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2022年9月20日

白ナンバー事業者に特化したクラウド型アルコールチェックサービスを提供開始

~2022年改正道路交通法に対応、安全運転管理業務のDX実現により飲酒運転ゼロの社会へ~

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下NTT Com)は、車両管理業務を総合的に支援する「docoですcar」※1において2022年改正道路交通法※2に対応したクラウド型「白ナンバー事業者向けアルコールチェックサービス」(以下 本サービス)の提供を、2022年9月20日より開始します。本サービスにより、飲酒運転抑止・安全運転管理者業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)促進と法令遵守に貢献します。

1.背景

近年、飲酒運転による事故が多発し社会問題化していることを背景に、2022年4月、改正道路交通法が施行され、アルコールチェック義務化の対象が白ナンバー事業者に拡大されたことにより、新たに約800万人※3が義務化対象となりました。NTT Comは、車両管理サービス「docoですcar」において、2015年から貨物・旅客事業者(緑ナンバー)向けアルコールチェックサービスを提供してきましたが、これまでの技術・ノウハウを活かし、本サービスを新たにラインナップしました。

2.本サービスの概要

本サービスは、白ナンバー事業者に特化したクラウド型アルコールチェックサービスです。ドライバーは、携帯型のアルコール検知器を通していつでもどこでも測定が可能です。アルコール検知器とスマートフォンを連携させることで、確認結果を1年間クラウド上に自動保存できます。なおこの確認結果は、法律で義務付けられた要件を満たすものです。また、安全運転管理者は、管理画面を通して、アルコールチェック結果を一元管理できます。

3.本サービスの特長

(1)アルコールチェックの効率化を実現

アルコール測定データの自動入力やプルダウン型の選択項目により、正確かつ効率的な記録が可能です。また、アルコール検知時は、安全運転管理者にリアルタイムでアラート通知されるため、飲酒の兆候を見逃しません。

(2)検知精度の高い電気化学式のアルコール検知器を採用※4

アルコール検知器協議会(J-BAC)認定の電気化学式検知器を採用しているため、誤作動を極小化し、正確な酒気帯び確認が可能です。

(3)共用のスマートフォン端末を利用したアルコールチェックに最適

ユーザー数単位ではなく、ご契約のスマートフォンアプリ単位の課金となるため、共用のスマートフォン端末を利用したアルコールチェックにおいて、コストの最適化が可能です。アルコールチェック時に顔写真を自動的に撮影し、クラウド上で確認ができるため、なりすましを抑止します。コストの最適化だけでなく、安全面にも優れた運用が可能です。

4.提供開始日

2022年9月20日

(2022年9月28日より、ビジネスプラス※5での提供も開始します)

5.利用料金

スマホアプリ利用料(月額) 660円 / ID(税込)※6

6.お申し込み方法

NTT Com営業担当までお問い合わせください。

7.今後の展開

今後、ドライブレコーダーの走行履歴や運転診断データとの連携を予定しています。これにより、安全運転管理者は、ドライバーごとの走行実態とアルコールチェックの実施有無を一元的に把握することが可能となります。NTT Comは、今後も安全運転管理者業務のDXを支援します。


NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、新ドコモグループとして法人事業を統合し、新たなブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。

NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X®」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。

※1:「docoですcar」とは、2001年に提供開始した車両管理業務を総合的に支援するものです。提供開始以来、3,000社・10万台のお客さまの安全運転や業務効率化を支援しています。2015年からは、緑ナンバー向けアルコールチェックサービスの提供を開始するとともに、アルコール検知器協議会(J-BAC)に加盟し、点呼の精度向上を通した飲酒運転事故撲滅に向けて取り組んできました。今後は、約20年間の実績をもとに、安全運転管理者業務の効率化のみならず、企業と従業員のエンゲージメントを一層向上できるよう大幅な機能拡充を検討し、さらなる進化を図っていきます。

※2:2022年改正道路交通法とは、酒気帯びの有無の確認や記録に関する新たな義務が追加された2022年4月施行の法改正です。白ナンバー事業者とは、営業担当者などが使用する社用車や公用車、配送用の車両など、自家用の常用・商用車を使用する事業者です。乗車定員が11人以上の白ナンバー車1台以上を保持、または白ナンバー車5台以上を保持する企業が新たに対象となり、目視によるアルコールチェック、記録の1年保存が義務付けられ、今後、アルコール検知器による検査が義務化されることになっています。今回の法改正により、ドライバーに対する安全教育などに加えて、運転前後の運転者に対する酒気帯び確認など、安全運転管理者の業務が段階的に拡大されることになりました。

※3:出典 内閣府「令和3年交通安全白書」 令和2年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/r03kou_haku/zenbun/genkyo/h1/h1b1s2_3.html

※4:本サービスをご利用いただくには、指定するアルコール検知器を購入いただく必要があります。

※5:ビジネスプラスは、法人における業務効率化を推進するクラウド型サービスを定額料金でご利用いただけるサービスです。本サービスは、年契約でご利用可能なCタイプのみの提供となります。
https://www.ntt.com/business/services/biz_plus.html

※6:検知器の初期導入費用が別途必要です。なお、ビジネスプラスよりお申し込みの場合は、年間契約となります。スマホアプリ利用料(年額)は、7,920円 / ID(税込)です。

本件に関するお問い合わせ先

プラットフォームサービス本部

5G&IoTサービス部 モビリティサービス部門

info-dococar-ml@nttdocomo.com

2022-R064

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