなエコシステムを、グローバルに展開することで、お客さまのデジタルビジネスの支援をしていきます。
(参考1) Cloud FoundryとCloud Foundry Foundation
Cloud Foundry とは、アプリケーションのデプロイやスケールなどのインテグレーションサイクルを最大限効率化・省力化することを目的とした、アプリケーションの実行環境を提供するオープンソースのソフトウェアです。多数の企業によって共同で開発が行われており、非営利団体であるCloud Foundry Foundationが開発のガバナンスを行っています。
(参考2) Enterprise Cloud
世界11カ国14拠点に展開するグローバル共通仕様/高品質の企業向けのクラウドサービスです。基幹システムの構築・運用とクラウドネイティブなアプリケーションの開発に適したメニューを提供しています。
http://www.ntt.com/business/services/cloud/iaas/enterprise-cloud.html
http://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2016/20160913.html
本件に関するお問い合わせ先
2016-R086