―Player!にはどんな特徴がありますか。
犬飼氏:Player!は、リアルタイムで試合情報をどこにいてもキャッチできるスマホアプリです。試合時はライブチャットで仲間とシェアすることもできます。スタジアムでもTVでもない、スポーツ観戦の新しい選択肢として2015年にリリースしたサービスです。
現在は全47競技を扱っており、年間約2万試合を配信しています。配信では試合の途中経過や結果だけでなく、リアルタイムのゲームデータだけではなく、選手の情報やスタッツデータなども配信しています。
また、Player!は、チームや団体のファンコミュニケーションツールとしても活用することができます。Player!の管理画面から、試合情報を簡単に発信することができますし、試合結果の速報記事を外部ニュースメディアに拡散することもできます。また、SNSと連携して試合情報をシェアすることで、OB・OGをはじめとした既存ファンからライトファンまで、幅広い層へのリーチを可能するだけでなく、新規ファン獲得施策の一環としても役立てられます。
―ファンはもちろん、スポーツ競技団体にとっても有用なPlayer!ですが、どのように利用者を増やしていったのでしょうか。
犬飼氏:SNSを通じて口コミで広がっていったことが大きな要因になっています。
広報ツールとしてPlayer!を使っていただける競技団体が徐々に増え、次第にファンと競技をエンゲージするサービスとして認識されるようになっていきました。
Player!のサービスを提供するにあたり、競技団体との密なコミュニケーションは欠かせません。Player!を機能強化する際にも、ファンだけでなく競技団体とも向き合い、その声を大事にしています。