2014年4月22日
インド最大規模の「インド ムンバイ 5 データセンター」を空港至近に建設開始
~ムンバイのサーバールーム提供面積を2倍以上に拡大~
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、データセンター関連サービスを提供しているグループ会社Netmagic Solutions Private Limited(ネットマジック・ソリューションズ社、略称:Netmagic社)を通じて、約100億円を投じ、インドにおいて9番目となる「インド ムンバイ 5 データセンター」の建設を開始します。
本データセンターは、インド経済の中心拠点であるムンバイに位置し、インド最大規模のサーバールーム面積約7,400m2(2,500ラック相当)を2015年度第2四半期より提供開始予定です。
NTT Comは、2015年度のクラウド/データセンター事業の収益を、2012年度実績の2倍以上の2,000億円以上にする計画のもと、アジアNo. 1のデータセンター事業者として、先進のサービスをグローバルに拡充していきます。
1.背景
近年、企業のシステムアウトソーシング需要の高まりを受けて、インドのデータセンター市場は年率15%以上の成長が見込まれています。金融機関、グローバル企業などの本社が集積しているインド最大の都市であるムンバイは、経済活動の中心地であるだけでなく、年間を通じ、インド国内において比較的停電が少ないという電力事情から、データセンターサービスの需要が激増しています。NTT Comは、Netmagic社を通じてインドのデータセンターサービスを提供しており、現在バンガロール、ムンバイ、デリー(ノイダ)、チェンナイに8つのデータセンターを展開していますが、お客さまのさらなるご要望にお応えするため、ムンバイに新たなデータセンターの建設を開始します。
(別紙1)「インド ムンバイ 5 データセンター」の外観イメージ
(別紙2)インドおよびアジア圏におけるNTT Comの主要なデータセンター拠点
2.概要・特長
ムンバイ国際空港から車で約15分の利便性の高いエリアに、Netmagic社のデータセンター中では最大の規模を誇る地上8階/地下2階建ての専用ビルを建設し、Nexcenter*1ブランドの下、「高品質」「低コスト」「柔軟性」を統合した次世代データセンターサービスの需要に応えていきます。
今後、NTT Comは本データセンターを、インドにおけるクラウドサービスの中核拠点としても活用していきます。
(1) 抜群の電力安定性を備えたデータセンター
本データセンターは、NTT Comが定める300項目以上のグローバル統一設備・運用基準に準拠し、電力・空調・通信設備の冗長化やセキュリティの充実などにより、インドにおいて最高レベルの信頼性やSLAを備えたサービスを提供します。
インド国内は一般的に電力供給が不安定で、停電も多い中で、ムンバイは群を抜いて電力供給が安定していることから、ミッション・クリティカルな金融機関や企業のデータセンターとして最適です。
(2) 業務アウトソーシング拠点を低コストで実現
インド国内経済の中心地であるムンバイは、比較的自然災害が少なく、治安も良好であることに加え、アジアの中でも人件費、電力コストなどが安価なため、本データセンターを活用することにより、お客さまは、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)先の拠点構築を低コストで実現することができます。
(3) 国際認証に準拠した安全かつ柔軟な運用サービス
ITシステム運用管理の包括的ガイドラインであるITIL*2に基づき、ISO 27001、 ISO 9001、 ISO 20000-1などの国際認証や、SAPやCisco認定を取得した先進の運用体制で、オンサイトスタッフによる各種マネージドサービスや、リモートハンドサービスなど、安全かつ柔軟な運用サービスを提供します。
(参考)Netmagic社について
Netmagic社(本社:インド ムンバイ、CEO:Sharad Sanghi)は現在従業員約700名以上を擁し、1998年の会社設立以降16年間にわたり、インドでコロケーションサービスやクラウドサービスを提供する、インドにおける業界のパイオニアです。1,200以上の企業に対する高品質サービスの提供実績があります。
関連リンク
*1:データセンターサービス ブランド「Nexcenter™」
グローバル品質でフルサポート、先進のデータセンターサービスで、お客さまのビジネスを加速します。
*2:Information Technology Infrastructure Libraryの略。ICTサービスの運用・管理におけるベストプラクティス、ノウハウをまとめた書籍群。英国規格であるBS 15000のベースとなっており、業界標準として認知されている。