2023年10月25日
愛知県刈谷市でスマートシティの推進に向けた課題解決型実証プロジェクトを実施
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、刈谷市が2023年度に実施するスマートシティの取り組み「課題解決型実証プロジェクト」に参画し、そのプロジェクトの一環として、2023年11月より「バス利用者の移動需要(乗降情報など)の把握」および「刈谷ハイウェイオアシス駐車場のスムーズな利用」の2つの実証プロジェクトを実施します。
1.背景
刈谷市では、先端技術などを活用して地域の課題解決につなげ、暮らしを豊かにするスマートシティの取り組みを推進することを目的に、刈谷市スマートシティ推進協議会(以下 協議会)を設立しています。NTT Comは2022年より協議会への参画を通じ、ICTやAI技術を活用し、刈谷市の持続的発展への貢献をめざしています。今年度は刈谷市のスマートシティ実現に向け、持続可能なまちづくりのために、バス利用者の移動需要把握や駐車場の混雑緩和について実装を見据えた実証プロジェクト(以下 本プロジェクト)に取り組みます。
2.本プロジェクトの概要
プロジェクト | バス利用者の 移動需要(乗降情報など)の把握 |
刈谷ハイウェイオアシス駐車場 のスムーズな利用 |
---|---|---|
実施日程 | 11月1日(水)~11月30日(木) | ●混雑情報発信無し 11月3日(金)~5日(日) ●混雑情報発信有り 11月18日(土)、19日(日)、 25日(土)、26日(日) |
実施場所 | 刈谷市公共施設連絡バス「かりまる」 一ツ木線 |
刈谷ハイウェイオアシス 第1~3・5駐車場 |
現状の課題 |
|
|
検証テーマ | AIカメラを活用したバス利用者の正確な把握とバス運転士の負担軽減効果の検証 | AIカメラを活用した駐車場の混雑状況のリアルタイム把握と効果的な情報発信方法の検証 |
実施内容 |
|
|
将来の展開 | 将来的には、AIカメラを活用した利用者の属性まで幅広いデータを取得することで、地域の公共交通の整備に活用していくことを想定 | 将来的には、施設内にもAIカメラを設置することで、人流や属性データを取得することで、刈谷ハイウェイオアシス全体の混雑予測や施設運営の最適化に活用していくことを想定 |
3.本プロジェクトのイメージ
(1)バス利用者の移動需要(乗降情報など)の把握
(2)刈谷ハイウェイオアシス駐車場のスムーズな利用
4.本プロジェクト実施体制
(1)バス利用者の移動需要(乗降情報など)の把握
企業名 | 主な役割 |
---|---|
NTT Com | 本プロジェクトの企画および運営、機器調達、AIカメラの設置/撤去、取得データの分析・提供 |
刈谷市 | 本プロジェクトの事業委託者 |
名鉄バス株式会社 | 実証フィールド(車両)の提供 |
日本システム開発株式会社 | AIカメラのシステム構築/提供 |
(2)刈谷ハイウェイオアシス駐車場のスムーズな利用
企業名 | 主な役割 |
---|---|
NTT Com | 本プロジェクトの企画および運営、機器調達、AIカメラの設置/撤去、混雑情報のWebページ発信および看板による発信、取得データの分析/提供 |
刈谷市 | 本プロジェクトの事業委託者、AIカメラ設置/撤去など申請の調整 |
刈谷ハイウェイオアシス株式会社 | 実証フィールドの提供 |
5.今後の展開
NTT Comは、本プロジェクトの結果を踏まえ、ICTやAI技術などの先端技術などを活用して地域の課題解決につなげ、暮らしを豊かにすることをめざします。また、今後も刈谷市の持続的発展およびスマートシティの拡大に貢献してまいります。
※1 映像を録画せず乗降者をカウントするため、個人を特定できるデータは残しません。
※2 映像を録画せず車両をカウントするため、個人を特定できるデータは残しません。
※3 刈谷ハイウェイオアシス公式HP上に、混雑情報発信HPのリンクを掲載しています。
- 刈谷ハイウェイオアシス公式HP:https://kariya-oasis.com/
NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、ドコモグループの法人事業を統合し、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。
NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X®」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。