SDPF クラウド/サーバー
Smart Data Platform(SDPF)クラウド/サーバーは、DXに必要なネットワーク、データセンター、マネージドサービスが連携した高品質・高信頼な企業向けサービスです。お客さまのデータ利活用とDX推進を強力に支援します。
詳細はSDPF クラウド/サーバーをご覧ください
基幹系、情報系にある複数システムの特性に合わせた最適なクラウドを選定。PoCによる事前検証を重ねることで、ボトルネックとなりえる課題を把握し対応するなど、高可用性なIT基盤への迅速な移行を完了。
事業環境変化への迅速な対応に向け、オンプレミスサーバーのリソースをシステムの用途に合わせて最適なハイブリッド/マルチクラウド基盤に振り分けたい。基幹系システムをNTT Comのオンプレミス環境(Nexcenter)や、プライベートクラウド(Enterprise Cloud)に移行、合わせて、業務系、Web系システムをAWSやAzure、Virtustream上で運用する。オンプレミスからマルチクラウドへの移行においては、データ移行だけでなく、ネットワークの通信経路検討など、社内全体のICT運用の見直しが必要となるため、自社で実施する場合は、IT担当者の膨大な稼働と運用全般に関するナレッジが必要となる。
また今回マルチクラウド環境への移行で課題となったのは、グローバル含む国内外さまざまな拠点からのアクセス経路が把握できない上、Office365含むインターネット利用増加に伴い、メインネットワークが輻輳するなど通信遅延が発生したことであった。こうした課題の解決に向け、NTT Comでは、ネットワーク監視ツールを導入しトラフィックを見える化、データ量が閾値を超える拠点の割り出しなど通信量の分析を行った。さらにSD-WANを導入し、基幹系業務などの重要通信をVPN経由で、またOffice365利用による、映像やメール、勤怠管理などの一般通信を、拠点の特性に合わせてLBOも実施し、通信遅延を解消した。
オンプレからクラウド環境への移行については、その移行プロセスや構築、クラウド環境そのものばかりに目が行きがちだが、実際に一番の困難に直面するのは、導入後の運用全般にある。リソースが複数個所に分散し、ネットワーク構成が複雑になることで運用の負荷が増大し、システム品質低下の懸念があるため、本事例のように、一元的な管理、運用が必要だ。
基幹系、情報系にある複数システムの特性に合わせた最適なクラウドサービスを選定。PoCによる事前検証を重ねることで、ボトルネックとなりえる課題を把握し対応するなど、高可用性なIT基盤への迅速な移行を完了した。
また今回ネットワーク部分についても新たにSD-WANを導入し、一般通信をLBOで分離することでWAN内の輻輳を解消。Office 365導入後のアラート発生回数が75%削減され、通信品質が大幅に向上した。
監視ポータルの導入による通信状況の見える化、クラウド、ネットワークを一元的にフルアウトソーシングすることで、輻輳など現状課題の改善だけにとどまらず、インシデント対応時の故障個所の切り分けや、ベンダーコントロール、復旧対応など、ICT運用全般に対する改善が可能となった。さらにユーザーからの問い合わせや、マルチクラウドベンダー対応などもすべてアウトソースすることで、IT担当者の運用にかかる稼働を低減し、自社のビジネス拡大に貢献する攻めのICT業務へシフトすることが可能となった。
NTT ComはA社さまのICTインフラに対して設計・構築/サービス提供/運用を一気通貫で対応するプロジェクト体制を準備し、常に最適化を迅速に対応しています。
SD-WANを導入しActive-Active構成にすることで、一般通信をローカルブレイクアウトしネットワーク通信の振分けを実施。帯域の輻輳が解消し、ICT環境全体の最適化を実現しました。
週明けや大型連休明けの朝における、Office365通信によるメール受信の集中により、通信ロスや遅延が発生し業務への影響がでていました。NTT Comは重要通信と一般通信に振分けることで、この事象の解消に貢献しました。
※導入効果については弊社調べとなります。
Smart Data Platform(SDPF)クラウド/サーバーは、DXに必要なネットワーク、データセンター、マネージドサービスが連携した高品質・高信頼な企業向けサービスです。お客さまのデータ利活用とDX推進を強力に支援します。
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NTTコミュニケーションズのクラウドサービスに加えて、「Amazon Web ServicesTM」「Microsoft AzureTM」「Google Cloud PlatformTM」「IBM Cloud」「Oracle Cloud」 などパブリッククラウドにインターネットを経由せず、閉域で接続できるサービスです。
詳細はMulti-Cloud Connectをご覧ください
オンプレミスからクラウドへ移行する際に留意したいのは、可用性の確保です。その有効な対策が、複数のクラウドサービスにリソースを分散するマルチクラウドです。各サービスの特性を生かした振り分けや、ベンダーロックインの回避、リスク分散といったメリットがある一方、運用が煩雑化しセキュリティリスクなどのデメリットが高まることも導入の際には考慮すべきでしょう。
NTT Comが提供する「Multi-Cloud Connect」は自社クラウドサービスに加えて、AWS、Azureといったパブリッククラウドにインターネットを経由せず、VPNでセキュアに接続できるサービスです。スピーディかつ柔軟にマルチクラウド環境が構築でき、クラウドやネットワークを含めた運用保守のフルアウトソーシングにも対応しています。運用アウトソーシングにおいては、マルチクラウド運用で課題となる、複数ベンダーとの対応、複数のサービスにまたがったエンドユーザーからの問い合わせ対応、ネットワーク含めた運用など、お客さまのニーズに合わせた対応が可能です。
またマルチクラウド利用については、ネットワーク接続が前提となるため、社内WANを流れるトラフィック量が急増し、ネットワーク全体のレスポンスが低下するケースは少なくありません。SD-WANの導入により、比較的安価にリアルタイムな拠点追加が可能となるメリットを享受しつつ、ネットワークトラフィックの見える化、またその分析、改善のPDCAを実施することで、、帯域拡大や経路変更、またLBOによる重要通信と一般通信との分離といった対応も迅速にできるようになります。
マルチクラウドとは、複数のクラウドサービス (パブリック、プライベート) で構成されるクラウドの活用方法である。このマルチクラウドにオンプレミスサーバーを加えた活用方法のことをハイブリッドクラウドという。
Proof Of Concept。サービス実装などの前段階で行う簡易な試行。短期間で課題、改善点を抽出しブラッシュアップすることでサービス全体の完成度を大幅に向上できる。
ローカルブレイクアウト。特定のクラウドサービス向けのトラフィックについては社内WANなどを経由させず、各拠点から直接インターネットに接続させるネットワーク構成。各拠点に置いたルーターなどで通信内容を識別し、インターネットまたはVPNなどとトラフィックを振り分けることでネットワークの輻輳解消などが実現できる。
AWSを中心としたハイブリッドクラウド運用事例
- AWS導入支援・運用サービス導入事例
※Amazon Web Services、“Powered by Amazon Web Services”ロゴ、および当ウェブサイトで使用されるその他の AWS 商標は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
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