「Bizホスティング エンタープライズ Office 365 ハイブリッドオプション」提供開始について
NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)は、グローバルに対応したプライベートクラウド基盤として提供中の「Bizホスティング エンタープライズ(以下、BHE)」において、マイクロソフト社のクラウドグループウェア「Microsoft Office 365」の全世界提供にあわせて、「BHE Office 365 ハイブリッドオプション」の受付を6月29日より開始します。
1.概要
「BHE Office 365 ハイブリッドオプション」は、マイクロソフト社の「Microsoft Office 365」を導入する企業に対し、オフィス環境の認証IDによるシングルサインオン(*1)を実現するとともに、BHEとの一体的なマネジメントを提供します。
2.NTT Comが提供する「Microsoft Office 365」について
マイクロソフト社の「Microsoft Office 365」は、電子メール、予定表、仕事の共有などの機能を持つExchange Online、情報共有サイトや社内ポータルなどの機能を持つSharePoint Online、在席情報(プレゼンス)、インスタントメッセージなどの機能WEBオンライン会議もできるLync Online、Officeアプリケーションを利用できるOffice Professional Plus(*2)で構成されています。
NTT Comが提供する本オプションでは、「Microsoft Office 365」の機能に加え、お客さまが自社で利用しているアクティブディレクトリ(Active Directory:以下AD)とのシングルサインオンを実現する連携機能を提供します。
また、外出先から「Microsoft Office 365」へセキュアなアクセスを実現する機能や、今後ますます重要となるオフィス内ADの事業継続計画(BCP)を支援する機能なども合わせて提供します。
本オプションは1ケ月からの利用ができますので、試験的な導入を検討されているお客さまや、ユーザー数の変動の多いお客さまにも経済的に利用可能です。
さらに、「Microsoft Office 365」に関する問い合わせ、ビリング、24時間365日の故障受付などをNTT Comが実施することによりBHEと一体的なワンストップマネジメントを提供します。
3.受付開始時期
2011年6月29日より受付開始
4.本オプションで提供する機能
【基本機能】
● Microsoft Office 365
マイクロソフト社「Microsoft Office 365」の機能をそのまま利用できます。
●アクティブディレクトリ連携サービス(Active Directory Federation Service:以下ADFS)(*3)
企業のオフィス環境で認証基盤として構築実績の多いADと、インターネット上で提供される「Microsoft Office 365」のADを、BHEを経由して認証連携およびディレクトリ同期させることにより、シングルサインオンを実現します。
【追加機能】
●ADFS プロキシサービス(以下ADFS Proxy)(*4)
外出先や海外出張先からのスマートフォンやPCからでも、オフィス環境と同一の認証IDでアクセスできる環境を提供します。第三者による「Microsoft Office 365」への不正ログイン(なりすまし)の防止対策として有効です。
●AD レプリケーション
お客さまオフィス環境のADで保持するデータベースのレプリケーション(複製)を、高品質、高信頼のBHE上で保持することにより、企業の認証基盤の可用性を高めることを実現します。万一お客さまオフィス環境のADが利用不可能になった場合にも、インターネット経由で「Microsoft Office 365」が利用可能です。
その他、「Microsoft Office 365」導入支援、既存システムからのデータ移行、お客さまシステム管理者業務代行など関連サービスも、ご要望に合わせて提供します。
5.提供プランの標準料金(1ユーザーあたり)(税込)
Exchange Online プラン1 | 月額料金 | 630円 |
Exchange Online プラン2 | 月額料金 | 1,050円 |
Office365 E1 | 月額料金 | 1,050円 |
Office365 E2 | 月額料金 | 1,680円 |
Office365 E3 | 月額料金 | 2,667円 |
- 別紙1に各プランの詳細を示します。
- 上記の標準料金は1,000ユーザー以上利用した料金です。基本機能のADFSは月額料金に含みます。追加機能のADFS Proxyは、1ユーザーあたり52円(税込)加算します。
- 1,000ユーザー未満の場合は、月額料金に1ユーザーあたり157円(税込)、ADFS Proxyは105円(税込)加算します。
- 別紙2にシステム構成例を示します。
6.今後の展開
BHEは重要度に応じて情報を適材適所に保管するソリューションや様々なクラウドサービスとの連携など、高いセキュリティを維持しながら、コスト削減と業務改革を重視するお客さまにハイブリッドクラウドサービスを提供していきます。また、より幅広い企業ユーザーの方に提供できるよう「Microsoft Office 365」のプランも今後拡充する予定です。
本文中に記載の会社名、製品名、サービス名などは、それぞれ各社の商標または登録商標です。
関連リンク
一回のIDとパスワードの入力で、複数の許可されているWebサイトやシステムを利用できる機能
月額ベースで提供されるOfficeアプリケーションサービスで、利用できるマイクロソフト社のアプリケーションは、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook、Publisher、Access、Lync、InfoPath、SharePoint Workspace
ユーザーアカウントを最初に認証するアクティブディレクトリと、利用するアプリケーションが同一のネットワーク上に属していない場合でも、ブラウザベースのクライアントから、シングルサインオンを実施する機能
外部のインターネットから、ADFSとの認証のやりとりを行うために、DMZ(非武装地帯)に配置されるサービス