2024年4月3日
NTTコミュニケーションズ株式会社
電話で脳の健康状態を確認できる法人サービス
「脳の健康チェック」を提供開始
~電話 x AIでカンタンチェック、行動変容を促進~
ドコモグループの法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開するNTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、「認知症で不安になる本人・家族・企業が少なくなる社会へ」をコンセプトに掲げ、電話により脳の健康状態を確認できる法人サービス「脳の健康チェック」(以下 本サービス)の提供を、2024年4月4日より開始します。本サービスは、2022年より順次トライアルを行っている「脳の健康チェックフリーダイヤル」および「脳の健康チェックplus」の機能を拡張し、自治体や保険業など法人のお客さまへ提供するものです。
また、本サービスの提供に伴い、「脳の健康チェックフリーダイヤル」および「脳の健康チェックplus」のトライアルは2024年6月30日をもって提供を終了します。
1.背景
高齢化が急速に進むなか、2025年には高齢者の5人に1人※1、国民の17人に1人が認知症になると予測されており、その予防や発症後のケアなどへの意識が高まっています。
NTT Comは2022年9月より20秒程度の通話でAIが脳の健康状態を確認するサービス「脳の健康チェックフリーダイヤル」を、2023年9月には、より早期かつ詳細に脳の健康状態を確認するサービス「脳の健康チェックplus」を一般の方向けにトライアル提供してきました。
「脳の健康チェックフリーダイヤル」および「脳の健康チェックplus」の好反響を受け、同様の技術を活用した法人サービス「脳の健康チェック」の提供を開始します。
2.本サービスの概要と特長
本サービスは利用者の脳の健康状態を電話で確認※2できるサービスです。自治体や保険業など、法人のお客さまにご契約いただくことで、その住民や加入者にご利用いただくことができます。
ご契約いただいた法人のお客さまは、利用者のチェック結果に応じた認知症予防のイベント企画や新しい保険商品の考案などにつなげることができます。認知症予防のイベント企画や新しい保険商品の考案などにつなげることができます。
主な特長は以下の通りです。
(1)電話(フリーダイヤル、ナビダイヤル)による脳の健康チェック
「脳の健康チェックフリーダイヤル」「脳の健康チェックplus」と同様のアルゴリズムを利用し、電話という高齢者が慣れ親しんだインターフェイスにより短時間で・どこでも・簡単に脳の健康チェックが実施できます。
脳の健康状態の判別はAIが行い、利用者へ電話越しですぐに結果を伝えることができます。
(2)SMSによる次のアクションへの送客
チェック結果は利用者へSMSで送信可能です。SMSには、チェック結果と合わせて脳の健康を維持するコンテンツを掲載するなど、利用者の行動変容を促すことが可能です。
(3)Webサイトで自身の利用履歴が確認可能
利用者自身が本サービスの利用履歴を参照できるWebサイトを用意しています。 Webサイトでは、本サービスの利用履歴とチェック結果に関するアドバイスが確認でき、定期的なチェックを促します。WebサイトのデザインはNTT ComのデザインスタジオKOEL※3 が参画し、利用者の多くを占める高齢者にも使いやすいUIを実現しています。
(4)管理者ダッシュボードによる利用者状況の把握
管理者向けに利用者の状況を把握できるダッシュボードを用意しています。(3)のWebサイトで利用者登録をした利用者の電話番号、氏名、認識年齢、チェック回数、直近の判定などをダッシュボードで確認することができます。※4
利用者の状況を把握することで、必要に応じた認知症予防イベントの企画や新しい保険商品の考案などにご利用いただけます。
<本サービスの利用イメージ図>
<本サービスの画面イメージ>
3.提供開始日
2024年4月4日
4.利用料金
NTT Comの営業担当者までお問い合わせください。
5.お申し込み方法
NTT Comの営業担当者までお問い合わせください。
6.今後の展開
自治体、保険業のお客さまを中心に、2028年度までに累計20億円以上の収益をめざします。
また、サービス提供を通して、「認知症で不安になる本人・家族・企業が少なくなる社会へ」の実現に挑戦します。
NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、ドコモグループの法人事業を統合し、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。
NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X®」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。
※1:2015年1月、厚生労働省および関連11府省庁で策定し発表された認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)を参照しています。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/nop1-2_3.pdf
※2:認知機能を確認するものであり、医療行為ではありません。
※3:KOELは、NTT Comの事業変革・事業創出を担うイノベーションセンター内に2020年に創設されたデザイン組織です。「人や企業に愛される社会インフラをデザインする」をビジョンとして掲げ、デザイン業務の支援や実践、組織的なデザイン業務の浸透などを行っています。
※4:利用者登録にて、ご契約されている法人企業への情報提供の同意を取得します。利用者登録をされない場合も電話ガイダンスで同意取得を取った上で、電話番号、認識年齢、チェック開始日時の情報をダッシュボードに表示させます。
関連リンク
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本件に関するお問い合わせ先
2024-R036