2019年4月でWindows 10の差分更新ファイルが廃止へ。通信負荷の影響と対策

急に会社のインターネットの速度が遅くなってしまった、詰まっているように感じるなどの問題が発生していませんか。Windows Updateの仕組みの変化が原因の1つかもしれません。Windows 10では、アップデート時に過去との差分のファイルだけをダウンロードする形式ではなく、累積的なファイルをダウンロードする仕組みになっています。これによって通信に負荷がでるようになっています。

差分更新プログラムの提供が2019年4月9日で終了

Windows 10 のバージョン1607, 1703, 1709, 1803においてデルタアップデートが提供されていましたが、2019年4月9日を最後に提供が終了されました。
これによってフルアップデートが採用されることになりました。
フルアップデートは、前回の機能アップデート以降に変更された必要なコンポーネントとファイルがすべて含まれています。最新の累積更新プログラム(LCU latest cumulative update)と呼ばれるものです。サイズは1Gを少し越える程度です。
デルタアップデートは、最新の品質更新プログラムで変更されたコンポーネントのファイルすべてが含まれます。差分更新は、デバイスに以前の月の更新プログラムがすでにインストールされている場合にのみインストールされます。特定のファイルだけではなく、変更されたコンポーネントがすべて含まれます。結果として、高速アップデートよりもファイルサイズは大きくなり、300―500MB程度となります。
フルアップデートは累積更新プログラム、デルタアップデートは差分更新プログラムです。

差分更新プログラムが終了するとどうなる?

差分更新プログラムが終了することで、毎月のアップデート時にダウンロードするファイルの容量が大きくなることが想定されます。実際に、Windows 10バージョン1607以降において、毎月の累積更新プログラムのサイズは大きくなり続けています。
差分更新ファイルの提供が終了する2019年5月以降は1GBを越えるパッケージを毎月ダウンロードしなくてはいけません。Windows Server 2016のWindowsアップデートにはダウンロード、インストール、再起動などに時間がかかるようになってしまいました。
多数のデバイスでWindows Updateを取り扱う事業所の場合、ファイルのダウンロードが通信に負荷を与えてしまい、インターネットが遅く感じるようになってしまうことがあります。同じインターネット環境を利用しているパソコンの台数が多ければ多いほどこの問題は発生することになります。
少しでも通信への負荷を軽減するための措置として、Windows 10では、P2P(ピアツーピア)を用いた配信の最適化(Delivery Optimization)機能が利用できます。ほかのPCにキャッシュされているデータを使い、サイトからダウンロードせずに更新できます。つまり、ローカルネットワーク内に限定することで、インターネット回線の使用帯域を節約することができます。まずは配信の最適化の機能を試してみてください。

アップデート通信を識別しトラフィックを完全に分離。
さらに収容設計の大容量化。

利用しているインターネット回線の帯域設計を変更することで通信速度が遅くなるのを防ぐことができます。帯域幅が不十分だと、Windowsアップデートのときに、最新ファイルのダウンロードだけで帯域幅を圧迫してしまい、それがインターネットが遅くなる原因となるのです。

■ 収容設計の大容量化

OCN光「フレッツ」IPoEワイドプランであれば、従来のOCN PPPoE方式サービスから6倍の帯域設計になっており、通信の混雑を緩和して、職場でより快適なインターネット利用環境を実現できます。

■ Windowsアップデートの通信を識別して、トラフィックを完全に分離

ただ帯域を拡大するだけでは、それ以上のトラフィック量になったときには、結局通信は遅くなってしまいます。そこで、OCN光「フレッツ」IPoEワイドプランでは、Windowsアップデートによる通信を識別して、トラフィックを完全に分離します。Windowsアップデートの通信を判別して、帯域の制御が自動で行われますので、アップデートが実行中でもほかの通信に支障をきたすことがなく仕事を進められます。

まとめ

Windowsアップデートの毎月のファイル容量は今後も大きくなり続けていくことが予想されます。毎月1回更新ファイルのダウンロードをする日にインターネット回線が遅くなるということが繰り返されると、業務効率に悪影響が出てしまうかもしれません。回線の見直しを含めて対策方法を検討されてみてはいかがでしょうか。

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