かつて世界一を誇った日本の漁獲量は1982年をピークに減少傾向が続いています。農林水産省の漁業産出額では、2022年は1兆4372億円とピークの半分近くになっています。 天然資源の枯渇、高水温化、漁業就業者の減少など、日本の水産業は構造的な課題を抱えています。この課題解決として期待されているのが陸上養殖。漁業権が不要なため、多くの企業が参入しています。陸上養殖を起点に「シビックプライドが醸成され、経済的にも、自然環境的にも豊かに暮らし続けられる」地域づくりをめざしています。