Interview Vol.1

MESSAGE FROM docomolineドコモから皆さまへ

「+d」で教育の未来をともに

政令指定都市最高レベルの教育ICTプロジェクトをドコモとの協創によって推進している熊本市。「その成功に全力を傾ける」とドコモの代表取締役副社長、阿佐美弘恭は、熊本市の成功を日本の教育の成功へと結びつけたいと考えています。教育ICTが形づくる未来と、ドコモが果たすべき役割、そしてドコモだからできること──
そのすべてを明らかにします。

株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長阿佐美 弘恭

熊本市長大西 一史様

文部科学省が2020年度から順次実施する新しい「学習指導要領」では、小中高等学校教育でのICTのより積極的な活用を強く求めています。いよいよ、ICTによる新しい教育が日本全国の小中学校、そして高校で本格的にはじまります。

ICTの進化は、「国の競争力向上」「社会的課題の解決」「産業の構造改革」「企業活動の効率化」「個人生活の付加価値向上」、そして「地域の活性化(創生)」など、さまざまな効果をもたらすと期待されていますが、それは教育についても同様にいえることです。

そうしたICTの進化を、教育の進化へとしっかりと結びつけ、日本の教育、ひいては地域社会の発展に尽くすこと──。それが、ドコモの使命の一つです。その意味で、熊本市による大規模な教育ICTプロジェクトにかかわれることは、大変名誉なことであると同時に、自分たちの使命を果たす上でも重要な意味を持つといえるでしょう。

ICTの進化に期待されること

MISSION

教育の未来に尽くす

ICTの進化を
教育の進化へ

ICTの進化に期待されること

WHY ICT

なぜ、ICTなのか

ICTが教育にもたらす
変革とは

株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長 阿佐美弘恭 ICTが教育にもたらす変革とは

教育分野でのICTの活用には多くの可能性があり、だからこそ、教育ICTが必要とされ、期待もされています。

具体的な効果の一つが、教育の高度化と資源の節約です。ICTの活用によって、先生たちは課題に対する生徒1人ひとりの理解度を正確に把握し、“One-to-One(ワン・トゥー・ワン)”での指導が行えるようになります。また、タブレットを使った教科書/参考書のペーパーレス化によって、紙資源が節約され、教材の携帯性が向上します。

ICTの活用には教材の高度化・多様化という効果も期待できます。生徒たちは、タブレットとネットワークを通じて常に最新の情報を入手することができ、先生たちも目的に応じて、文字・音声・写真・動画はもとより、VR(Virtual Reality:バーチャル リアリティ/仮想現実)やAR(Augmented Reality:オーギュメンテッド リアリティ/拡張現実)、3次元グラフィックスなどの新しい表現方法を授業に取入れることが可能になります。

また、ICTは“学びのパーソナライズ”も可能にします。ICTによって、いつでも、どこでも、誰でも、自分に適したスピードで学習ができるようになるのです。

もう一つ、教育ICTには重要な効果が期待できます。それは“人創り”です。
たとえば、新たな学習指導要領の実施によって、小学校からのプログラミング教育がはじまります。これによって、子どもたちの創造力や発想力、あるいは試行の繰り返しによって正しい解を導き出していくという、社会人に必要とされる能力が育まれていくでしょう。また、プレゼンテーション資料を作成したり、ブログを体験したりすることで情報発信力が高められます。ICTの活用は、仲間たちとの「知識共有のスキル」や「コミュニケーション能力」の向上にも有効なはずです。

このように考えていくと、熊本市の教育ICTプロジェクトは、教育の高度化を実現するための取組みであると同時に、これからの日本を支える“人創り”の取組みであるといえます。その点でも、ドコモにとって大切なプロジェクトなのです。

株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長 阿佐美弘恭 ICTが教育にもたらす変革とは

教育のためのICTには、満たさなければならない要件がいくつかあります。なかでも重要な要件が、ネットワークの信頼性、品質、そして安全性です。ネットワークが、これらの要件に対応できなければ、ICTの多彩な機能をストレスなく、あんしんして活用することはできません。

この観点から、ドコモでは、ストレスのないICT機能の活用を支える、安定した、高品質のLTEネットワークを提供しています。Wi-Fiをすでに導入されている、あるいは導入を検討されている学校であっても、ドコモのLTEネットワークを併せて活用することで、タブレットの利用範囲を押し広げ、教育での利便性を高めることが可能です。

ドコモでは、教育ICTの“あんしん・安全”を確保するためのソリューションも提供しています。このソリューションによって、生徒たちの年齢層に応じて、閲覧できるサイトを制限することが可能です。これにより、教材としてのインターネットの利便性を損なうことなく、インターネットに潜む危険から子どもたちを守ることが可能になります。

ドコモの教育ICTソリューションは、機器やネットワークの導入がすべてではありません。導入に関する提案から、ご相談対応、導入後の活用促進、さらにはアフターフォローまでをトータルにサポートするのが、ドコモのソリューションです。

そして、このようなソリューションを日本のどの地域でも提供できる体制がドコモにはあります。全国に営業拠点を持つドコモでは、迅速な対応や地域と密着した徹底したサポートを提供できるのです。

WHY docomo

ドコモが選ばれる理由

ドコモだから
できること

株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長 阿佐美弘恭 ドコモだからできること

株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長 阿佐美弘恭 ドコモだからできること

CO-CREATION

協創の意義

価値を生む
協力関係

ICTで教育の未来を切り開いていく取組みは、ドコモの独力で成しえるものではありません。熊本市の教育ICTプロジェクトについても、熊本市とドコモ、そしてICTによる教育の変革に挑むさまざまなテクノロジーカンパニーとの協創によって教育の未来を形づくる取組みです。今回、教育ICTにかける熊本市の想いが、ドコモとの協創へとつながりました。そうした熊本市の想いと、ドコモをはじめとするテクノロジーカンパニーの熱意と技術が一体になることで、新しい価値が生まれると確信しています。

このような協創の取組みは、教育分野のみならず、あらゆる分野のイノベーションを加速させるものです。そのためドコモでは、「+d」(プラスディー)というコンセプトのもと、多くのビジネスパートナーとともに新しい価値を創造していく取組み(=協創)に注力しています。

ドコモは、今日のLTEの性能を大きく上回る次世代通信システム「5G(第5世代移動体通信システム)」について、2020年でのサービスの商用化をめざしています。

この5Gによって、教育ICTがさらに進化することが期待できます。たとえば、5GによってVR/ARの表現力が飛躍的に高まり、それを活かした革新的な教材が登場してくる可能性が十分にあります。

ドコモでは早期にお客様に役立つサービスを提供するため、「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」を立ち上げ、ネットワークサービスの商用化と並行して、多くのパートナーの皆さまとの協創に取組んでいます。この協創によって、教育を含む地域の発展を加速させる次世代サービスがさまざまに生み出されると期待しています。

5G

次世代通信と教育

第5世代移動体通信で
教育ICTにさらなる進化を

株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長 阿佐美弘恭 第5世代移動体通信で教育ICTにさらなる進化を

株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長 阿佐美弘恭 第5世代移動体通信で教育ICTにさらなる進化を

VISION

次のステップ

熊本市の成功モデルを
全国規模の成功へ

ドコモが描いているビジョンは、今回のような教育ICTの取組みをきっかけに、ICTの持つ多くの可能性を、社会的課題の解決や地域創生にフルに活かして、地域社会の発展に貢献することです。そのビジョンを実現するためにも、熊本市の教育ICTの取組みが、教育ICTの理想的な形として、日本全国へ水平展開されることを期待していますし、必ずそうなるようドコモとしても全力を注いでいきます。

また、今回の取組みを通じて教職員の方々や生徒の皆さまのICTリテラシー向上に寄与するとともに、教育ICTの実践を通じて発見した新たな活用方法や課題などを、貴重なノウハウとしてしっかりと蓄積して共有し、教育ICTのさらなる進化に貢献していきたいと考えます。

話の最後に、ドコモの教育ICTに関する取組みをともに推進するすべてのパートナーに改めて感謝するとともに、ドコモの保有するすべてのアセットを総動員して、教育ICTの成功と発展にこれからも貢献することをお約束します。

株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長阿佐美 弘恭

熊本市長大西 一史様

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