マテリアリティ(重点活動項目)とKPI
NTTコミュニケーションズグループは、サステナブルな未来を創造する企業グループを目指すべく、気候変動対応をはじめSDGs/ESGを巡る社会からの要請やさまざまな期待、事業戦略およびNTTグループの取り組み、国内外のさまざまな動向などを踏まえつつ、下図のようなマテリアリティ特定のプロセスを経て、サステナビリティ基本方針の策定とともに重点活動項目を設定しています。現在の重点活動項目は、下図右側の「特定したサステナビリティ重点活動項目」の通り、社会、環境、人材、ガバナンスの重点4領域を構成する12の項目となっています。NTTコミュニケーションズグループは、今後ともこうして特定した重点活動項目に沿って、PDCAサイクルを回しながらサステナビリティ活動を推進していきます。
重点活動項目(マテリアリティ)の特定・設定および主要推進事項、指標(KPI)・目標の設定プロセス
STEP1課題の洗い出し
国際的ガイドラインやイニシアチブ、外部評価指標などをもとに、社会課題の抽出を実施。
外部評価指標:DJSI、FTSE、MSCI、EcoVadisなど
国際的ガイドライン:GRIスタンダード、ISO26000
国内外イニシアチブ:UNGC、SDGsなど
STEP2優先順位付け
重点活動項目のうち、引き続き重要な項目や、短期、中期、長期にわたりグループの経営戦略などに影響を与える可能性のあるサステナビリティ関連のリスクと機会に対処するための取り組みを含め、本業においても重要度の高い項目を整理し、課題を統合・集約。それらの統合・集約した社会課題に対して、ステークホルダーからの期待度や要請、自社グループにとっての事業活動による経済、環境、社会へのインパクトの著しさ・重要度の2軸で優先順位付けを実施。
STEP3重点活動項目の設定
企業理念や事業戦略、NTTグループの取り組み、NTTドコモグループとしての取り組み、国内外のさまざまな動向を踏まえ総合的に検討。関連部門へのヒアリングも行い、重点活動項目を設定。
STEP4KPI の設定
特定した重点活動項目ごとに、関連部門を交え、関連組織とともに、社会動向、関連するリスク・機会やSDGsへの貢献、NTTグループKPIとの関連性も視野に、主要推進事項および指標(KPI)・目標を検討し、サステナビリティ推進委員会を通じて全体の妥当性確認のうえ、設定。