モバイルSuicaに登録できるデビットカードの種類とは?注意点も詳しく解説
公開日:2024/6/26
モバイルSuicaには数多くのメリットがありますが、そのひとつとしてクレジットカードから簡単にチャージできる点が挙げられます。ICカードのSuicaの場合、自動券売機や多機能券売機にICカードを入れて画面に従って入金額を選択し、チャージしなければなりません。この場合、残高が不足する度に自動券売機を利用しなければならないので不便です。
一方、モバイルSuicaは事前にクレジットカードを登録しておくことで、アプリから簡単にチャージすることができます。これにより、自動券売機に並ぶ必要がなく、手軽に入金ができるため利便性が大幅に向上するでしょう。
しかし、クレジットカードは月末に前月の使用分がまとめて請求されるため、不安を感じる方も多いです。また、不正利用が発生したときに、大きなリスクを被ることになるため、クレジットカードではなくデビットカードをモバイルSuicaに登録して使用したいと思われる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、モバイルSuicaに登録できるデビットカードの種類や注意点について解説しますので、興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
そもそもデビットカードとは?
デビットカードとは、所有する銀行口座から自動的に支払い分を引き落とし、クレジットカードのように決済ができるカードのことです。クレジットカードは、使用した分の料金が翌月にまとめて請求されます。一方、デビットカードは使ったその場で銀行口座から決済した料金が引き落とされる仕組みです。
デビットカードには、Visaなどのマークが付いており、加盟店で使用することができます。直接銀行から引き落とされるため、利用したい金額分をチャージする必要はありません。
デビットカードを利用する4つのメリット
デビットカードを利用すれば、大まかにわけて4つのメリットを獲得することができます。具体的にどのようなメリットがあるのか解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
使いすぎる心配がない
1つ目のメリットは、使いすぎる心配がないという点です。
デビットカードは、決済する際に自動で銀行口座から引き落とされます。クレジットカードのように与信枠がなく、口座の残高を上回る決済は不可能です。これにより、お金を使いすぎてしまう心配がありません。
また、クレジットカードのようにリボ払いや分割払いがなく、決済した金額が支払い能力を上回る心配がないという点もメリットになります。
チャージの必要がない
2つ目のメリットは、チャージの必要がないという点です。
例えば、プリペイドカードを利用する場合、決済に必要な金額をチャージしなければなりません。一方、デビットカードは直接銀行口座からその場で引き落とされます。これにより、チャージする必要がありません。銀行にお金を入金しておく必要はありますが、チャージするためにサービス提供元のサイトにログインする必要や金額の数字を入力する作業もないため、利便性が高いです。
原則審査なしで発行ができる
3つ目のメリットは、原則審査なしで発行ができるという点です。
デビットカードはクレジットカードのように与信枠がなく、個人や法人の銀行口座にある残高分しか利用できないため、原則審査なしで利用することができます。これにより、個人事業主として活動をスタートしたばかりの方やスタートアップ企業も契約しやすいので、その点も大きなメリットです。
ATM手数料などがかからない
4つ目のメリットは、ATM手数料などがかからないという点です。
銀行や時間帯などによっても変化しますが、ATMを利用して銀行から現金を引き出すとき、手数料がかかります。銀行の手数料は少額ですが、何度もATMを利用すると結果的に手数料の金額は大きくなってしまうでしょう。
一方、デビットカードを利用する場合、現金を銀行から引き出す必要がなくなります。これにより、ATMの手数料を削減することができるでしょう。
モバイルSuicaに登録できるデビットカードの種類とは?
このように、デビットカードには数多くのメリットがありますが、モバイルSuicaで利用すれば銀行口座にある残高の範囲内でチャージすることができるので非常に便利です。しかし、モバイルSuicaにすべてのデビットカードを登録できるというわけではありません。具体的には、本人認証サービスに対応している下記のブランドのデビットカードは、モバイルSuicaに登録することができます。
- JRE BANKデビット
- JCB
- VISA
- Mastercard
- American Express
- Diners Clubなど
このように、モバイルSuicaに登録することができるデビットカードの種類は複数あります。それぞれのデビットカードで年会費や付与されるポイントが変化するため、自身に合ったものを選択するのがおすすめです。
モバイルSuicaにデビットカードを登録する際の注意点
モバイルSuicaにデビットカードを登録する際の注意点は3つです。それぞれの注意点について詳しく解説します。
複数端末及び会員情報に登録できない
1つ目の注意点は、複数端末及び会員情報に登録することができないという点です。
モバイルSuicaは1枚のデビットカードを複数の端末や会員情報に登録することはできません。そのため、1つの端末やアカウントにつき1枚のデビットカードを使用する必要があります。
預金残高不足により決済などができない場合がある
2つ目の注意点は、預金残高不足が発生している場合、決済ができないという点です。
前述の通り、デビットカードは銀行の残高から自動で引き落とされる仕組みのため、残高不足が発生すると決済することができません。また、払戻に関しても対応することができないケースや口座に返金されるまでに日数を要する場合があります。
このようなトラブルを防止するために、デビットカードをモバイルSuicaに利用する人は紐づいた銀行口座が残高不足にならないように十分な金額を入金しておく必要があります。また、払戻に対応できない場合があるため、それを念頭において買い物やチャージを行わなければなりません。
すべてのデビットカードが登録できるわけではない
3つ目の注意点は、すべてのデビットカードが登録できるわけではないという点です。
先ほどもご紹介したように、モバイルSuicaには登録できるデビットカードの種類があります。使用しているデビットカードがその中に該当しない場合、モバイルSuicaに登録することはできません。例えば、海外で発行されたデビットカードは原則として登録することができないため、注意が必要です。
まとめ
今回は、モバイルSuicaに登録できるデビットカードの種類や注意点などについて詳しく解説しました。モバイルSuicaにデビットカードを登録すれば、銀行口座の残高の範囲で決済することができるので安心です。そのため、企業や個人の中には安心して交通費精算を楽にするために、デビットカードの契約を検討している方もいるでしょう。しかし、交通費精算を劇的に楽にするためには、経費精算システムを導入するのがおすすめです。経費精算システムを利用することで、電車を利用するときにモバイルSuicaで改札を通過するだけで申請が完了するため、申請者の負担が大幅に軽減されます。
NTTコミュニケーションズでは、経費精算システム『SmartGo® Staple』を提供しています。SmartGo® Stapleは、モバイルSuicaと法人プリペイドカードのStapleカードが一体になった経費精算サービスです。Stapleカードはプリペイドカードになりますが、自動チャージ設定機能があるため、残高が一定の金額を下回った場合、自動で補充することができます。これにより、デビットカードのように使用することが可能です。また、SmartGo® Stapleを導入すれば、モバイルSuicaを使用して改札を通過するだけで交通費の申請が完了するため、非常に便利です。興味がある方は、この機会にSmartGo® Stapleの利用を検討しましょう。
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