NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、大容量ファイルやフォルダ(以下、大容量データ)を安全・確実に送り届けるセキュアファイル転送システム「V-Pack」に、新たなセキュリティ強化機能として「高速かつ強固なファイル暗号化」「送受信宛先の制限機能」「送受信の履歴閲覧機能」を提供します。
これにより、多数の取引会社に機密情報や大容量データをインターネットなどの環境においても簡単かつセキュアに送信することができます。
(1) | Camellia(*1)による高速かつ強固なファイル暗号化(盗聴、改ざんの防止) | 【新規追加】 |
(2) | 管理者による送受信宛先の制限機能(情報の不正流出と誤送信の防止) | 【新規追加】 |
(3) | 管理者による送受信の履歴閲覧機能(トレーサビリティ) | 【新規追加】 |
(4) | 最大100GBまでのファイル送信機能(大容量ファイル送信) | |
(5) | 通信プロトコルにHTTPSを採用し、SSLにて通信経路を暗号化(既存のインターネット接続環境で利用可能) | |
(6) | E-mailソフトの様な簡易な操作性と利用シーンに合わせて選べる多言語対応のユーザインターフェース(専用ソフトウェア型、Webブラウザ型:日本語、英語に対応) (*2) | |
(7) | 外部システムと連携し、ファイル送信処理の自動化を実現するコマンド型インタフェース (*2) |
*1 |
Camellia(カメリア):http://info.isl.ntt.co.jp/crypt/camellia/intro.html NTTと三菱電機が共同で2000年に開発した共通鍵ブロック暗号技術です。 高い安全性を確保しながら、効率性と実用性にも優れています。 V-Packでは128~256bitまでの鍵長をサポートしています。 |
*2 | Webブラウザ型とコマンド型には一部機能が実装されておりません。 |
※赤字は新規追加機能 |
「V-Pack」では、通信経路の暗号化として「SSL(128bit)」を、ファイルの暗号化として「Camellia(最大256bit)」を採用しています。ファイル暗号化には共通鍵暗号化方式と公開鍵暗号化方式を組み合せたハイブリッド方式を、また共通鍵には世界最高水準(*1)の暗号化技術である「Camellia」を採用し,ファイルを保護します。
*1 | ISO/IEC国際標準暗号、欧州連合推奨暗号(NESSIE)、IETF標準暗号等多くの国際標準暗号・推奨暗号に認定) |
管理者がユーザーのグループ設定を行い、グループ参加ユーザーの送受信許可設定をする機能です。これにより、設定外ユーザーへの送受信を防ぐことができます。
(3)送受信の履歴閲覧機能管理者が登録ユーザーの送受信履歴を確認(ユーザーごと・日時ごと)することができる機能です。
お客さまの運用形態に応じ個別に構築します。(個別お見積り)
また、NTTComが運営するデータセンターでのサーバホスティングやお試し利用プランも提案します。