5G NTT docomo ビジネス×ドコモ5G

1. 【目的】遠隔地を結ぶ質の高い美術鑑賞の実施

山口県とドコモでは、遠隔地の子ども達など、県内外に山口県が誇る文化芸術の魅力を広く伝えるため、距離や時間の制限に捉われない新しい美術鑑賞へのアプローチとして、「雪舟生誕600年」を記念した文化振興イベント開催しました。

山口県立美術館、宇部市立二俣瀬小学校、周防大島町立沖浦小学校の3か所を5G通信により遠隔で接続し、高精細な映像のリアルタイム配信により大型モニターで鑑賞する「対話型」の美術授業として美術館にいる学芸員からリアルタイムで作品の説明を聞いて、質問ができるといった内容でした。

コロナ禍で、課外授業を行うことが難しい中、5Gネットワークを構築し、離れた拠点空間をリアルタイムで繋ぎ新たな授業体験を創出する鍵となったのが「キャリー5G®」です。
同時に空間共有ソリューション(Smooth Space)も活用しました。

2. 【技術的背景】3つの会場を5Gネットワークで繋ぐ

「キャリー5G®」は可搬型基地局です。お客さまのご要望に合わせた場所で5Gエリアを作ることができます。持ち運び可能な基地局になるので期間限定のご利用が可能です。
さらに屋内外問わず設置することが可能です。

電波が人体に与える影響や地震発生時の安全面を考慮し、「キャリー5G®」の周りには囲いを設置しました。映像伝送で繋ぐ美術館は5GのWi-Fiルーターを設置し、沖浦小学校とは光回線で繋いでイベントを行いました。

3つの会場を5Gネットワークで繋ぐ

3. 【企業/学校評価】新たな授業の形を体験

3つの会場を結んでのイベント開催でありながら、リアルタイムで高精細映像配信を可能にしたのは5Gネットワークによる伝送技術です。

参加者の声や表情はリアルタイムで共有され、目の前で話をしているのと変わらないレスポンスで授業ができ、コロナ禍でも子どもたちは文化財と最新技術が融合した貴重な体験ができました。

3拠点を5G通信で繋いだ美術の授業の実施は全国で初の試みでしたが参加者や関係者の反応もポジティブなものになりました。

4. 【将来展望】5Gネットワークを利用したリアルタイム映像伝送

5Gネットワークの先進技術は今回のイベントの実現だけでなく、場所に関係なく実現が可能なため、今後のイベントの可能性も生み出しました。
このイベントは新聞やテレビなどで報道され、話題を呼びました。

5Gネットワークを使った高速・大容量のリアルタイム映像伝送技術は、各種イベントだけでなく実証実験などの様々なシーンでの活用がされおり、生産現場などでは日々の業務効率化でも活躍が期待されています。

5. 導入ソリューション/導入検討資料ダウンロード

導入については、営業担当者までお問い合わせください。
営業担当がいない場合はお問い合わせフォームよりお問い合わせください。


お問い合わせ

メールでのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

ドコモビジネスコンタクトセンター

0120-003300

受付時間:9:00~17:00
(土・日・祝日・年末年始を除く)