スマホの学生証とは?特徴やどのような学校におすすめなのかを徹底解説!

スマホの学生証とは?特徴やどのような学校におすすめなのかを徹底解説!

公開日:2024/5/30

学生証は、高校や大学の入学時に発行され、従来であれば紙タイプの学生証の発行が一般的でした。しかし、ここ最近では学生証のデジタル化も進み、スマホに導入できるサービスも増えています。実際に全ての学校ではないものの、積極的に学生証のデジタル化に取り組む学校も増えています。

注目されているサービスの一つでもあるため、教育機関の中にはスマホで学生証を運用したいと考えている方も多いのではないでしょうか?

本記事では、スマホ学生証の概要から特徴、どのような学校におすすめなのかまで詳しく解説しますので、興味がある方はぜひチェックしてください。

スマホの学生証とは?

スマホの学生証とは、物理的なカード型タイプの代わりにスマホで利用できるデジタル形式の学生証のことを言います。情報はスマホに全て管理されているため、例えば紛失や盗難などの心配を最小限に抑えられます。

現在は大学を中心に多くの学校が導入を進めており、スマホの学生証を導入することで学生の利便性を向上させる取り組みを行っています。学生証のデジタル化が進むことで、カード型と比べて幅広い機能も備えられるため、従来よりも学生生活をよりスマートに、便利になることが期待されています。

スマホ学生証の特徴

スマホ学生証について興味を持たれている方のために、ここではどのような特徴があるのかを紹介します。大きく分けて下記3つの特徴があります。

情報は全てデジタル形式で表示される

1つ目の特徴は、情報は全てデジタル形式で表示されることです。スマホに入っている学生証は、学校名、名前、学籍番号、写真、生年月日などが全てデジタル形式で表示されます。

スマホに学生証情報を全て入れることができれば、カード型タイプを持ち歩く必要がありません。スマホだけを持ちあるけば身分を証明することができるため、紛失や盗難などの心配も極力抑えられますし、利便性も向上します。

専用アプリ等で管理

2つ目の特徴は、専用アプリ等で管理できることです。デジタル化された学生証は、スマホに入っている専用のアプリにて管理され、必要な時にアプリを起動して表示させられます。

また、管理者はWeb上のポータルで学生証を発行・廃止できたり、編集も簡単に行えたりするため、発行や廃止に手間がかからないのはもちろん、登録情報に変更が合った場合も瞬時に対応できる特徴があります。

カード型で管理している場合は、紛失等が発生した場合の再発行に手間がかかり、教職員や事務員の負担が大きくなるデメリットがあります。スマホの学生証なら、こういった手間がなくなるため、負担軽減につなげられるのです。

QRコードを利用できる

3つ目の特徴は、QRコードを利用できることです。スマホの学生証にはQRコードを表示できる機能を備えているものもあり、確認作業を従来よりも効率的にできるメリットがあります。

例えば従来であれば、視覚確認が一般的であり、人の目で確認するので時間がかかり、ミスなども発生しやすいデメリットがありました。しかし、QRコードを利用できれば、読み取るだけで瞬時に情報を確認できるようになります。読み取る側のミスを減らせるだけでなく、確認作業も効率的にできるなど幅広いメリットが得られるのです。

どのような学校にスマホの学生証はおすすめか?

そもそもスマホの学生証は、どのような学校におすすめなのでしょうか?ここでは導入すべき学校について詳しくご紹介します。

手作りの学生証に時間がかかりすぎている

1つ目は、学生証を手作りで作成している学校です。学生証は、入学する生徒の人数分を作成する必要があり、一人ひとりに一から作成していては、どれだけ時間があっても足りません。また、入学する生徒だけではなく、紛失した生徒への再発行なども行う必要があるため、負担を軽減させるためにもできる限り手間のかからない方法がおすすめです。

その悩みを解消してくれるのがデジタル学生証です。スマホの学生証なら、新入生への学生証の配布や、紛失時の廃止・再発行もWeb上のポータルから簡単に行えるようになります。一つひとつ手作りで作成する必要はなくなるため、大幅に負担を軽減できるでしょう。

新入生への学生証の発行は毎年行わなければならないため、何か負担を軽減できる方法はないかとお探しの方は、スマホの学生証への移行がおすすめです。

学生証の作成コストがかかりすぎている

2つ目は、学生証の作成コストがかかりすぎているケースです。手作りの学生証は、最もコストを抑えられる方法と思われている方も多いかと思います。しかし、実際にはカード本体と印刷費用などを想定すると、1枚あたり500円~1,000円ほどのコストが発生します。手間とコストの両方がかかる方法となっているため、特にコストを抑えたいと考えている学校にはおすすめできません。

しかし、スマホの学生証なら、1枚当たり330円で発行でき、作成の負担も大きくありません。また、配布などの稼働も含めると大幅にコストが削減できるため、できる限りコストを抑えたいと考えているならスマホの学生証への移行がおすすめです。

※ICカードの作成コストは弊社調べの値です。

さまざまな用途に学生証を使いたいと考えているケース

3つ目は、さまざまな用途に学生証を活用したいと考えているケースです。基本的にカード型の学生証は、学生の身分を証明するための目的でしかありません。他の用途として使用されるケースは少ないですが、デジタル学生証なら学内のあらゆる利用シーンに合わせて利用の幅を広げられます。

例えば、図書館の入退室や教室での出欠確認など、スマホの学生証があれば学校のシステムと連携できるため、あらゆる用途に活用できるのです。このような用途に対し、一括で対応しているものをお探しなら、デジタル学生証がおすすめです。

スマホ学生証サービスの選び方

スマホ学生証サービスを選ぶ際には、下記2つのポイントを意識しながら選んでください。

システム連携のしやすさ

1つ目の選び方は、システム連携のしやすさです。判断するポイントとしては幅広くありますが、その中でもAPIを提供しているかをチェックしましょう。APIは、システム連携をしやすくするために準備されたインターフェース仕様のことです。APIを提供していれば、アプリケーション同士がスムーズに連携できるようになるため、教務システムなどと連携し、より簡単にデジタル学生証の発行が可能になります。

システム連携のしやすさは、長く使っていくうえで重要なポイントになるため、選ぶ際には重視しましょう。

セキュリティ(なりすまし防止など)

2つ目はセキュリティをチェックすることです。それぞれのサービスによってセキュリティ対策は異なるため、しっかりとチェックして選ぶことが大切になります。

例えば学生証は、なりすましの危険性なども考えられます。なりすましが発生すると不正に学生証を使われる危険性もあるため、防止するための対策が行われているかもチェックしましょう。具体的にはQRコードやBluetoothを使用し、学生証の確認ができるものを選ぶと、簡単になりすましが発生することはありません。できる限りブロックチェーンを活用したセキュリティの高い認証で、なりすましを防止しているものを選びましょう。

まとめ

今回は、スマホの学生証の概要から特徴、おすすめの学校やサービスの選び方の紹介をしました。デジタル学生証にはカード型タイプにはない幅広いメリットがあるため、今後は多くの学校で利用されることが想定されています。

NTTコミュニケーションズでは、学生証をデジタル化するSmart Me®を提供しています。カード型からスマホの学生証への移行を検討されている学校は、Smart Me®の導入をご検討ください。