NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、自然言語解析技術を活用したAIサービス「COTOHA®」シリーズの新サービスとして、AIが自動で文字起こしや翻訳を行う議事メモ作成サポートサービス「COTOHA® Meeting Assist」(以下 本サービス)の提供を、2019年4月1日より開始します。

1. 背景

近年「働き方改革」の取り組みの中で、業務を効率化するツールのニーズが高まっています。これを踏まえNTT Comは、日本企業で特に多いとされる「会議」の効率化に着目し、議事メモの作成を自動で行うサービスを開発しました。

2. 概要と特長

会議の内容をリアルタイムでテキスト化し、議事メモに必要な情報を自動で作成することで業務効率化に貢献するクラウドサービスです。

本サービスでは、「COTOHA® API」をはじめとするAI関連技術を活用しています。

(1) 会話内容を高精度でスピーディーにテキスト化

会議や打ち合わせなどの音声がリアルタイムでテキスト化され、ミーティング画面に表示されます。また、会議の場にいないメンバーも、テキストチャットでミーティングに参加することが可能です。さらに、日本語から外国語・外国語から日本語への即時の翻訳ができるため、グローバルなビジネスにも活用いただけます。

議事メモ管理画面では、発言の一覧表示や編集、音声ファイルの再生ができるほか、会話内容から自動的に抽出したタスクや重要な発言を簡単な操作で議事に転記することが可能です。このため、「明日までに見積書を作る」といったようなToDoや決定事項の抜け漏れを防ぎやすく、業務の進捗管理にも貢献します。

＜利用イメージ図＞

＜画面イメージ図＞

ミーティング画面

議事メモ管理画面(部分)

(2) パソコンやスマートフォンだけで手軽に利用可能

専用の機器は不要で、インターネットに接続したパソコンやスマートフォンだけでご利用いただけます^※。設備投資などの初期費用が不要であり、月額費用のみでご利用いただくことが可能です。

(3) 専有型クラウドサーバーでのセキュアなデータ管理

会話内容の音声データや議事メモのテキストデータは、お客さま専有のクラウドサーバーに保管されるため、重要な情報も強固なセキュリティで管理されます。

3. 提供開始日

2019年4月1日

4. 提供機能と利用料金

本サービスは会議・打ち合わせの議事や会話のメモ管理以外の機能も提供しており、ビジネスシーンで総合的にご利用いただくことが可能です。

提供機能と利用料金の詳細は[別紙]をご参照ください。

• オプション(別料金)で、利用するサーバーのCPUやメモリ、保存ディスク容量を追加することが可能です。
• 本サービスで利用する一部のAPI(音声認識および翻訳)については、別途ご契約が必要となります。
  詳しくは下記Webサイトをご参照いただくか、NTT Com営業担当者までお問い合わせください。
  「COTOHA Meeting Assist」Webサイト　https://www.ntt.com/cotoha-ma.html

5. 出展情報

「第3回AI・人工知能EXPO」において、本サービスの展示を行います。ぜひNTTグループの出展ブースまでお越しください。

(参考)「COTOHA API」とは

NTT Comが2018年9月より提供している、AIによる自然言語解析APIです。NTTグループが40年以上にわたって蓄積・精錬した210万語を超える日本語辞書およびAI関連技術「corevo®(コレボ)」と、NTT Comが独自開発した自然言語解析技術を実装しています。「corevo®」は、日本電信電話株式会社の登録商標です。http://www.ntt.co.jp/corevo/

※: 音声認識の精度を上げるため、外付けのマイクやヘッドセットのご利用を推奨しています。

関連リンク

• 「COTOHA Meeting Assist」Webサイト