2019年4月24日
「ServiceNow」を活用した統合ICT管理・監視サービス「Global Management One ITSM Platform」の提供を開始
~ICTサービス・機器を一元管理可能なセルフマネジメント環境を迅速かつ簡易に提供~
NTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)は、トータルマネージドICTサービス「Global Management One」シリーズの新サービスとして、ITサービスマネジメント(以下 ITSM)の分野で世界的に導入されているツールである「ServiceNow」に、NTT Comの運用ノウハウを活用した監視機能やダッシュボードを加えた、統合ICT管理・監視サービス「Global Management One ITSM Platform」(以下 本サービス)の提供を、2019年5月7日より開始します。
1.背景
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現に向けて、複数のクラウドサービスやSaaS、オンプレミス環境を複合的に利用するお客さまが増加し、それらの管理・監視を一元的に実現するツールへのニーズが高まっています。
これを踏まえ、NTT Comが提供するトータルマネージドICTサービス「Global Management One」シリーズに、お客さま自身でICTサービス・機器を一元管理・監視可能な環境を迅速かつ簡易に構築できるサービスを加えることで、セルフマネジメント※1における企業のDXをサポートします。
2.本サービスの概要と特長
(1)機器情報の自動取得による管理機能と、監視機能を一元的に利用可能
従来の、経験豊富なエンジニアが運用を行うフルアウトソース型サービスに加え、今回「ServiceNow」の機能を活用することで、お客さまのICT環境を自動的に検索し、導入された機器情報などを収集するサービスを追加します。これにより構成変更が多く発生するシステムのおいても、最新の状況をお客さま自身で正確に管理することが可能となります。
さらに、NTT Comが長年のICT運用で培った運用ノウハウを活かした監視機能を併せて提供することで、追加で監視サービスを契約することなく、ICTサービス・機器の動作状態やパフォーマンスの監視が可能となります。
<サービスの概要>
(2)ダッシュボードの画面による管理業務の生産性向上を実現
お客さま社内のICT運用担当者やマネージャーなど、各利用者の用途に応じたダッシュボード画面を提供します。ICT機器の状態をグラフなどで一元的に見える化することで、管理・監視業務やインシデント対応業務における生産性を向上します。
<ダッシュボード画面>
(3)管理・監視設定のプリセットによる迅速かつ簡易な導入の実現
従来、「ServiceNow」をお客さま自身で導入する際は、数カ月の設計開発期間とそれに伴う構築コストが必要でした。
本サービスは、NTT Comが持つ長年のノウハウにもとづく最適な設定を行った「ServiceNow」と、監視機能を組み合わせてSaaSにて提供することで、お客さまによる複雑な設計や設定作業を行うことなく短期間での導入を実現します。さらに、導入後の「ServiceNow」のバージョンアップもNTT Comにて実施するため、継続利用における負担も軽減します。
4.提供開始日および提供範囲
2019年5月7日より日本で提供開始
5.利用料金
詳しくはNTT Com営業担当者までお問い合わせください。
また、本サービスのすべての機能を3カ月間、通常より安価にご利用可能な「PoC※2パッケージ」もご用意しています。
6.ServiceNow Japan社長 村瀬 将思 氏 コメント
NTT Comの「Global Management One ITSM Platform」の発表を心より歓迎いたします。「ServiceNow」の高度なITサービスマネジメントソリューションと、「ServiceNow」を自ら全社横断で活用されているNTT Comの豊富なIT運用の経験とノウハウにより、多くの企業のデジタルトランスフォーメーションに貢献できる事を確信しています。
「ServiceNow」について
「ServiceNow」はITから人事、セキュリティ、カスタマーサービスまで企業全体の定型業務プロセスを簡素化、自動化するシングルプラットフォーム「Now Platform®」を中核として、企業向けのクラウドサービスを提供しています。世界中の企業が、多様なニーズに合わせてカスタマイズ可能なサービスポータルやワークフロー、機械学習などの機能を活用することで、デジタルトランスフォーメーションを推進し、従業員や顧客に優れた体験を提供しています。詳細はhttps://www.servicenow.co.jp/をご確認ください。
※1:本リリース内でのセルフマネジメントとは、他社へのアウトソースではなくお客さま自身でICT運用を実施することを意味します。
※2:PoCとは、Proof of Conceptの略で、「概念実証」という意味です。 事業化、サービス化に向けた新しい概念や理論、原理、アイデアの実証を目的に行う試作開発の検証やデモンストレーションを指します。
(記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。)
関連リンク
本件に関するお問い合わせ先
2019-R036