携帯電話やスマートフォンにおいて、加入者を特定するためのID番号が記録されたSIM(Subscriber Identity Module Card)を2つ利用できる仕組みをデュアルSIMと呼びます。
デュアルSIM対応のスマートフォンであれば、音声通話とデータ通信でSIMを差し替えることなく使い分けるといったことが可能です。また海外に行った際、日本で契約している移動体通信事業者のSIMを利用しつつ、現地の通信事業者のSIMを使って通話や通信を行うといったことも可能です。
デュアルSIMには、いずれか一方のSIMしか有効にできない「DSSS(Dual SIM Single Standby)」と、両方のSIMを利用することができる「DSDS(Dual SIM Dual Standby)」などの種類があります。
DSSSの場合、いずれか1つのSIMしか有効にすることができず、有効にしたSIMの電話番号でのみ通話が可能です。DSDSであれば、どちらのSIMの電話番号でも着信することができます。さらに「DSDA(Dual SIM Dual Active)」であれば、一方のSIMで通話しつつ、別のSIMを使って通信するといった使い方に対応します。