在宅勤務とは、オフィスへ出社せず、自宅で業務を行う勤務形態を指します。テレワークとも呼ばれます。
在宅勤務が注目され始めたきっかけとして、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少などの社会的課題に対応するべく、人々のワークスタイルを見直す「働き方改革」への取り組みが進められたことが挙げられます。この中で、時間を有効に使えるほか、育児や介護を行う人でも働ける方法として在宅勤務が注目されました。
さらに、多くの企業が在宅勤務を採り入れるきっかけとなったのが、新型コロナウイルスの感染拡大です。2020年4月、日本政府は新型コロナウイルスが急速に蔓延しているとして緊急事態宣言を発令しました。この際、企業に対して従業員を原則在宅勤務とすること、出勤者を最低7割削減することを要請したことで、多くの企業が在宅勤務を実践しました。
昨今では、新型コロナウイルスが収束した後も、新たな働き方として在宅勤務を採り入れるとする企業が増加しています。在宅勤務が働き方のニューノーマル(新常態)となる可能性は高いでしょう。