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最低限のコストで大規模な在宅勤務環境を迅速に実現する
「パンデミック対策ソリューション 緊急在宅勤務プラン」の提供開始について
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、いつでもどこでも、安心便利に業務ができるICT環境を提供する「BizCITY」コンセプトを実現するサービスとして、パンデミック時に迅速に在宅勤務環境を実現する「モバイルコネクト*1 パンデミック対策ソリューション(別紙1) 緊急在宅勤務プラン」の提供を開始します。
1.提供背景
今年の春の新型インフルエンザ(H1NI型)発生時には、時事刻々と変化する感染状況や政府からの指示に対し、各企業は事業継続のために臨機応変で迅速な対応が求められました。さらに今後の本格的な流行では感染の拡大加速と深刻化が懸念されており、企業としても蔓延防止のための出社制限と業務の継続を両立させるため、従来リモートワークが必要なかった企業でも在宅勤務に備えたICT環境の検討が必要と考えられています。
しかしながら、一般的な在宅勤務のためのリモートアクセスシステムを自社で用意する場合は、パンデミック期のピーク時の規模を想定した機器やライセンスを準備する必要があり、「規模が予測しづらい」、「いざというとき自社の要員で運用できるか不安」といった懸念により、設備投資を躊躇する状況にありました。
2.サービス概要(別紙2)
「緊急在宅勤務プラン」は、このようなお客さまの課題を解消すべく「必要な分だけの最低限の投資で始められ、平常時のコストを抑えられる」「いざという時でも迅速に対応できる運用アウトソーシング型サービス」という特長を備えたサービスとして、以下の2つのプランを提供します。
(1) 緊急ID拡張
本プランでは、パンデミック時に想定される急な出社制限に応じて、緊急で在宅勤務の対象者を拡張することができます。緊急時を想定した利用者数(ID)を事前に登録しておき、平常時は必要最低限の利用者数(ID)で運用していただきます。平常時に利用しないID分については課金対象外で、パンデミック時にはID数を拡張し、ご利用実績に基づく事後精算のため、低コストでリスク対応準備を進めることができます。
※提供条件
- 拡張可能なID数は、通常時の契約ID数の5倍まで、最大5,000IDまでとなります。
- 「WHO(世界保険機関)が定めるパンデミックフェーズ5、6」の際に拡張可能なオプションとなります。
(2) 緊急同時接続拡張
多くの企業でパンデミック対策のリモートアクセスシステムを設計する際、同時にシステムに接続できる利用者数の上限をどう見積もるかが課題となります。本プランでは、同時接続数を上限値(最大同時接続数1,000)まで瞬時に拡張することが可能なため、リモートアクセス機器の設備投資を抑えながらも、パンデミック時に迅速に同時接続数を拡張することができます。
※提供条件
- 「モバイルコネクト セキュアリモートアクセス SSL-VPN マルチアクセス・ライト(別紙3)」サービスにおける、同時接続数「100、150、250、500」のプランで利用可能なオプションです。
- 上記サービスを3年間ご契約頂くことが条件となります。
- 最大同時接続数まで拡張な期間は、合計「8週間」までです。(合計8週間経過後は、自動的にご契約中の元の最大同時接続数に戻ります。)
3.対象サービス
「モバイルコネクト セキュアリモートアクセス(PC向けリモートアクセス) SSL-VPN マルチアクセス・ライト」
4.提供料金について(別紙4)
(1) 緊急ID拡張
- 毎月のご利用ID数を算出した上での実績払いとなります。
- 別途、「グループ設定」*2のお申し込みが必要です。
※ 認証利用料など、詳細な利用料金に関しましては、別途お問い合わせください。
(2) 緊急同時接続拡張
- 月額利用料:115,500円(税込)~
※ (1)、(2)いずれの場合も別途、「モバイルコネクト SSL-VPN マルチアクセス・ライト」の利用料金が別途必要です。
5.提供開始時期
平成21年10月2日
*2:利用者をグループ(5グループ)に分類し、グループ毎に利用できるサービスを指定することができる機能。緊急ライセンス用に1グループ使用するためお申し込みが必須となります。