2017年8月31日
「ドイツ ライン・ルール 1 データセンター」を提供開始
NTTコミュニケーションズ(以下:NTT Com)は、ドイツを中心に欧州でデータセンター関連サービスを提供するグループ会社e-shelterを通じて、2017年8月31日より「ドイツ ライン・ルール 1 データセンター」の提供を開始します。本データセンターは、ドイツの第2の首都機能を持つボン市内にて、サーバールーム面積約2,700m2(1,100ラック相当)を提供します。
1. 背景
NTT Comは、欧州6カ国(ドイツ、イギリス、スイス、オーストリア、フランス、スペイン)でデータセンターサービスを展開しています。特にドイツにおいては、2017年5月に「ドイツ ミュンヘン 2 データセンター」を提供開始するなど積極的な拠点拡大を継続しています。
情報技術関連の中心地であり政府機関が多いボンや、多くの日系企業が進出しているデュッセルドルフなどドイツ西部のライン川河畔の都市とともにドイツ最大の工業地帯があるルール地方を合わせて形成される「ライン・ルール大都市圏」において、近年旺盛なデータセンター需要が見込まれています。NTT Comは、同地域の需要に応えるため、「ドイツ ライン・ルール 1 データセンター」の提供を開始し、欧州のデータセンターサービスをさらに拡充します。
(別紙1)欧州のデータセンター拠点とサーバールーム面積
「ドイツ ライン・ルール 1 データセンター」の外観イメージ
2. 概要・特長
本データセンターは、ボン市内の商業・ビジネス地区に建設された、地上2階建てのデータセンター専用ビルで、主に公共機関のお客さまを対象にサービスを提供します。
(1) 高い信頼性と省エネ性能を備えた施設
本データセンターは、NTT Comが「Nexcenter™」※1として独自に定める300項目以上のグローバル統一設備・運用基準に準拠したサービスを提供するものです。業界最高水準の高信頼かつ高効率な設備を採用し、高い可用性と省エネ性能を両立させるとともに、将来の環境変化や拡張需要へ柔軟に対応できるよう自社設計しました。
また、データセンター内の電力設備、空調・セキュリティ用電源、通信設備は、すべて冗長化することにより、24時間365日にわたり、政府機関をはじめとした、極めて高い信頼性を求めるお客さまの要求に応える安全な環境を安定的に提供します。
(2) 厳格なオペレーションとセキュリティ対策
本データセンターでは、自社スタッフが24時間365日、重要インフラの監視やセキュリティプロセスを常にダブルチェックするなど、リスクマネジメントを徹底し、標準化されたオペレーションプロセスと多段階セキュリティにより、お客さま企業のシステムを安全に守ります。
また、サーバールームなど重要施設への入室は、多段階の非接触ICカードによる入室制限を基本として、生体認証装置の設置運用など、さらに高度なセキュリティ対策を講じるカスタマイズも可能です。建物内外の監視カメラに加え、建物周辺の防犯センサー、車両進入路への侵入防止ゲートの設置など、充実した不正侵入防止策で万全のセキュリティを誇ります。
(3) 優れたネットワーク環境
データセンター建物には、複数の主要通信事業者の通信回線を異経路で引き込みます。各通信事業者の回線を相互接続するミートミールームやサーバールームへの配管、ネットワークラックへの配線をすべて二重化しています。最高10Gbpsのインターネット回線や豊富なネットワークを、キャリアニュートラルで利用できるとともに、世界中のNTT Comデータセンターやクラウドサービスを組み合わせたシームレスICT環境を構築できます。
(別紙2)「 ドイツ ライン・ルール 1データセンター」の仕様
※1:「Nexcenter™」は、NTT Comのデータセンターサービスブランドです。
世界140拠点以上で、グローバル X ノンストップ・データセンターサービスを提供しています。
(参考)e-shelter社について
e-shelter社(CEO:Rupprecht Rittweger)は、2000年の会社設立以降、ドイツを中心にサービス提供する、ドイツ最大のデータセンター事業者です。金融、通信、クラウドサービスなどのICTサービス事業者、政府機関などに対して高品質サービスを提供しています。
本件に関するお問い合わせ先
2017-R085