Office 365導入による組織内連携強化・生産性向上事例
- 国内外のIT基盤を全体最適化の視点で整備!-

国内外のICT基盤統一や見える化を図るため、グローバルを含めた統一品質かつインフラからアプリケーションレイヤまで提供可能なベンダーに一元的なアウトソーシングを行い、セキュリティと運用の一元化を実現。

Office 365導入による組織内連携強化・生産性向上事例 - 国内外のIT基盤を全体最適化の視点で整備!- 国内外のICT基盤統一や見える化を図るため、グローバルを含めた統一品質かつインフラからアプリケーションレイヤまで提供可能なベンダーに一元的なアウトソーシングを行い、セキュリティと運用の一元化を実現。 Office 365
たぬ蔵親分のところは葉っぱ手紙でぽん十郎さんのところはドングリ通信…あれ?ぽんちゃん一体何をしるんだい?ぴょんちゃんちょうどよいところに見ておくれよ 人間を見習って僕たちタヌキもコミュニケーションを使うことにしたんだ。これでたぬきの数が増えてもスムーズにやりとりできるでしょ?ぽんちゃんたくさんのツールを作っちゃったんだね。え?だめなの?今や人間たちの主流はシステムの可視化と運用の一元化だよ。一元化?
最近では日本各地にとどまらず、世界中に拠点を置いている企業も増えてきているけどそれぞれが使いやすいシステムを構築して使っていることが多かったんだ そうすると使っているシステムが違うためにデータの共有ができないなど情報の共有がうまくいかない問題が発覚してね この問題は規模が大きくなればなるほど複雑になっていくんだ。確かにこの前初めてドングリで手紙を書こうと思ったら周りにつかったことがある人が全然いなくて困ったなぁ。結局出すのが1週間も遅れちゃったけど人間たちはもっとスピーディーな世界に生きてるんだもんね。特にコミュニケーションツールに至っては仕事の生産性に直結してくるからね。で、どうやって解決したの?
人間界ではコミュニケーションツールの統一化のためにMicrosoft 365を導入したんだ。それって何ができるの?Officeの利用はもちろんのことメールやチャット、Web会議なんかも使えるよ。みんなが同じものを使っていると情報を簡単に共有できて助かるね。管理者からしてもシステムの管理や保守がしやすくなるしNTT Comに任せれば運用のアウトソーシングも可能だよNTT Comではエンドユーザーヘルプデスクのサービスも提供していてそれらの情報をもとに課題を把握し、サービスマネージャーを中心に改善活動を実施しているんだ
無駄な労力や時間をかけないためにも新しいシステムを作るときや組織を拡大するときには現在のシステムの見直しやサイト化されたものを一元化するといったことはとても大切になってくるよ。どう?ぽんちゃんたちのところでも使えそうかい?う~ん…一元化のためにはまずはどのツールをメインに置くかで相談かな~それから今日のことを伝えるために何を使おうかな~人間に追いつくのはまだまだ先かな~
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適用業界・分野

  • 製造業

導入用途

  • Office 365導入による組織内の連携強化
  • 海外拠点のエンドユーザー含むグローバル対応
  • 一元運用による運用コスト抑制
  • アウトソーシングによる運用負荷の軽減

目的/効果

  • IT基盤整備とアウトソーシングで運用コストを1/3以下に抑制
  • Office 365の一斉導入で組織内連携を強化、生産性を向上
  • 体制整備後、変更管理自動化を実施。Office 365のライセンス付与が2分で完了

従来の課題(購入動機)

国内の各事業部はもとより、グローバルの現地法人で個別に構築・運用するITシステムがそれぞれバラバラ(=サイロ化)。利用しているクラウド基盤や、ネットワークの構成、コミュニケーションツールもそれぞれの拠点やリージョンごとに最適化され、統一的なガバナンス、セキュリティ対策が困難な状況にあった。

サイロ化した環境においては、セキュリティの脆弱性が狙われるなどの実害だけでなく、グループ間での統一的なシステム、コミュニケーションツールがないことから、同じ会社にあって、拠点間では緊密な連携が図れず、現状から脱却したビジネス革新のための、デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが進まない状況にあった。

ヘルプデスクやサービスデスクは国内・現地法人それぞれで運用されており、窓口ごとのサポート品質にバラつきが生じるとともに、それぞれの拠点でヘルプデスクを運用することは費用の観点からも無駄が多く生じていた。また、ライセンスの調達やユーザー情報の追加・削除などの日々の変更管理においても、統一的な対応スキームや指標がないなど、対応者のスキルに依存するところがあり、対応の遅れも多発しており、社内ユーザーからの不満も多く出ていた。

これらの課題に対して、ICT基盤の統合や一元的な運用、またヘルプデスクの確立による見える化を図り、ICTガバナンスの確立やセキュリティ対策、また一元的なベンダー調達などによりコスト削減も図りたい。

解決手段/導入効果

まずは、最大の課題であった国内外のICT基盤の統一や見える化を図るため、グローバルを含めた統一品質かつインフラからアプリケーションレイヤまで提供可能なベンダーに、セキュリティを含む一元的なアウトソーシングを行い、運用の一元化を実現。ITILに準拠した標準化された運用の提供により、構成管理の見える化やイベント管理、問題管理を行うことで、セキュリティの強化や運用コストの削減も実現した。

コミュニケーションツールの統一においても、Office 365を導入し、基盤となるマルチクラウド環境含めた一元運用を実施。グループ内のコミュニケーションツールが統一されたことで、連携強化、生産性向上を達成した。

またヘルプデスクやサービスデスクの窓口を集約し、一元的にアウトソーシングすることで、多言語および時差の課題を克服した円滑なグローバル対応を実現。それまで人を介して行われていた、Office 365のライセンス付与についても、NTT Comのサービスマネージャーがお客さまとともに業務フローを精査し、自社の運用プラットフォームを活用しプロセス自動化を実現した。これにより最大4日かかっていたところを2分で完了できるようになり、社員満足度も飛躍的に上がった。

全体構成図/提供後

NTT Comが提供するHybrid Cloud Service、プライベートクラウド、UCaaS、グローバル内線、TV会議、Web会議、Enterprise Cloud、Active Directory、Web電話帳、パブリッククラウド、Office 365、メールサービス、ファイル共有、予定表共有、Arcstar Universal One網、運用体制、全事業部、国内拠点、海外拠点、一元化

グループ内のICTインフラの整備を行い、アウトソーシングによる調達の一元化、コスト削減を実現。またOffice 365(以下O365)導入でグループ内の連携を強化、生産性を向上を実施しました。

運用内容

ITIL Process、イベント管理、死活監視、プロセス監視、パフォーマンス監視、ECL基盤~UNO網~アクセス回線~お客さま拠点まで一元監視、インシデント管理、24/365一元対応、故障復旧対応(初報通知/設定変更/一次切分/二次切分/三次切分/エスカレーションなど)、要求実現、Appendix参照、問題管理、インシデント管理の際に明らかになった、サービスやサービス構成要素における問題の解決、構成管理、運用ポータルによる運用プロセスの見える化、アカウント管理、システム構成(設定情報)運用ドキュメントを管理・維持、継続的サービス改善、各種ITILプロセスで取得した情報のレポートを作成、月次定例会を実施

対象となるICTに対して、各種ITILプロセスに沿っている標準化された運用を提供しています。

ポイント1:エンドユーザー含むグローバル対応

ヨーロッパ拠点、アジア拠点、アメリカ拠点、エンドユーザー、ICT部門、スーパーヘルプデスク(エンド向け)、対応場所、日本:東京都内、アジア:Emerio、ヨーロッパ:NTTヨーロッパ、言語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、英語、中国語、タイ語、ベトナム語、日本語、受付曜日、受付時間、月~金(祝日・年末年始)9:00~18:00、受付手段、電話・メール、サービスデスク(ICT部門向け)、日本:東京都内、日本語、英語、24時間365日、メール

O365のエンドユーザー問い合わせ対応を行うヘルプデスクは、東京都内・Emerio(グループ会 社)・NTTヨーロッパ(グループ会社)にて構えており、グローバルな対応が可能です。

ポイント2:一元的な運用

ICTインフラ更改前、WAN/LAN、セキュリティ、クラウド、運用員、ICT部門、ブラックボックス化、バラバラのICTインフラ、多言語対応、時差対応、事業部ごとの運用体制、課題:事業部ごとにICT環境を構築・運用を行っているため、グループ内の運用体制がバラバラに。セキュリティ対策やエンドユーザー対応など事業部によってレベルの違いがあった。、ICTインフラ更改後、Enterprise Cloud、office365、標準化、見える化、グローバル対応、一元化、ICT運用、セキュリティ運用、達成したこと:運用体制を一元化することで、お客さまコンタクト先が一つに。見える化や標準化が可能となり、対応スピードや品質が向上するのと同時にお客さまさま稼働が激減した。

ICTインフラ更改前のバラバラの運用体制をセキュリティ運用を含む運用体制を一元化し、標準化、 見える化を実現しました。

ポイント3-1:アウトソーシング

これまで(例)、本社ICT部門、ICTシステム、O365導入後の運用(例)、本案件導入後~将来、NTT Com運用体制、ICT部門へ集中した運用をNTT Comへアウトソーシング。ICT部門の負荷を軽減することにより、企画業務などの本来業務への集中を可能としただけでなく、属人化の防止やコスト最適化にも貢献。

O365導入後は、各事業部の個別管理が集中管理へ移行するため、ICT部門の業務負荷が増大しますが、 本案件ではNTT comがアウトソーシングを受けることで、稼働削減を実現しました。

ポイント3-2: アウトソーシングーSMの価値ー

お客さまのHead Quarterがある日本にて、サービスマネージャーを中心にお客さまのご要望を承り、ヘルプデスクのフローの改善およびFAQの充実はもちろんのこと、その他さまざまな改善活動を実施しています。、エンドユーザー、問い合わせ・故障連絡、ヘルプデスク、エスカレーション、Office365サービスデスク、情報取得、サービスマネージャー、月次定例会/故障時報告、各種仕様変更、ICTに関する各種相談、密なコミュニケーション、各種改善提案、ICTトレンドの紹介、お客さまICT部門、仕様変更品質向上、変更管理自動化、問い合わせ情報分析、4リージョン、稼働の削減、改善内容確認

NTT Comは、全世界のエンドユーザーヘルプデスクのサービス提供を通じて表面化した課題を把握 し、サービスマネージャーを中心に常に改善活動を実施しています。

導入効果

品質、13以上⇒2へ、ヘルプデスク、サービスデスク、運用体制整備前にお客さまが対応していた窓口数と整備後の対応窓口の数、窓口を一元化することにより、情報収集の効率化を実施。各種対応が迅速かつ正確に実施可能となった。、コスト、約1/3以下で実現、<体制構築/維持費>、お客さまで個別にエンドユーザーサポート体制整備した場合との比較※NTT Com計算値、共用体制でサービス提供することによる待機コストの極小化。顧客自身で体制整備する場合は、上記に加え、ハイヤリングコストやトレーニングコストが必要となる。、デリバリー、最大4営業日⇒2分へ、【例】O365ライセンス付与までにかかる時間、体制整備後は、変更管理の自動化を実施。顧客からの申し込みがあってからの運用員の稼働時間を削減した。

品質、コスト、デリバリーのすべての観点において、導入効果が認められます。

課題を解決したソリューションサービス

Arcstar UCaaS

クラウド型コラボレーションサービスなら、スピーディーに変化する環境に対応して、世界中どこにいても、社員が柔軟にワークスタイルを変えることができます。

詳細はArcstar UCaaSをご覧ください

SDPF クラウド/サーバー

Smart Data Platform(SDPF)クラウド/サーバーは、DXに必要なネットワーク、データセンター、マネージドサービスが連携した高品質・高信頼な企業向けサービスです。お客さまのデータ利活用とDX推進を強力に支援します。

詳細はSDPF クラウド/サーバーをご覧ください

Microsoft 365(旧Office 365)

Officeやメール、ストレージ、チャット、Web会議など、業務に必要な機能が揃ったサービスです。1カ月から利用可能で、従業員数の増減にも柔軟に対応できます。

詳細はMicrosoft 365(旧Office 365)をご覧ください

一言ヒント!

事業拡大において留意すべきことは、グループ間や拠点間でのICT基盤の統一、コミュニケーションツールの一元化です。今回の事例ではコミュニケーションツールとして、全拠点においてOffice 365を導入しているが、その際同時に検討すべきはネットワークの構成、トラフィックの見える化による帯域の確保です。ネットワーク接続が前提となるOffice 365では、社内WANを流れるトラフィック量の急増により、ネットワーク全体のレスポンスが低下し、Office 365の動作が遅くなってしまうようなケースは少なくありません。そのような状況を改善できる代表的な手段として、Office 365の通信のみを一般通信と分離するLBO(Local Break Out:ローカルブレイクアウト)を実施するケースが増えています(LBOの詳しい事例については前回のCase Studyをご覧ください)。

また今回課題解決のキーとなったのは、運用の一元化ですが、運用対象となるすべてのIT基盤に対してNTT Comでは各種ITILプロセスによる運用の標準化を実施しています。このためイベントやインシデント、問題、構成などの管理を高い水準で維持。さらに各種ITILプロセスで取得した情報をもとにレポートを作成し、メンバーで共有することで継続的なサービス改善活動を行っています。

IT基盤運用のアウトソーシングを考える場合、これまでの運用実績は重要な指標の一つです。さらに主導するサービスマネージャー(SM)のスキル、ノウハウによって運用の品質にも大きな差が出ます。NTT Comでは全世界での豊富なヘルプデスク・サービスデスクの提供実績から、起こりうるリスクなどの潜在的な課題に対しても、SMが把握し、解決に向け、フィードバック、提案、改善のPDCAを常に行っております。

関連用語

UCaaS

Unified Communications as a Serviceの略。音声、電話会議・Web会議・TV会議、Instant Messaging(IM)、プレゼンス(在籍情報)、ボイスメールなどを統合したプラットフォーム。スマートフォンやPC、タブレットなどデバイスの種類を問わず、使い慣れたコミュニケーションツールを状況に合わせて使い分けられる。クラウド型サービスとして提供されるため、使う分だけの購入で初期投資を抑えられることもポイントとなっている。

LBO(Local Break Out:ローカルブレイクアウト)

特定のクラウドサービス向けのトラフィックについては社内WANなどを経由させず、各拠点から直接インターネットに接続させるネットワーク構成。各拠点に置いたルーターなどで通信内容を識別し、インターネットまたはVPNなどとトラフィックを振り分けることでネットワークの輻輳解消などが実現できる。

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