2016年3月2日
「OCN」における品質向上のための取り組みについて
〜より多くのお客さまに快適にご利用いただくため、混雑時の緩和対策を実施します〜
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、国内最大のインターネット接続サービス「OCN」のサービス(一部除く)*1を対象に、2016年6月1日から、より多くのお客さまにインターネットを快適にご利用いただくための取り組みを開始します。
1.背景
NTT Comは、「OCN」のネットワーク上を流れるデータ量の増加に対応するため、平素より通信設備の増設*2に努めています。しかし、動画などの容量が大きいコンテンツの増加や、利用者・利用頻度の増加などによって、通信されるデータの量(トラフィック)は飛躍的に増え続けており*3、多くのお客さまの利用が集中し混雑状態になると、通信速度の著しい低下が生じることがありました。
混雑発生に伴う通信品質低下を防ぐため、NTT Comは通信設備の増強を引き続き行うとともに、混雑が発生した際に、利用の公平性を確保するため、以下の取り組みを実施いたします。
2.実施内容
お客さまが利用する通信設備*4において混雑状態が発生した場合に、同じ設備を利用している通信量が多い回線から順に、通信速度を他の回線と同じ水準まで一時的に制御し*5、より多くのお客さまがご利用いただけるようにいたします。この通信速度制御は、混雑が緩和すると、直ちに解除されます。
3.実施予定日
2016年6月1日
4.適用対象サービス
主な対象サービスは以下の通りです。
【個人のお客さま向けのサービス】
「OCN 光」
「OCN 光 with フレッツ」
「OCN 光 「フレッツ」」
「OCN for ドコモ光」
【企業のお客さま向けのサービス】
「OCN 光」
「OCN 光 「フレッツ」」
「OCN 光サービス(F)」
「OCNバーチャルコネクトサービス」
「OCNビジネスセキュリティセット」
対象サービスを契約されているお客さまには、メールなどにて順次ご案内をさせていただく予定です。
5.その他
上りトラフィックにおいても、混雑時に下りトラフィックと同様の通信速度制御を実施することから、1日あたり30ギガバイト(GB)以上のデータをインターネットにアップロードしているお客さまに対する大量データ送信制限(2008年8月1日より実施)については、廃止いたします。
<参考>通信データ量(トラフィック)の目安
通信速度制御の対象となり得るのは、混雑時に他のお客さまと比べて著しく大量のデータ通信をされている回線です。ただし、制御の対象となるデータ量は、同じ通信設備*4を共用する他のお客さまのご利用状況によって大きく変化します。
*1: 詳細は「4. 適用対象サービス」を参照ください。
*2: 詳細は「OCNの増設工事予定・完了状況」をご参照ください。
http://support.ntt.com/ocn/information/detail/pid25000002e8?parentGoodsCode=511
*3: インターネットトラフィック量は増加傾向(対前年比で上り53.5%、下り35.5%増加)。出典:総務省「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計結果(平成27年5月)」
*4: お客さま宅内ではなく、OCNの施設内にある通信設備。一つの設備で複数のお客さまにサービスを提供することができます。
*5: 通信速度の制御については、「日本インターネットプロバイダー協会」等が2012年3月に改定した「帯域制御の運用基準に関するガイドライン」に準じています。
本件に関するお問い合わせ先
報道機関からの
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個人のお客さまからの
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企業のお客さまからの
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2016-R023