ICT運用の最前線!熱きプロフェッショナルたちの物語 新人特集vol.2「最前線で輝きはじめるルーキーたちの本音~ソリューション開発~」 ICT運用の最前線!熱きプロフェッショナルたちの物語 新人特集vol.2「最前線で輝きはじめるルーキーたちの本音~ソリューション開発~」 ICT運用の最前線!熱きプロフェッショナルたちの物語 新人特集vol.2「最前線で輝きはじめるルーキーたちの本音~ソリューション開発~」

第一線で活躍するサービスマネージャー、プロジェクトマネージャーを要するNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)のビジネスソリューション本部には、運用保守で得た知見をもとに新たなソリューションの開発を行うチームもあります。そうしたチームへ2020年度に配属された新入社員たちが入社1年で得た経験、身に着けたスキル、仕事の苦労と醍醐味、キャリアプランなどを語ります。

ワクワクが止まらない。配属先でルーキーイヤーが始動

---NTT Comに入社したきっかけを教えてください。

NTTコミュニケーションズ株式会社
ビジネスソリューション本部
ソリューションサービス部
第二マネージドソリューション部門
第五グループ
井澤正道

スポーツスタジアム、オフィス案件の企画、開発に携わるプロジェクトマネージャーを担当。スポーツ振興に貢献するコンテンツを生み出す夢を持っている。筋トレ、ランニング、サッカーなど身体を動かすことが趣味。コロナ禍で新人の懇親会が開かれなかったため、同期とのリアル飲み会の開催を心待ちにしている。

井澤

学生時代はサッカーひと筋だったこと、そして、さまざまなスポーツの観戦も大好きなこと、また、AI、IoTなどの先進テクノロジーを使い、スポーツ業界を盛り上げていきたいという気持ちから、NTT Comへの入社を決めました。大学で専攻したグローバルビジネスの知識、留学経験を活かし、世界を舞台に活動するチャンスがあったことも理由の1つです。

新見

ゲームがきっかけでICTに興味を持ち、大学では情報学を専攻しました。日本の情報インフラを一手に担っている環境に身を置き、情報学の知識を存分に活かして新たなビジネスを生み出すチャンスがあること、井澤さんと同じく世界で活躍できる機会があることも魅力に感じNTT Comへの入社を決めました。

齋藤

私は教養学部で社会学を専攻し、社会に存在するさまざまな問題を学びました。入社の理由は、さまざまな人助けに貢献できる力をICTが持っていると感じたためです。みなさんと同じく、グローバルで人助けができる人材を目指したい思いもありました。

---現在、どのような業務に携わっているのでしょうか。

新見

所属するチームの役割は、運用保守に向けた監視基盤の開発、新たなソリューション開発の2つです。私は後者で、コードを書いたり、開発されたソリューションのシステム構成や運用方法を記述したマニュアルの作成をしています。もともと研究したり、新しい技術に触れたりすることが大好きなので、開発業務に携われてとても嬉しかったことを覚えています。

齋藤

私のチームは、主にコンタクトセンターの運用保守を行っています。正直、ほぼコンタクトセンターに関する知識がゼロだったため不安もありました。しかし、入社時に希望していた新規ソリューションの開発に携わることができ、わくわくした気持ちでキャリアをスタートしました。現在は、ソリューション開発に携わっていて、テキストではなく音声から感情を分析した結果と日々のKPIデータを表示できるダッシュボードを開発しています。

井澤

現在のチームでは先進ソリューションの企画、開発を担当しています。スポーツスタジアムや、オフィス移転ソリューションの案件で提案書作成、ベンダー対応のプロジェクトマネージャーを担っており、やりがいのある部署に配属されたと感じています。

新しいものを生み出す苦悩の果てに色づく果実

---仕事を始めて1年、心境の変化はありましたか。

NTTコミュニケーションズ株式会社
ビジネスソリューション本部
ソリューションサービス部
第二マネージドソリューション部門
第六グループ
新見尚樹

ネットワーク分析に関する新規ソリューション開発のエンジニアを担当。将来の夢は一つの分野を深く突き詰め、きわめることで自分だけの武器を持つこと。趣味はラーメンの食べ歩き、とくに家系が好きで発祥の横浜まで出向くことも。コロナが落ち着いたら「ヒトカラ」、一人カラオケを楽しみたいと思っている。

齋藤

当初、コンタクトセンターというのは電話を取る業務という印象がありましたが、携わっていくうちに高度に発展したシステムに支えられていることを知ることができました。さらに、さまざまな業界のお客さまがいて、踏み込むほどに各業界ならではの知識を習得できる非常に奥の深い世界なのだな、とも感じています。

井澤

新しい知識を吸収することは、重要ですよね。特に新たなプロジェクトの提案の時には、幅広い知識が必要だと強く感じています。また、どんなに大規模なプロジェクトでも、例外なく1つの提案書から始まる、だからこそ提案書作成も非常に大事だと分かったことも、入社してからの貴重な経験でした。

新見

入社前は、NTT Comはマネジメントの会社で、ソフトウェア開発は外注していると思っていました。実際は全く逆で、技術者をはじめ社内の技術力をとても大事にしていました。最近では、開発は黙々とプログラムを書く個人プレイではなく、チームプレイが重要だと分かり、ここでもまた先入観を覆されました。

---仕事で大変なこと、達成感を感じることはありますか。

井澤

お客さまありきのプロジェクトになりますので、例えば、提案書を1週間で提出するといったタイトな対応が求められることもあります。そこに大変さを感じる一方、スマートに対応している先輩たちのすごさを感じています。無事、計画どおりにシステム構築が完了してお客さまから感謝の言葉をいただくことや、お客さまのネットワークが問題なく動いていることを目の当たりにすると、やって良かったなという達成感を感じますね。

新見

プログラムの開発は、時に調べても、調べても答えが見つからないことがままあります。どこまで自力で調べて、どのタイミングで先輩に聞くべきなのか、判断が難しく、大変さを感じています。最近、私が新しいコードを開発したのですが、そのコードがお客さまのサービスに採用され、組み込まれたときは嬉しかったですね。自分の作り上げたコードがいろいろな人に使ってもらえる場面を想像するとモチベーションが上がります。

齋藤

確かに開発は、手探りですよね。常に新しいソフトウェア技術を身に着けながら、同時進行でつくっていくのは大変です。画面のデザイン1つとっても、どのようなデータを、どういう色使いのグラフにするのかという細かなUIを考える必要があり、日々、奮闘しています。完成した画面が見やすい、使いやすいと評判がいいと、苦労が報われたなという気分になります。

明日のイノベーターたちが描く明るい未来予想図

---チームの先輩から学んだことを教えてください。

NTTコミュニケーションズ株式会社
ビジネスソリューション本部
ソリューションサービス部
第二マネージドソリューション部門
第八グループ
齋藤和

コンタクトセンターの運用保守チームで新規ソリューションの開発に携わっている。将来の夢はICTを駆使して世界の貧困、教育格差などの社会課題を解決すること。リフレッシュ手段は家事、無心になれるみじん切り、食器洗いなど。最近、郊外のアドベンチャーフォレストに一緒に行ってくれる仲間を探している。

新見

先輩たちは、とにかく伝える力がすごいと思います。最初のチームミーティングでいきなり驚かされました。セキュリティに関してあまり知識のない私でも、興味が湧き、続きを聞きたくなるような話し方をしてくれたんです。ポイントは話の組み立て方だと思うのですが、もっと学んで、コミュニケーションスキルとして習得したいですね。

齋藤

チームに1つ上の先輩がいるのですが、周囲を巻き込む力がすごいと感じています。一緒に取り組もうと仕事の相談をしながら、どんどん周りを巻き込んでいくのです。たった1年の差だけでここまで違うかと日々見習いながら、私も早くたどり着きたいと思っています。

井澤

私は複数のプロジェクトを同時進行で回していく、先輩の能力に憧れます。尊敬しているプロジェクトマネージャーの先輩から「プロジェクトは始まる瞬間に終わってなければいけない」という言葉をもらったことが忘れられません。最初は意味が分からなかったのですが(笑)。後にキックオフの段階で進行を把握してゴールまでの絵を描き、あとは淡々と回すだけにするという真意を知り、とても感銘を受けました。

---キャリアプランについてはどのように考えていますか。

新見

短期的にはさまざまな領域の業務に触れて、知識や技術を吸収していきたいです。長期的には携わった領域の中から特に自分に向いている分野、極めていきたい分野を定め、そこに向かって突き進みたいと考えています。私は「ないならば、新しくつくればいい」という思考なので、もう少し社内で経験を積んで常識が分かってきたら、新しいものづくりで会社の躍進、世界の発展に貢献する仕事がしたいですね。

齋藤

2年後、3年後には新しいソリューション、サービスをゼロから開発して、受注に貢献する販売まで関われるようになりたいですね。まだ明確なイメージはないのですが、長期的なキャリアアッププランとしては会社の経営戦略に関わりたい思いもあります。もちろん、SDGsなどの社会課題を深く学び、世界の貧困、教育などの課題を解決できるDXにも意欲的に取り組んでいきたいと考えています。

井澤

短期のキャリアプランは、現部署の収益に貢献できるプロジェクトマネージャーになることです。長期的には留学経験を活かし、グローバルな舞台でマーケティングサイドから新規の企画、開発に関わってみたいと思っています。根底にはサッカーなどのスポーツ振興に関わっていく野望があるので、ゆくゆくはSmart Sports推進室のような部署で、NTT Com独自のスポーツエンターテイメントを生み出したいですね。

---10年後、ICTで実現したい未来の夢はありますか。

新見

明確にイメージすることは難しいのですが、これからICTの世界ではどんどん新技術が登場してくるでしょう。そうした先端技術を駆使し、面倒な仕事はキカイ任せにする仕組みをつくり、好きな仕事、楽しい仕事に人が集中できる環境を実現できたらいいなと思っています。

齋藤

実現できるかどうかはともかく、私は感情分析に携わっているので人間だけではなく、いずれ飼っているイヌ、ネコといったペットの感情がわかるようになる、さらには人の言葉で話して飼い主と意思疎通ができるような世界が実現できたら楽しいし、面白いなと考えています。

井澤

コロナ禍を受けてスポーツの楽しみ方は大きく変わりつつあります。ICTを駆使してスタジアムの臨場感をリアルに伝えるコンテンツをつくりたいですね。例えば、スピーカーを床に置いて振動を発生させて熱気を伝える、マルチな視点で試合が観戦できるなど、まるで自分がゲームに参加しているような世界が実現できたら面白そうです。

※肩書き、プロフィールは取材当時のものです

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