自社で製造・開発する製品やサービスを対象に、セキュリティレベルの向上やインシデント発生時の対応を行う組織がPSIRT(Product Security Incident Response Team)です。自組織の保護やインシデント対応を目的とするCSIRTに対し、PSIRTは外部に提供する製品やサービスの保護を目的にする点が大きな違いです。PSIRTの業務内容には、製品およびサービスのセキュリティレベル向上を目的とした安全管理、セキュリティ面におけるユーザーサポート、そして製品/サービスに関連するインシデントが発生したときの対応などがあります。特に自社製品/サービスの脆弱性の発見は重要であり、新たな脆弱性が見つかった際には迅速にユーザーに通知して対応を促すといった役割を担っています。
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