常時SSLとは、運営するWebサイトの「すべてのページを暗号化」するセキュリティ手法です。従来は、個人情報などの重要な情報をやり取りするページで部分的にSSLが用いられてきましたが、これをWebサイト全体に広げることにより、Webサイト全体の信頼性と安全性を高めることができます。
部分的にSSL化されたサイト
特定のページのみ暗号化
常時SSLのサイト
すべてのページを暗号化
メリット
1
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Webサイト全体の信頼性・安全性の向上
近年、飲食店など、公共スペースに設置された無料のWi-Fi環境でインターネットを利用することが多くなっています。誰でも利用できて便利な反面、安全性は低くなるため、第三者による盗聴(盗み見)などの被害にあうリスクが高まります。
すべてのページを暗号化する常時SSLでは、特定のページのみで暗号化する場合よりも安全な通信を実現。セキュリティリスクを回避してサイトの信頼性を向上できます。
すべてのページを暗号化する常時SSLでは、特定のページのみで暗号化する場合よりも安全な通信を実現。セキュリティリスクを回避してサイトの信頼性を向上できます。
メリット
2
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利用者に安心感を与えられる
企業サイトであれば、組織の実在性を証明できるSSL証明書(企業認証型SSL証明書またはEV SSL証明書)で常時SSL化することが一般的です。
最も信頼性が高く、厳格な審査により発行される「EV SSL証明書」で常時SSL化すると、利用者がどのページにアクセスしても証明書の簡易ビューアで運営組織名などの発行先情報が表示され、EV証明書だと識別できるため本物のサイトであることがでわかり、安心感が違います。
最も信頼性が高く、厳格な審査により発行される「EV SSL証明書」で常時SSL化すると、利用者がどのページにアクセスしても証明書の簡易ビューアで運営組織名などの発行先情報が表示され、EV証明書だと識別できるため本物のサイトであることがでわかり、安心感が違います。
メリット
3
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ブラウザー表示変更への早期対応に
Webブラウザー国内シェア1位のGoogle Chromeでは、近年、急速にセキュリティが強化されています。Googleは「HTTP=安全でない」とする姿勢を示しており、2018年7月リリースのGoogle Chrome 68から、「http://」で始まるすべてのHTTPサイトで「保護されていない通信」と警告が表示されるようになりました。
さらに、2018年10月リリースのGoogle Chrome 70からは、入力欄のあるHTTPサイトで文字を入力すると、アドレスバーに赤い警告が表示されるようになっています。
利用者に不安を与えないためにも、早期のSSL対応が必要となっています。
さらに、2018年10月リリースのGoogle Chrome 70からは、入力欄のあるHTTPサイトで文字を入力すると、アドレスバーに赤い警告が表示されるようになっています。
利用者に不安を与えないためにも、早期のSSL対応が必要となっています。
メリット
4
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検索ランキング優遇の可能性
2014年8月、Googleはウェブマスター向け公式ブログで「HTTPSをランキング シグナルに使用します」と発表しました。これは「SSL対応サイトをより安全とみなし、検索結果の表示順でもSSL対応ページをより評価する」という方針を示したものです。
現状、SSL対応をしたからといって検索結果で上位表示が見込めるわけではありません。しかし、Googleは「長い期間をかけて強化していく」としており、常時SSLにより、すべてのページでSEO上のメリットを享受できる可能性があります。
現状、SSL対応をしたからといって検索結果で上位表示が見込めるわけではありません。しかし、Googleは「長い期間をかけて強化していく」としており、常時SSLにより、すべてのページでSEO上のメリットを享受できる可能性があります。
インターネット全体に占めるHTTPS通信の割合は、すでに66%(2018年7月時点)にまで達しており、今後もこの傾向は続く見通しです。特に企業サイトでは「常時SSL化」と「組織の実在性を証明できるSSL証明書の導入」が不可欠となっていくと考えられます。
すでに公開中のWebサイトを常時SSLに変更する場合、課題となるのは「http」から「https」へのURL変更です。URL変更に伴う各種設定(URL記載変更や、従来のページから新しいページへの301リダイレクトなど)が必要となりますので、準備を整えてから常時SSLに変更されることをおすすめします。
すでに公開中のWebサイトを常時SSLに変更する場合、課題となるのは「http」から「https」へのURL変更です。URL変更に伴う各種設定(URL記載変更や、従来のページから新しいページへの301リダイレクトなど)が必要となりますので、準備を整えてから常時SSLに変更されることをおすすめします。
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