御前崎海運株式会社は、産業基礎資材を全国各地に船舶で輸送している会社。「かんたん位置情報サービス」を導入し、荷主様から預かった品物を安全確実に輸送するため、事務所にいるオペレーターが船舶の位置と動静を常に確認している。船舶が日本の沿海どこにいてもリアルタイムで位置が確認できるので、運航予定が組みやすく、トラブルが発生した時も素早い対応が可能になった。
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導入前・導入後の比較
導入前の課題 | 導入後の成果 | ||
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1 | 毎朝、船舶の位置を電話で確認していたが、離接岸中や荷役準備中だと船長は電話に出ることができず、確認するまでに時間がかかっていた。 | 1 | 「かんたん位置情報サービス」は自動的に船舶の位置を地図上に表示するので、いつでも全船舶の位置が確認できるようになった。 |
2 | 入港時刻を予想するため、船長から航行している位置を教えてもらっていたが、電話では詳細な位置が把握しにくかった。 | 2 | 詳細な位置が知りたい場合は、GPSデータで詳細な位置が把握できる。入港時刻の予想がしやすくなった。 |
3 | 大型船舶には船舶自動識別装置(AIS)を導入していたが、航行している他社の船舶も表示するので自社の船舶を見つけにくかった。 | 3 | 自社が管理する船舶だけが画面に表示されるので見やすい。運航状況がすぐに把握でき、トラブルが発生したときも素早く対応できる。 |
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お客さまの声
【導入のきっかけ】
海上を運航する船舶の位置確認を効率化したい
品物を安全確実に輸送するため、常に船舶の位置と動静を確認しています。
毎朝、船長に電話をかけて位置を教えてもらうのですが、離接岸や荷役準備作業などを行っていると船長が電話に出られないない時もあり、管理する全船舶の位置を確認するには何度も電話をかける必要がありました。航行中の場合は電話での説明では詳細な位置が把握しにくい状況でした。
大型船舶についてはVHF電波を利用した船舶自動識別装置(AIS)の設置が義務づけられていますので、その装置を使えば正確な位置がわかります。しかし、船舶自動識別装置は航行する他社の船舶も地図に表示しますので、自社が管理する船舶を見つけるのに手間取っていました。
より安全な運航を実現するため船舶の位置確認を効率化したいと思っていました。
【導入効果】
全船舶の動静がリアルタイムでわかる トラブルが発生した時も素早く対応できる
「かんたん位置情報サービス」は船舶自動識別装置(AIS)より導入費用が少額ですので、自社が管理する全船舶に導入しました。GPS端末を船舶に設置し、そこから送信されてくる位置情報が事務所にある大型モニターに表示されます。航行している位置がリアルタイムで表示されますので、とても見やすく、運航予定も組みやすくなりました。特定の船舶の動静に集中したい時は個別検索機能のGPSデータで詳細な位置がわかるので便利です。
GPS端末は操舵室に設置しています。船舶には限られたスペースしかありませんが、GPS端末はAISより小さいので「操舵の邪魔になりません」と船長にも評判がよいです。また、「トラブルが発生した時も事務所のオペレーターが位置を把握しているのであんしんです」といっています。今後は「かんたん位置情報サービス」による情報を事務所のオペレーターと船長が共有して、もっと安全にもっと効率よく、船舶を動かしていきたいと思っています。
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導入システム
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導入サービス
御前崎海運株式会社さま
業種 | 運輸 |
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エリア | 中国 |
従業員数 | 51名~300名 |
事業概要
1964年創立の御前崎海運株式会社は北海道から九州まで産業基礎資材の安定輸送に貢献する内航海運の会社。グラブ付旋回起重機を装備するガット船を数多く管理し、荷揚げ設備が整っていない港や沿岸工事現場などにも資材を届けている。
※ 導入事例内に表記している金額は、取材当時のものです。
※ 画面はイメージです。
※ 掲載内容は2022年7月以前の情報です。