2013年3月13日
モバイルデータ通信サービスの信頼性向上に向けた取り組みについて
~NTTドコモ網とNTT Com網の接続設備を西日本エリアに新設~
NTTコミュニケーションズ(略称: NTT Com)は、NTTドコモのネットワークを活用したモバイルデータ通信サービスにおいて、サービスの更なる信頼性向上に向けて、NTTドコモのネットワークとNTT Comのネットワーク間の接続設備(POI:Point of Interface)を西日本エリアに新設し、東日本エリアの接続設備とあわせて冗長化を図ります。
1.概要
スマートフォン・タブレット端末の急速な普及や機器同士が通信するM2M(Machine to Machine)の進展などにより、モバイルデータ通信サービスの利用者数が拡大しています。NTT Comでは、携帯キャリアの3G/LTEネットワークを活用し、OCNやArcstar Universal Oneと接続することにより、お客さまにワンストップでモバイルデータ通信サービスを提供していますが、このたび、NTTドコモのFOMA/Xiネットワークとの接続設備を増設し、サービスの更なる信頼性向上を図ることとしました。具体的には、東日本エリアに加え、新たに西日本エリア(大阪)にも接続設備を設置することで、冗長構成のネットワークを構築します。これにより、災害などにより一方の接続設備に故障が発生した場合でも、他の接続設備に迂回することで、安定したサービス提供が可能になります。
<ネットワーク構成イメージ>
2.対応サービス
3.提供開始日
2013年7月以降、準備が整い次第提供します。
4.本サービスの利用例
(1)決済端末・車載器などのM2M端末を全国展開しているお客さまが本サービスを利用する場合、災害などにより東日本POIに故障が発生しても、西日本POIに迂回することで通信を確保できるため、BCP対策として有効です。
(2)店舗・支社のバックアップ回線や固定的に設置するキオスク端末などのメイン回線として本サービスを利用する場合、その用途に応じて東西それぞれのデータセンターに分散収容することも可能です。
(3)本サービスを利用しMVNO事業を展開されるお客さまは、これまで提供していた「東日本POIによる接続」のほか、新たに「西日本POIによる接続」または「東西両方のPOIによる接続」を選択できます。
※「FOMA」「Xi」は、NTTドコモの登録商標です。