在宅でできる副業の特徴とは。事例や始める際のポイントなどを解説

在宅でできる副業の特徴とは。事例や始める際のポイントなどを解説

公開日:2023/4/7

多様な働き方が浸透するなかで、本業以外で収入を得る方法として副業が注目されています。そのため、企業は「どのような在宅の副業があるのか把握したい」、従業員側としては「自分の時間を有効に使いたい」といったニーズがあるのではないでしょうか。

本記事では、在宅でできる副業の特徴や事例、始める際のポイントについて詳しくみていきましょう。

在宅でできる副業の特徴

在宅でできる副業についてみていきましょう。休日や子育て中などライフスタイルに合わせて選択することが大切です。

スマホやPCなどで仕事ができる

スマホやPCを使用して仕事ができる副業は次のように多数存在します。

・気軽に始められるポイ活
・アンケートモニター
・スキルを活かした事務代行や動画編集

在宅副業の多くは、インターネット環境さえあれば特別なスキルや機材がなくても始められます。未経験でも参入できる仕事もあるため、本業以外のスキルを身につけたい場合にも役立つでしょう。

企業としても、従業員が自らスキルを獲得しようとするモチベーションは仕事に役立つ点を知っておくとよいでしょう。

隙間時間などを活かせる

在宅副業には以下のように隙間時間を活かせる仕事もあります。

・ネットサーフィンをする時間
・子どものお昼寝中
・寝る前の短時間

短時間(1〜2時間程度)で完結する仕事も少なくありません。「なんとなくスマホを触ってしまう時間」を副業時間に当てれば、無理なく収入アップを目指せます。

合う、合わないといった適正がわかりやすい

在宅副業には「合う、合わない」といった適正がわかりやすいという特徴もあります。経験がある業務や好きな仕事を選ぶことも可能です。継続によって経験やスキルを積めば、収入アップも期待できます。

在宅でできる副業の事例

ここからは、在宅でできる副業の事例についてみていきましょう。従業員として企業に所属している場合でも挑戦できる環境が整っているといえます。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、企業がプラットフォームを利用し、登録している人材に業務を発注できる仕組みです。「クラウドワークス」「ランサーズ」といったクラウドソーシングサイトが有名で、初心者でも比較的簡単に仕事を受注できます。

例えば、あるクラウドソーシングサイトでは、常時数千件以上の業務が掲載されているケースもあります。とくに、コンテンツ制作や動画編集、事務代行などは副業を探しやすいといえるでしょう。

企業とのコミュニケーションや納品、請求までを全てサイト上で行える点はメリットです。

アフィリエイト

アフィリエイトは、ブログやSNSで特定の商品やサービスを紹介し、読者が広告をクリック・購入した際に、売上の一部を報酬として受け取れる仕組みです。

アフィリエイトの1つとして、ブログアフィリエイトは隙間時間を活用した副業として高い人気があります。安定するまで時間や手間がかかるものの、毎月高い収入を得られる可能性があるといえるでしょう。

事務、採用代行

事務や採用代行も在宅の副業が可能です。例えば、次のようなものがあります。

・初心者でも始めやすいデータ入力や文字起こし
・語学力を活かした翻訳
・バックオフィス経験者があれば人事や採用代行

採用代行企業の一員として業務を行うことも可能です。

アンケートモニター

平均月収は1,000円〜2,000円程度で単価は低い傾向にあるものの、気軽にできるアンケートモニターも在宅でできる副業として注目を集めています。スマートフォンでできる仕事が多く、隙間時間で行える点が魅力です。

イラストレーター、動画編集

平均月収は1,000円〜2,絵を描く、PCを使って稼げる仕事がしたいと考える場合は、イラストレーターや動画編集も在宅で可能です。PCのほか機材や専用ソフト、ある程度のスキルがあればスタートできます。

スキルを磨けば、在宅副業でもまとまった収入を目指せすことも可能です。YouTubeやInstagramなどの普及に伴って、動画・画像に関する需要は高まっている点も知っておくとよいでしょう。

在宅の副業のポイント

ここでは在宅副業のポイントを見ておきましょう。企業の規定をチェックしたうえで、合わせる必要がある点と利益額が大きい場合は確定申告が必要となる点については、よく知っておかなければなりません。

利益に応じて確定申告が必要

副業は、以下のいずれかに該当する場合は確定申告が必要です。

・本業以外の所得(収入-所得)が20万円以上
・本業・副業を合算した年間収入が2,000万円以上

支出のレシートや領収書の保管も義務付けられています。確定申告の対象者が申告を怠った場合は脱税・罰則が適用されるため、注意しましょう。

また、従業員であれば確定申告を行うケースは少なく、年末調整がほとんどといえます。どういった違いがあるのか詳しく知りたい方はこちらから。

企業のリサーチを徹底する

在宅副業の中には「スマホで簡単に1日数万円稼げる」といった怪しい仕事も存在します。インターネットを介した副業は、次のようなリスクも想定される点も知っておきましょう。

・相手の顔を知らないまま業務を行うケースが多く、高額請求や違法行為に加担させられる
・法律に違反するような仕事も紛れている

そのため、サイト利用や応募の際は企業のリサーチを徹底することが大事です。また、「利用サイト+口コミ」「仕事内容+詐欺」などで検索すると、企業であればある程度の情報を把握できます。企業の公式HPや所在地を確認し、実際に存在する会社かどうかを見極めましょう。

本業の規定は要チェック

副業に対する法律の定めはありません。しかし、就業規則で「副業NG」・「副業は事前の届け出が必須」などの記載がある場合は遵守しましょう。

副業禁止にもかかわらず、本業以外で働いていることが発覚した場合、何らかのペナルティが課せられる可能性があります。副業を始める際は、事前に本業の規定をチェックし、上司や同僚に相談することが大切です。

企業側としても副業に関して、どういったものが認められるか・どういった届出が必要なのかを従業員に知らせる仕組み作りも大切です。

必要経費は認められる

在宅副業は、確定申告に際して必要経費が認められます。経費計上で認められる所得は以下のとおりです。

・事業所得
・不動産所得
・雑所得

副業で得た収入のほとんどは「雑所得」に該当しますが、開業届を提出している場合は「事業所得」となります。例えば、100万円の収入に対して20万円の経費(1点10万円未満の事務用品やPC等)がかかった場合の雑所得は80万円です。

副業の規模が大きくなるほど、経費精算は煩雑になりがちです。場合によっては、経費精算システムやツールの導入も検討しましょう。

口座やクレカの準備も大切

在宅副業で収入を得る際は、自身のプライベート用と分けるためにも「副業用の口座やクレカを準備する」ことも大切です。

理由として、経費を「いつ、どこで、何に使ったのか」が可視化されるため、確定申告時の経費計上が容易になるためです。クレジットカードには各社ポイント還元の特典があることから、貯まったポイントは事務用品の購入などでも使用できます。

まとめ

在宅でできる副業は多種多様であるため、簡単に始められます。隙間時間を利用できる仕事もあるため「副業を始めたい」と考える方も多いでしょう。しかし、副業であっても収入によっては確定申告が必要となり、正しい経費精算が求められたりする点には注意が必要です。

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