2015年5月19日
OpenStack Foundation Corporate Sponsorに加盟
~OpenStackエコシステムへのコントリビュート活動を通じて、
「Bizホスティング Cloudn」や「次世代クラウド基盤」などを強化~
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、2015年5月より、IaaS*1基盤を統合的に管理するオープンソースソフトウェアであるOpenStackの展開やエコシステムの中心的な役割を担う非営利団体「OpenStack Foundation」のCorporate Sponsorに加盟します。
本加盟により、NTT Comはオープンソースのクラウド技術発展に貢献するとともに、OpenStackに関する技術ノウハウを蓄積して自社のサービス開発力を強化し、グローバルにおいて、より柔軟で信頼性の高いクラウドサービスを提供していきます。
1.背景
企業のお客さまがシステム更改時に優先的にクラウドサービスの採用を検討するクラウドファーストの流れに伴い、クラウドサービス事業者はお客さまのニーズに合ったクラウド環境を低コストかつ迅速に提供することが求められており、OpenStackに代表されるオープンソースのIaaS基盤ソフトウェアの採用が増加しています。
NTT Comは2015年2月、日本におけるOpenStackの普及推進のためのコミュニティである「日本OpenStackユーザ会」の賛同企業として加盟し、同年3月には「OpenStack Foundation」とCorporate Contributor License Agreement (CCLA)を締結し、コントリビュート活動を開始しています。
2.概要
NTT ComはOpenStackなどを採用したパブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn」を提供していますが、OpenStackに関する技術開発力やプロモーション活動の強化、クラウドサービスの更なる品質向上に向けて、2015年5月より、「OpenStack Foundation」のCorporate Sponsorに加盟します。
今後、OpenStack エコシステムでのコントリビュート活動を通じて、グローバルにおけるクラウドサービスの更なる強化・拡充を進めていきます。
3.今後の展開
NTT Comでは現在開発を進めている「次世代クラウド基盤」*2において、OpenStackに関する技術ノウハウも取り入れていきます。また、「OpenStack Foundation」への仕様提案活動などのコントリビュート活動を加速していくとともに、OpenStackの普及・推進にも努めて参ります。
関連リンク
*1:Infrastructure as a Service の略。サーバー、CPU、ストレージなどのインフラをサービスとして提供すること。
*2:次世代クラウド基盤では、専有型(Hosted Private Cloud/ベアメタル)と共有型(Public Cloud)のクラウドサービスを組み合わせて提供予定です。また、他社のクラウドサービスも含めて管理可能なポータルサイトおよび豊富なAPIの提供も予定しています。