オンプレミスからのスムーズなクラウド移行
SDPFクラウド(旧Enterprise Cloud)の活用事例
お客さまの所有するオンプレミスにある物理サーバ―やプライベートクラウド環境をSDPFクラウド(旧Enterprise Cloud)上に移行・構築し、最適なクラウド環境を実現します。
SDPFクラウド(旧Enterprise Cloud)では、基幹系を中心としたオンプレミスシステムのクラウド移行に適した「専有型のHosted Private Cloud」を、オンデマンドで従量課金に対応したベアメタルサーバーと、vSphere/Hyper-V対応のマルチハイパーバイザーで提供しており、お客さまは、柔軟、セキュアにスムーズなクラウド移行が実現できます。お客さまはオンプレミス環境に係わる運用業務から解放され、コアビジネスに集中することができます。
お客さま課題
- EOLに伴うサーバーを更改したい。
- アプリケーションの更改は別途予定。
- クラウド化によりコストダウンを図りたい。
- 現状の品質は維持したい。
導入効果
- 基幹系システム郡を最小限の変更でクラウド化。
(物理サーバーライセンスもそのまま利用可能) - ベアメタルにより必要な品質を確保。
- サーバー資産管理から解放。
- ハードウェアのライフサイクルからの解放。
ビジネスの要求に合わせたシステム変更が可能
クラウドへ移行するメリット
クラウドサービスのメリットとして、オンプレミスとは違い初期費用やサーバーなどの
機器調達コストがかかりません。
サーバーなどの機器を資産として所有する必要がないうえ、運用・管理するために必要な電気代や
空調設備といったランニングコストも必要ありません。毎月利用した分のみ費用が発生し、
必要なときに必要なサーバー台数を利用できる点が大きなメリットです。
また、地震などが発生すると社内で管理しているサーバー機器の破損やデータ消失といった懸念が拭えませんが、
クラウドサービスは高信頼で安全性の高いデータセンターに設置されており、
構成によっては事業への影響をなくしたり、最小限に抑えることも可能です。
事業戦略やビジネスの状況にあわせて、ICT環境を最適化し利用できることが
クラウドの最大のメリットといえるでしょう。
移行時に検討すべき課題
移行作業を確認する前に、事業者選びも重要です。事業者を比較検討する際には、
少なくとも3つのポイントを確認しておくことをお勧めします。
- 1.容易な移行
- 2.ロケーション
- 3.現行システムの再現性
「容易な移行」と「ロケーション」は重要な確認ポイントです。仮に数テラバイトのファイルサーバーをクラウド事業者に預ける場合、ネットワークでデータを転送すると数週間かかることもありますが、ストレージなどを事業者のもとに持ち込むといった方法もあります。持ち込みを認めない事業者もありますので、データの移行方法とあわせてロケーションも非常に重要になりますので事前に確認が必要です。また、移行にはネットワークのコストが膨大にかかるケースもありますので、運用コストのみならず、事前に移行費を含む初期費用も確認すべきです。
続いて「現行システムの再現性」です。つまり、サーバーのIPアドレス設計を変えずに持ち込めるかについて確認します。もしサーバーのIPアドレスを変更することになれば、変更作業やテストに相当の工数が発生するので注意が必要です。とくに最近のアプリケーションは複数サーバー間の通信があたりまえになっているため想像以上にコストがかかる可能性もあります。場合によっては社外にも大きな影響が及ぶため、できるなら同じIPアドレスを利用できる事業者を選ぶほうがいいでしょう。
このようにデータ移行ひとつとってもさまざまな留意点があります。スムーズにプロジェクトを進行するためには事前のチェックをきちんと行い、なにを、どのような手順で実行するかを明確化することがとても大切になります。