2016年11月7日
NTT ComのIoT Platformサービス「IoT Platform Factory パッケージ」のプランを拡充
〜ゼネラル・エレクトリックのIoTデータ収集アプリケーション「GE Historian」と、IoTデータ分析アプリケーション「GE CSense」に対応したプランをラインアップへ追加〜
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、セキュアなIoT*1環境をワンストップで実現する「IoT Platform Factoryパッケージ」へ、ゼネラル・エレクトリック(略称:GE)のIoTデータ収集アプリケーション「GE Historian」と、IoTデータ分析アプリケーション「GE CSense」に対応したプランを新たなラインアップとして追加し、2016年11月7日より、提供開始します。
これにより、お客さまは豊富な実績を持つGEのIoT関連アプリケーションを、NTT Comのセキュアなネットワークやクラウド環境などと組み合わせ、迅速かつ安全に活用することが可能です。
1. 背景
IoTはAIなどと並び、企業がデジタル・トランスフォーメーション*2によって革新を遂げるために欠かせない要素として引き続き注目を集めていますが、このIoT環境を製造業の企業が導入する場合、ネットワーク調達や、データの分析・保管を行うICT環境の構築作業に時間がかかり、迅速かつ容易にIoT環境を導入できない課題があります。また、重要なデータを扱うため、セキュリティ上の課題から二の足を踏んでいる企業がまだまだ多いのも実情です。
2. 概要
今回、NTT Comは、IoTの導入に必要となるデータ収集アプリケーション、データ分析アプリケーション、セキュアネットワーク、プライベートクラウド、産業機器やセンサー類に接続するデバイスをワンストップで提供する「IoT Platform Factory パッケージ」へ、GEのIoT関連アプリケーション「GE Historian」と「GE CSense」に対応したプランを新たなラインアップとして追加します。
【「IoT Platform Factoryパッケージ」概要図】
<クリックして拡大表示>
3. 「IoT Platform Factoryパッケージ」における新プランの特長
(1) データ収集アプリケーション「GE Historian」
産業機器やセンサー類から取得したデータを、NTT Comのクラウド基盤「Enterprise Cloud」上に収集するためのデータベースソフトウェアです。あらかじめさまざまな通信プロトコルに対応しており、一定周期またはイベントをトリガーとして、産業機器やセンサー類から出力されるデータを長期間かつ大量に収集可能です。
(2) データ分析アプリケーション「GE CSense」
産業機器やセンサー類から取得したデータを様々な方法で分析することにより、生産工程の隠れた課題を発見するためのソフトウェアです。上述の「GE Historian」をはじめ、CSVデータ、データベースソフトウェアなどにより、産業機器やセンサー類からデータを取得している場合、そのデータを活用した産業機器の予防保全や製品の品質向上に役立つ知見を得ることが可能です。
4. 「IoT Platform Factory パッケージ」の利用料金
(税抜)
GE Historian プラン*3 |
GE CSense プラン*4 |
Vijeo Citect プラン*5 |
Joy Watcher プラン*6 |
Basic プラン*7 |
||
料金 | 月額費用 | ¥55,254〜 | ¥55,254〜 | ¥34,200〜 | ¥22,450〜 | ¥22,450〜 |
初期費用 | ¥238,400〜 | ¥1,410,900〜 | ¥305,250〜 | ¥644,400〜 | ¥88,400〜 | |
構成 | アプリケーション(ライセンス) | GE Historian (GE) |
GE CSense (GE) |
Vijeo Citect (シュナイダーエレクトリック) |
JoyWatcher (ジェイティ エンジニアリング) |
お客さま 持ち込み |
プライベートクラウド | Enterprise Cloud (NTT Com) - アプリケーションの動作に必要な仮想サーバーリソース(CPU, RAM, HDD) - Windows Server 2008R2 or 2012 ×1ライセンス |
|||||
ネットワーク(VPN)、および 通信デバイス |
Arcstar Universal One モバイル (NTT Com) - LTE(Aterm MR04LN)×1回線 - 3G(MMLink-3G)×1回線 |
5.提供開始日
2016年11月7日 (月)
お申し込みについては、NTT Com営業担当者にご連絡ください。
6. 今後の展開
NTT Comは引き続き、「IoT Platform Factory パッケージ」のアプリケーションラインアップを順次追加予定です。
<参考>
2016年5月9日報道発表:工場群の一括モニタリングや予防保全など製造業におけるIoTをセキュアに実現できる「IoT Platform Factory パッケージ」の提供を開始
http://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2016/20160509.html
2016年10月26日報道発表:「第10回ASPICクラウド・IoTアワード2016」において『総務大臣賞』、『IaaS・PaaS部門総合グランプリ』、『IoT部門プラットフォーム分野グランプリ』を受賞
http://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2016/20161026_2.html
*1: Internet of Thingsの略。センサー技術やワイヤレス通信技術の進化に加え、ビッグデータ解析やAI(人工知能)技術の進展を背景に、世の中に存在する様々なモノに通信機能を持たせネットワークに接続することで、そのモノを通した高度な自動認識や自動制御、遠隔計測などを行う仕組み。
*2: 既存ビジネスの効率化、信頼性・安全性の向上に加え、先進的な技術を積極的に駆使した新たなビジネス創出までを含めた変革のこと。
*3: GE Historian Standard Server 100 Pointsのライセンス料を含みます。
*4: GE CSense Troubleshooter Editionのライセンス料を含みます。
*5: Vijeo Citectのライセンス料を含みます。
*6: JoyWatcherのライセンス料を含みます。
*7: 既にVijeo CitectやJoyWatcherを利用されているお客さま、あるいはその他のアプリケーションを利用されるお客さま向けのパッケージです。
本件に関するお問い合わせ先
2016-R111