SoR(System of Record)とは、企業で使われるシステムを分類する用語の1つで、主に記録することを目的としたシステムを指します。会計・経理や人事、受発注管理、製造管理のためのシステムなどが相当します。
SoRに属するシステムは企業活動を円滑に進める上で欠かせないものであることから、安定性が強く求められる傾向にあります。また、これらのシステムに記録された情報に誤りがあれば、事業に大きな影響が生じる恐れがあるため、情報の正確性やエビデンスの記録(いつ、誰が操作したのか)も重要です。
このSoRと対で語られることが多いのはSoE(System of Engagement)で、こちらは顧客や取引先との結びつきを強化するためのシステムだと言えます。