ステートスポンサード攻撃とは、国家からの支援を受けた、あるいは国家に雇用されている人および組織によるサイバー攻撃を指します。
その目的はさまざまですが、諜報活動や破壊活動、企業が持つ知的財産機密情報の窃取などが考えられます。国家のバックアップを受けていることから、ステートスポンサード攻撃で使われる手法は極めて高度であることが多く、サイバー攻撃を受けていることに気づかないケースも多いと考えられます。
なおサイバー空間での諜報活動はサイバーエスピオナージと呼ばれ、インフラやシンクタンク、あるいは防衛産業に属する企業などを標的とした活動が行われていると考えられています。
なおIPAでは、経済産業省の協力のもとでサイバーレスキュー隊(J-CRAT:Cyber Rescure and Advice Team against targeted attack of Japan)を組織し、ステートスポンサード攻撃やサイバーエスピオナージに関する相談やレスキュー活動、情報収集を行っています。