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スマートデバイスとは? 種類とビジネスでの活用事例
スマートウォッチやスマートカードなどの「スマートデバイス」は、私たちの暮らしやビジネスを画期的に変える大きな力をもっています。この記事では、スマートデバイスの概要や種類、企業における導入実態、ビジネスシーンでの活用事例などについて解説します。
スマートデバイスとは?
スマートデバイスとは?
スマートデバイスとは、高度な情報処理能力などを搭載した電子機器の総称ですが、明確な定義はありません。スマートデバイスにはCPUなどのコンピューター機能や通信機能が搭載されており、PCに近い働きをします。ただし、PCのような汎用性の高いものはスマートデバイスに含まれません。スマートデバイスと呼ばれるものは一般的に特定の目的や特化した機能、形状を有する製品であり、具体的には電話機能があるスマートフォンやタッチパネル機能があるタブレットなどが該当します。
スマートデバイスに分類されるものとは?
あらゆるモノをインターネットでつなぐIoT技術を利用したスマートデバイスは、さまざまな分野で活用されています。ここでは、スマートフォン、タブレット以外のスマートデバイスを紹介します。
スマートウォッチ
スマートウォッチは、時計機能が備わっている腕時計型の電子機器です。代表的なものとしてはApple社の「Apple Watch」が挙げられます。スマートウォッチには、文字盤がタッチパネル式のものとアナログ表示式のものの2種類があります。
製品によって機能は異なりますが、一般的なスマートウォッチは、電子マネー決済、心拍数や睡眠時間などの健康管理、GPS機能による位置確認ができます。また、スマートフォンと連携すれば、ハンズフリーでの通話やメールの受信通知、タスクやスケジュールの管理などもできます。
ビジネスシーンでスマートウォッチを使用すれば、会議中などでも電話の着信やメールの受信を手元でチェックでき、迅速な対応が可能です。さらにスケジュールをバイブレーション機能で知らせるように設定しておけば、適切なタイミングで次の予定が把握できるためとても便利です。
スマート家電
スマート家電とは、スマートフォンなどに連携できる家電のことです。インターネットに接続しているため、外出先から家電の遠隔操作や運転状況の確認などができます。スマート家電には、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、照明、ロボット掃除機といったものから、玄関ドアの鍵や防犯カメラなどの住宅設備に関わるものまであります。
このようなスマート家電や住宅設備がそろった住宅は「スマートホーム」と呼ばれ、住宅環境やライフスタイルに合った便利な生活が手に入るとあって、今後世界的に普及すると予想されています。
ビジネスシーンでもスマート家電は大いに役立ちます。たとえば、スマートスピーカーです。スマートスピーカーとは、AI(人工知能)が搭載されたスピーカーのことで、人間の声を認識してその命令に従います。そのため、仕事中に手が離せない場合でも、スピーカーに話しかければ、メールの作成や送信、必要な情報の読み上げ、スケジュールやタスクの管理などをしてくれます。
スマートグラス
スマートグラスとは、音声操作ができるカメラ付きのメガネ型情報機器で、メガネのレンズに相当する部分がディスプレイになっています。ただし、このディスプレイは視界を遮るものではなく、自分が見ている視界に情報を重ねて表示できるのが特徴です。
スマートグラスには、検索、道案内、写真や動画の撮影、音声や映像の記録・再生、音声やビデオでの通話、ファイル共有などの機能があります。
ビジネスシーンでは、熟練従業者にスマートグラスをかけてもらい、その状態で作業現場や作業工程を録画・記録します。そしてそれを研修時に活用することで、人材育成や品質のバラつきの軽減などに役立てます。また、カメラがスキャナーとしても使えるスマートグラスを利用すれば、伝票などへの記入作業を省くといった使い方も可能です。
スマートカード
スマートカードはICチップを埋め込んだカードのことで、「ICカード」や「チップカード」とも呼ばれています。スマートカードには、カードを読み込み装置にタッチすることでデータを取得する「接触タイプ」と、無線通信でデータを送受信する「非接触タイプ」の2種類があります。接触タイプの代表例はクレジットカードや携帯電話のSIMカードです。一方、非接触タイプの代表としては、カード型電子マネーや交通機関のICカード乗車券などが挙げられます。
ビジネスシーンでは、IDカードをスマートカードにすることで、各部屋のロック解除や入退室の記録をできるようにし、入退室管理や勤怠管理などに役立てられます。
ドローン
ドローンとは、遠隔操作または自動操縦で飛ばす無人航空機のことで、「マルチコプター」とも呼ばれます。ドローンは、危険な場所に人間が立ち入ることなく空撮などの作業ができ、有人では難しい低空飛行が可能です。ドローンの用途は、空撮、農薬の散布、荷物の配送、施設の巡回監視、設備の点検・整備、測量など多岐にわたり、さまざまな業界で多様なビジネスに活用されています。
ビジネスでスマートデバイスを使うメリット
1台で複数の機能が使える
スマートフォンなどのスマートデバイスは、1つの端末で通話、カメラ、メールの送受信、スケジュール管理など、多彩な機能が使えます。これらの機能を駆使すれば、ビジネスに欠かせない業務連絡、書類の作成・提出・確認、Web会議などがスマートデバイス1つで完結します。
業務の効率化や利便性の向上につながる
スマートデバイスは場所を問わず利用できるので、出先での空いた時間をムダにせず、業務にあてられます。また、スマートデバイスを用いて出張先や外出先で営業報告、日報作成、出退勤時刻の打刻などを行えば、オフィスに立ち寄らずに直帰でき、業務の効率化が図れます。
顧客満足度の向上につながる
従業員にスマートデバイスを支給し、必要な情報を共有することで、担当者が不在でもスムーズな顧客対応ができます。また、顧客から直接担当者に連絡を入れることも可能です。このようなクイックレスポンスが実現できれば、顧客満足度の向上が見込めます。
企業のスマートデバイスの導入実態
総務省が公表した「平成30年度 デジタル化による生活・働き方への影響に関する調査研究 成果報告書」によると、スマートフォンの導入率は、業績が好調な企業で75.3%、標準的な企業で57.8%、低調な企業で46.6%でした。また、タブレット型端末の導入率は、業績が好調な企業で71.1%、標準的な企業で52.9%、低調な企業で39.4%と、業績が好調な企業ほどスマートフォンやタブレット型端末の導入率が高いことがわかりました。さらにオンライン社内掲示板やチャット、Web会議などのオンラインツールについても、業績が好調な企業ほど導入率が高いということが判明しました。
したがって、企業が成長するためにはスマートデバイスを導入し、各種オンラインツールを活用することが、今後ますます求められるでしょう。
なお、スマートデバイスの具体的な活用事例は、のちほど紹介します。
参照元:総務省「平成30年度 デジタル化による生活・働き方への影響に関する調査研究 成果報告書」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/linkdata/r01_02_houkoku.pdf
ビジネスシーンでのスマートデバイス活用事例
営業での活用例
営業では、取引先に自社のカタログやパンフレット、リーフレットを持参することは珍しくありません。しかし、取引先が多い場合、これらの紙媒体は重くかさばります。そこで事前にカタログなどをクラウドやスマートデバイスに格納しておけば、身軽な状態で営業まわりができ、ペーパーレス化にも貢献できます。しかも、その場でカタログのデータを相手に送ることも可能です。
また、スマートデバイスと社内システムを連携させておくことで、在庫確認がリアルタイムででき、お客さまに最新情報を提供できます。ほかにもスマートデバイスのGPS機能で営業部員の現在位置が把握できるため、顧客からの問い合わせなどに対して迅速な行動がとれます。
社内コミュニケーションでの活用事例
スマートデバイスを従業員各自が所持していれば、社内コミュニケーションの活性化が期待できます。通話やメールだけでなく、メールよりも迅速な連絡を可能にするビジネスチャットや社内SNSを導入すれば、新たなコミュニケーションが生まれるきっかけにもなります。
在庫管理での活用事例
スマートデバイスに在庫管理システムを導入することで、複数拠点の在庫を一元管理できます。また、従来の在庫確認では従業員が商品の数をチェックし、PCに在庫数を入力していました。しかし、在庫数が多いと数え間違いや入力ミスといったヒューマンエラーが発生しやすくなります。そこでタブレットなどのスマートデバイスのカメラを用いて、商品のバーコードをスキャンしてデータを読み取れば、数え間違いや入力ミスが大幅に減り、作業効率がアップします。
店舗業務での活用事例
レストランや居酒屋などの飲食店では、席ごとにタブレット端末を設置し、タブレットから注文してもらうことで、店員とお客さま両方の負担を軽減できます。通常の接客では、注文のためにお客さまが店員を待たなければなりません。もしもその注文でミスがあればさらに待ち時間が増え、顧客の満足度を低下させるおそれがあります。しかし、スマートデバイスを活用することで、お客さまは店員を待たずに注文ができ、ひいては注文の品が届くまでの時間も短縮できます。また、スマートデバイスを使うことで、注文ミスを大幅に減らせ、画面に合計金額が表示されるので会計もスムーズに行えます。
勤怠管理での活用事例
勤怠管理システムやアプリを利用すれば、スマートデバイスから勤怠管理ができます。従来、出退勤の打刻は、タイムレコーダーにタイムカードを通すか手書きの出勤簿を使用していました。しかし、勤怠管理システムやアプリを使うことで、各従業員に支給されたスマートフォンもしくは社内に設置された1台のタブレットから簡単に打刻ができます。つまり、社外からも打刻できるため、今まで把握しにくかった従業員の直行時、直帰時、テレワーク時の勤務時間も正しく記録できます。
さらに勤務表の管理や勤怠データの集計、有給休暇の申請、承認などもスマートフォンからできるので、業務の効率化やペーパーレス化が図れます。
スマートデバイス管理やデータの収集・分析にはThings Cloud®
業務で利用するスマートデバイスには、多様なデータが蓄積されており、企業の課題解決や新たな事業に役立つ宝の山です。しかし言い換えれば、それらのデータが紛失や盗難、マルウェアの侵入、ハッキングなどの被害にあった場合、個人情報や機密データの漏えいに発展するおそれがあり、企業にとって致命傷になりかねません。そのため、企業による徹底したスマートデバイスの管理が求められます。また、企業の課題解決や新たな事業の起爆剤ともなる、スマートデバイスによって得られたデータの扱いも重要で、企業には安心してデータの収集・蓄積・分析・管理できる体制が必要です。
そこでおすすめなのが、NTTコミュニケーションズの「Things Cloud®」です。Things Cloud®は、インターネットに接続されたスマートデバイスなどからデータを収集・可視化・分析・管理などができる開発・運用基盤です。登録デバイスの管理および監視する機能も備わっており、万が一のときには遠隔操作で制御ができます。したがって、Things Cloud®は、スマートデバイスを含めたIoTデバイスを活用して、業務の効率化や労働力不足の解消、コスト削減などを目指す企業にもおすすめのサービスです。
今やスマートフォンをはじめとするスマートデバイスは、ビジネスになくてはならないアイテムです。そんなビジネスで活躍するスマートデバイスには、有益なデータが蓄積されており、企業にはPC同様のハイレベルな管理が求められます。そのため、デバイスやデータの管理に不安がある場合には、デバイスの管理、データの収集・可視化・分析・管理ができる「Things Cloud®」の導入をおすすめします。
まとめ
スマートデバイスやIoTは、暮らしやビジネスを変革する大きな力を秘めています。これらの力を適切に管理し、新たなビジネスにいかすためには、安定したIoT基盤が欠かせません。「Things Cloud®」は、IoTに必要な機能をまとめたIoTプラットフォームサービスです。デバイスの管理、データの収集・可視化・分析・管理などができ、IoTの開発や運用が安定して行えるため、スマートデバイスやIoTを活用した新しい事業を検討中のお客さまにもおすすめのサービスです。
この記事の目次
- スマートデバイスとは?
- スマートデバイスに分類されるものとは?
- ビジネスでスマートデバイスを使うメリット
- 企業のスマートデバイスの導入実態
- ビジネスシーンでのスマートデバイス活用事例
- スマートデバイス管理やデータの収集・分析にはThings Cloud®
- まとめ
選べるネットワーク、選べるセキュリティ
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