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ニュース

2008-R086
平成21年2月19日

「Drive Protector Advance」の提供開始について
~ハードディスクを丸ごと乱数化し強固なセキュリティを提供するPC向けソリューション~

NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)は、PCのハードディスクを丸ごと乱数化し、強固なセキュリティを提供する持ち出しPC向けソリューション「Drive Protector Advance(以下、DPA)」を平成21年2月20日より提供開始します。

DPAは高いセキュリティレベルを実現し、外出先でも安全にPCを利用し、スピーディーな意思決定や、業務の効率化を図ることができます。

1.背景

お客さま先でのプレゼンテーションや設計書の参照など、ビジネスの現場において、どこでもすぐに業務を行うことが非常に重要になっています。しかし、業務に必要なPCを社外に持ち出すと紛失や盗難による情報漏えいの原因にもなりかねません。このため、多くの企業でPCの社外持ち出しを禁止するという対策が行われており、業務効率の低下にもつながることが見られます。

本サービスは、情報漏えいのリスク回避と業務効率化のためのPCの安全な持ち出しを同時に実現します。

2.サービスの特長 (別紙1参照)

本サービスは、お客さま先での金融商品の紹介・シミュレーション、建設現場でのお客さまや関係業者との設計図面の共有など様々なビジネスシーンでの利用が可能です。

(1)PCを盗難・紛失しても、情報が漏れる心配がありません。

PCのハードディスクをNTT Comが開発した独自のアルゴリズムにより丸ごと乱数化し、PCと専用のUSBメモリーに保存します*1。PCと専用USBメモリーにはそれぞれ乱数データしか存在していないため、どちらか一方が紛失したり盗まれたりしても、情報が漏えいすることはありません。

さらに、乱数化アルゴリズムはシンプルな計算式のため、乱数化・復元の処理は従来の暗号化技術と比較して高速です。

(2)特別な操作が不要で、簡単に利用できます。

USBメモリーをPCに直接、着脱するだけで、乱数化や復元を自動的に行います。また、乱数化はハードディスク丸ごとのため、乱数化を忘れて持ち出したり、乱数化すべきファイルの選定を誤ったりするトラブルは発生しません。

(3)必要なPC台数を購入するだけで、即導入・利用可能です。

DPAはサーバーが不要なため、システム構築が必要なソリューションと比較して、導入コストを安価に抑えることができます。また、導入後の運用コストも最小限に留めることができ、システム運用の手間も省けます。

3.提供開始日

平成21年2月20日

4.提供価格(税込)

27万円程度/台

上記料金にはPC(DPA専用ソフトウエア含む)、USBメモリー、付属品、保守・サポートを含みます (別紙2参照)。
構成により変わりますので、詳細は下記お問い合わせ先までご連絡ください。

5.今後の展開

利用可能なPCの機種、OSの拡大とともに、さらなるセキュリティ強化のためのICカード、指紋認証に順次対応していきます。

*1 NTT Comが開発した独自の乱数化アルゴリズムで、データを2つの乱数に変換したうえでパソコンとUSBメモリーといった2つの記憶媒体に別々に保持する技術です。既存の暗号鍵を利用した暗号化技術は膨大な時間をかければ解読することもできます(計算量的安全性)が、この技術においては、2つの乱数情報がそろわない限り、時間をかけても解読はできません(情報量的な安全性)。

本技術については、現在特許を申請中です。

<本件に関するお問い合わせ先>
Drive Protector Advanceホームページ
http://www.ntt.com/iccard/data/service_ser14.html




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