2014年10月15日
アプリでのIP電話サービス利用を可能にする
「050 VoIP SDK」を公開、パートナーを募集
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、IP電話サービスと連携したスマートフォンアプリ(以下、アプリ)を簡単に開発できる「050 VoIP SDK*1」を2014年10月15日より提供開始します。
1.サービス概要
「050 VoIP SDK」は、IP電話の発着信プログラムのライブラリ*2と併せて、アプリ開発者用ドキュメントやソースコード付きのサンプルアプリなどを提供するもので、任意のアプリ(iOS/Android対応)へ発着信機能を実装 [別紙1参照] することが可能です。
様々なアプリとIP電話サービスを組み合わせることができるため、アプリ開発・提供パートナーによる新たなビジネス機会の創出や、既存アプリの利便性向上を実現します。例として、モバイルECアプリへの組み込みや、ビジネスパーソン向けの業務アプリへの組み込みが挙げられます。[別紙2参照]
2.提供内容 [別紙3参照]
名称 | 内容 |
ライブラリ | 050発着信プログラム |
サンプルアプリ | 上記ライブラリが組み込まれたUIを含むアプリ(ソースコード付き) |
ドキュメント | 各種マニュアル |
3.提供機能
サービス機能 | 内容 |
発信・着信 | 発信:一般加入電話、携帯電話、PHS、国際電話への発信 *3 着信:NTT Comが提供する050 IP電話番号への着信 |
迷惑電話お断り・ 非通知着信拒否 |
指定した番号からの着信を拒否 |
留守番電話 | 保存日数:10日間、保存件数:20件 |
国際電話発信規制 | 国際電話の発信を制限(意図しない高額通話を防ぐことが可能) |
4.対応OS
・iOS :7.0以降(8.0.2対応済み)
・Android:4.1以降
5.提供開始日
2014年10月15日(水)
6.アプリ開発・提供パートナー向け説明会について
2014年9月11日に、アプリ開発・提供パートナー向けの説明会を実施しました。業種・業態を問わず多くのお客さまにご参加いただき、説明会後のアンケートでは8割のお客さまから「050 VoIP SDKを導入したい」とのお声をいただきました。
現在、事前のパートナー募集*4に応募いただいた複数社と、「050 VoIP SDK」を使った050発着信プログラムの導入に向けた検討を進めています。グループウェアサービスやお客さまサポートサービスとの連携など、様々なアプリへの組み込みを想定した開発プロジェクトが進行中です。
7.今後の予定
2014年10月29日(水)~31日(金)に、「スマートフォン&モバイルEXPO【秋】」(http://www.smart-japan.jp/)に参加します。「050 VoIP SDK」により050発着信プログラムを組み込んだデモアプリによる活用事例の紹介や、IP電話の発着信デモンストレーション、サービス運用方法、お申込み方法などについてご紹介する予定です。
関連リンク
*1: Software Development Kitの略。開発者がより効率よく簡単にプログラミングを行えるよう、必要なツールをまとめたパッケージのこと。
*2: ある特定の機能を持ったプログラムを、他のプログラムから利用できるように部品化し、複数のプログラム部品を再利用可能な形でひとまとまりにしたもの。
*3: 緊急通報など一部の通話先は、本サービスの対象外です。 詳細はWebサイト(http://www.ntt.com/050voip_sdk/)を参照ください。
*4: 詳細は、2014年7月29日の報道発表『アプリにおけるIP電話サービスの利用を可能にする「050 VoIP SDK」(仮称)を提供開始』を参照。