IoTやビッグデータ、ドローンを用いるなど、農業領域でICT技術を活用することをAgriTechと呼びます。AgriTechはAgriculture(農業)とTechnology(技術)を組み合わせた造語であり、すでに数多くの製品やサービスが登場しています。
一例として挙げられるのはIoTとの組み合わせで、農地に設置したセンサーで気温や湿度などを計測、それらがしきい値を超えた場合にインターネットを通じてアラートを送信するといった仕組みがあります。従来、こうした監視は人手によって行われていましたが、IoTのテクノロジーを用いることで人の負担を大幅に軽減することが可能になります。
このほかにも、AIによる作物の育成状況の判断、ドローンによる農薬の自動散布、温湿度センサーで取得したデータによる水分・日照量の自動制御など、AgriTechによる農業の変革は幅広い領域で進められています。