2016年10月26日
米ガートナー社のアジア太平洋地域におけるクラウド事業者評価レポートにおいてNTTコミュニケーションズが2年連続で「リーダー」の評価
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、米大手ITアドバイザリ会社ガートナー社が2016年10月17日に発行した、アジア太平洋地域での企業向けクラウド事業者を評価する「Magic Quadrant for Cloud-Enabled Managed Hosting, Asia/Pacific」*1において、実行能力とビジョンの完全性の双方が評価が高い「リーダー」のポジションに2年連続で位置付けられました。
Magic Quadrant for Cloud-Enabled Managed Hosting, Asia/Pacific
レポート本文はこちら(英語のみ)
1.Cloud-Enabled Managed Hostingについて
ガートナー社の定義するCloud-Enabled Managed Hosting(略称:CEMH)はクラウドテクノロジーを活用したシステムインフラストラクチャーの上で提供される、標準化されたホスティングサービスです。コンピューティング・ネットワーク・ストレージなどのハードウェアとセルフサービスでの迅速なプロビジョニングを可能とするクラウド管理プラットフォーム、そしてマネージドサービスによって構成されます。CEMH市場は成熟が進んでおり、多くの企業が利用を始めています。
本レポートにおける「リーダー」は、アジア太平洋地域において、強固な戦略に基づき将来に向けたサービス・提供カバレッジの拡大・デリバリー強化へ投資能力のある事業者が評価されます。
NTT Comにおいては、2012年に提供開始した「Enterprise Cloud」がCEMHに該当します。現在11カ国・14拠点におよぶサービスカバレッジを有し、専有型およびOpenStack・Cloud Foundryベースの共有型クラウドの提供により、従来のERPなどに求められるシステム性能や信頼性重視の「トラディショナルICT」と、IoTビジネスなど新しいビジネス創出に求められる俊敏性・柔軟性やAPIによる外部サービス連携などが前提となる「クラウドネイティブICT」の双方に対応しています。更に、ハイブリッドICTニーズの高まりに対応したCloud Management Platformにより、AWS・Azureなどの他社クラウドを含む複数のクラウドの一元的な管理が可能です。また、セキュリティ・データベース・ミドルウェア・アプリケーションを対象とする充実したマネージドサービスも提供しています。
NTT Com 取締役 クラウドサービス部長 森林 正彰コメント
「Cloud-Enabled Managed Hostingにおいて『リーダー』として、実行能力とビジョンの完全性の双方が評価され、大変喜ばしく思います。引き続き、お客さまの経営改革(デジタルトランスフォーメーション)に貢献できる革新的なクラウドソリューションを、アジア太平洋地域をはじめ、グローバルに提供できるよう努めてまいります。」
2.今後の予定
NTT Comは、今後ますます多様化・複雑化していくお客さまシステムの一元管理を目指したシームレスICTソリューションの強化に努めてまいります。具体的には、複数クラウドの柔軟かつ迅速な接続を可能とするSD-Exchangeの提供や、Cloud Management Platformの管理対象の拡大(SD-WANなど)を予定しております。
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*1:ガートナー「Magic Quadrant for Cloud-Enabled Managed Hosting, Asia/Pacific」, To Chee Eng, Kenshi Tazaki, Vincent Fu, Arup Roy 2016 年10月17日
本件に関するお問い合わせ先
2016-R105