2024年5月8日
NTTコミュニケーションズ株式会社
「Global InfoSec Awards」においてNTT Comの「OsecT」が「Market Leader OT Security」賞を含む5部門受賞
ドコモグループの法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開するNTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)の「OsecT※1」(以下、本サービス)は、米国の大手セキュリティ情報誌Cyber Defense Magazine(以下 同誌)が2024年5月6日(現地時間)に発表した「Global InfoSec Awards」において「Market Leader OT Security」賞を含む5部門で賞を受賞しました。
NTT Comは、大企業から中小企業まですべての企業を対象に、工場やプラントなどに使われる生産設備などを最適に動かす制御・運用システムのセキュリティ対策を推進しています。今回受賞した本サービスは、幅広い企業に対するOT※2セキュリティサービスの普及を目的とした、安価で簡単に導入可能なOT-IDS※3です。
<授賞式の模様(イノベーションセンター テクノロジー部門 主査 鍔木拓磨)>
1.受賞した賞について
「Global InfoSec Awards」は、情報セキュリティ(InfoSec)分野において、製品やサービスに独自の価値があると同誌が評価する企業を対象とする賞で、今年で12回目を迎えます。同誌により選出された情報通信分野の専門家が、受賞企業を決定します。
「OsecT」は、OTセキュリティのマーケットをリードしていくプロダクトに対して授与される「Market Leader OT Security」賞を筆頭に、「Next Gen ICS/SCADA Security」賞、「Most Innovative Internet of Things (IoT) Security」賞、「Cutting Edge Operational Technology (OT) Security」賞、「Best Product OT Asset Visibility」賞の合計5部門で賞を受賞しました。
2.本サービスの概要と特長
本サービスは、制御系システムのデータをクラウド環境上で収集・蓄積・分析することで、異常な通信の早期発見を実現します。具体的には、制御系システムを構成する機器のOSバージョンや機器同士の接続構成を見える化し、未知の機器接続、不自然な流量の通信などの異常を早期発見します。
主な特長として以下の点があげられます
- 従来のOT-IDSと比較して大幅に安価である点
- 既存機器OT環境のスイッチにLANケーブルを接続し設定変更するだけで簡単に導入可能である点
- OT-IDSに求められる見える化および、異常な通信の検知機能を網羅している点
- 制御系システムのデータは、暗号化され、閉域網を利用してクラウド上の分析基盤に安全に転送される点
<「OsecT」のサービスイメージ>
3.今後について
今後、日本国内の企業のみならず海外の企業にも本サービスを提供できるよう検討していきます。
NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、ドコモグループの法人事業を統合し、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。
NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X®」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。
※1:「OsecT(オーセクト)」とは、工場の生産ラインなどを支える制御システムのセキュリティリスクを可視化・検知するNTT Comが提供するサービスです。
※2:OT(Operational Technology)とは、工場や発電所などに使われる、システムや設備を最適に動かすための制御・運用技術の総称です。
※3:OT-IDSとは、OT環境のネットワークを監視するための資産可視化・侵入検知システムのことです。
関連リンク
- 総合リスクマネジメントサービス 「WideAngle OsecT」:
https://www.ntt.com/business/services/security/security-management/wideangle/osect.html
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