2023年7月24日

【次世代の働き方。ワークインライフ】第1回~居住地にとらわれずに働く~
地元北海道にUターンし活躍中の佐竹 俊介さん

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)には、その人らしい働き方の実現をサポートするさまざまな人事制度があります。「次世代の働き方。ワークインライフ」では、制度を活用して生き生きと働く人たちをご紹介。制度活用のリアルや、キャリアへの影響をお話いただきます。

第1回でご紹介するのは、働く場所の自由度を高める制度(制度名:リモートスタンダード)を利用した「居住地にとらわれない働き方」。2022年に東京から地元の北海道に住まいを移した、デジタル改革推進部 データドリブンマネジメント推進部門(以下、DDM)の佐竹俊介さんにお話を伺いました。

働く場所の自由度を高める制度とは

2022年7月に開始。勤務場所をオフィスではなく「社員の自宅」とし、居住地を選ばずに日本全国どこからでも働ける制度です。(海外は除く)

働く場所、住む場所の自由化により、単身赴任の解消などさまざまな効果を生みだしています。開始から1年が経った2023年7月現在、オフィスと離れた場所に居住しながら活躍するNTT Com社員は140人を超えました。

※お客さま対応など業務上の必要性により、これまで通りオフィスへの通勤圏内に居住し業務を行う組織(オフィスベース)もございます。

いずれは地元の北海道に。新たな制度の導入でかなった夢

――現在の働き方や制度の利用方法を教えてください。

佐竹 俊介さん

2021年2月に中途入社し、DDMにてデータ利活用支援のプロジェクトマネジメントや、BIツールの導入・活用サポートなどを担当しています。新たな制度の利用を開始したのは2022年8月。それまで住んでいた東京から、生まれ育った北海道に引っ越しました。

現在は、ほぼ100%北海道の自宅からリモートで業務に従事しています。数カ月に1回本社への出社や、東京への出張が発生することがあります。北海道から東京への移動と聞くと大変なイメージがあるかもしれません。しかし、今住んでいる家は新千歳空港までのアクセスが良いため、感覚的には東京→大阪くらいの気分です。

――北海道への移住を決意したきっかけは何だったのでしょうか?

中途入社した当時からDDMではリモートワークが基本となっていました。制度が開始されるまでの約1年半で出社したのは2、3回だけ。周囲のメンバーも同じ状況でしたし、業務を進める上で支障を感じることはありませんでした。すると、次第に東京圏に住む必要性を感じなくなっていったんです。

それまでも、いずれは地元の北海道で暮らしたいと頭の片隅では考えていました。家族も北海道に住んでいますし、風土や環境がより自分に適しているからです。制度が導入されて居住地制限が無くなったのを機に移住を決めました。

北海道支社の案件をサポートする機会も!

――キャリアや人生にどのような影響がありましたか?

北海道に住んでいることがきっかけで北海道支社の案件に関わる機会をいただくなど、業務の幅が広がりました。地元に貢献できるように頑張りたいと思っています。

スノーボードを楽しむ佐竹さん

生活面では、夏でもクーラーいらずの気候で快適に過ごせています。冬場の雪かきは大変ですが、リモートワークの運動不足解消になると前向きに捉えるようにしています。家から15分くらいのところに小さいスキー場があって、業務後に軽く滑りに行くこともできるので、北海道の冬も私にとっては悪くないです。

実家との距離は車で小1時間ほどです。東京にいたころは年1回程度しか帰省できなかったのですが、今では気が向いた時に帰れるように。これからは今まで以上に親孝行していきたいと思っています。


真冬は1日に何回も雪かきする日もあります

水質日本一と評価されたこともある「支笏湖(しこつこ)」は家から車で40分

――北海道で働くことについて上司やメンバーからはどのような反応がありましたか?

移住したいと伝えた時は多少驚かれたかもしれません。制度の開始直後でしたし、遠隔地で勤務するのはDDMでも初の事例でした。手続き関係をスムーズに調整していただいた当時の上司や総務担当者には感謝しています。

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佐竹さんと一緒に働くDDMの皆さんからコメントを頂きました。

金児 裕美さん(佐竹さんの上司)コメント

最初に聞いた時には「何かあってもすぐ対面で会えない」という抽象的な不安が頭をよぎりましたが、「何かって何だろう?」と考えるとどれもオンラインで解決できることばかりでした。

実際、ほとんどの業務がリモートワークで完結するので、遠隔地だからという理由で苦労した点は特に思い当たりません。

北海道支社の皆さまから「いざとなったら対面で打ち合わせできる」「お客さまへの提案同行もサポートしてもらえる」という安心感からか、多くのご相談をいただくようになり、デジ改として貢献できる業務の幅も広がりました。 また、初対面の方との打ち合わせの時に「北海道情報」がアイスブレイクの話題となり、コミュニケーション活性化にも役立っています。

小林 久子さん(佐竹さんのチームメンバー)コメント

距離は離れていても、佐竹さんのように遠隔地で働くメンバーがいる地域のニュースは気にしていますし「働きやすい場所は人それぞれ」という多様性の認識が広がりました。

私も2022年2月に異動してきました。当初、ちょっと聞きたいことがあっても、リモート下では誰に聞けば良いのかわからず、遠慮もあって自分で調べようと頑張ったりしていました。しかし、上長がメンバーのコミュニケーションに配慮し、1on1やさまざまなミーティングを設定してくれたので、職場になじむことができ、遠隔地のメンバーがいるチームでもスムーズに仕事を進められています。

オフィスと離れたからこそ、新しいつながりもできた

――物理的な距離がある中、スムーズに仕事を進めるために心がけていることは何ですか?

チームミーティングの様子

DDMの他のメンバーも、私と同じようにリモートワーク中心です。北海道に住んでいるからといって何か特別なサポートをいただいたり、気を使ったりというより、お互いにサポートしながら業務を行っています。


――働く場所の自由度を高める制度を利用してオフィスと離れた場所で働くことを検討している方へメッセージをお願いします。

地元へのUターンではない限り、お試しでその地方で暮らしてみることをおすすめします。それも快適な季節ではなく、北海道なら真冬など一番厳しい季節に。朝・昼・晩に雪かきして、翌朝もまた雪かき、のような経験をした上で、その土地で暮らしていけるか評価していただいたほうが失敗は少ないかなと思います。

たびたび出社や出張の予定がある人は、空港やターミナル駅へのアクセスが良いところに住むのもおすすめです。私も新千歳空港の近くに住んで正解だったと感じています。

周りのメンバーもリモート中心であることは大きいですが、遠隔地勤務となった今も以前とほぼ変わらずに不自由なく働けていると実感しています。むしろ、支社との協力など、新しいつながりもできました。置かれている状況によって難易度は異なると思いますが、制度の利用を検討している方は、周りの方に相談してみるなど、まず一歩踏み出してはいかがでしょうか。

社員メッセンジャー

NTTコミュニケーションズデジタル改革推進部 データドリブンマネジメント推進部門

佐竹 俊介

デジタル改革推進部 データドリブンマネジメント推進部門では、社内向けのデータマネジメント基盤の整備やデータ利活用の推進支援、データサイエンティスト人材育成施策などを実施しています。社内のデータを収集・蓄積・分析支援することで、各部門での業務課題の解決・改善をサポートしています。

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