株式会社PHONE APPLI
取締役副社長
中川 紘司
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NTTコミュニケーションズ
ビジネスソリューション本部 スマートワールドビジネス部 ジェネレーティブAIタスクフォース
北川 公士
NTTコミュニケーションズ
ソリューション&マーケティング本部 ソリューションコンサルティング部 地域協創推進部門
中川 あやめ
ドコモビジネスソリューションズ
デジタル改革推進部
白川 英隆
ドコモビジネスソリューションズ
北九州支店
慶田 哲大
NTTコミュニケーションズ
ビジネスソリューション本部 スマートワールドビジネス部 スマートインダストリー推進室 Catalyst
小笠原 正人
NTTコミュニケーションズ
ヒューマンリソース部 人材・組織開発部門
城間 美南
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慶田 哲大
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ビジネスソリューション本部 スマートワールドビジネス部 スマートインダストリー推進室 Catalyst
小笠原 正人
NTTコミュニケーションズ
ヒューマンリソース部 人材・組織開発部門
城間 美南
皆さま、いつも応援ありがとうございます。NTTグループ PHONE APPLIの中川紘司です。世界一周ヨットレースに参加しているMILAI号の“今”についてご報告いたします。
前回レポートした通り、私中川は第4レグをトップフィニッシュで終え、 昨年11月に帰国しました。その後MILAI号は、第5レグ(タヒチ・パペーテ~アルゼンチン・ウシュアイア)もトップフィニッシュし、総合1位までわずか1ポイント差まで詰め寄っていました。そして、迎えた第6レグ(ウシュアイア~ブラジル・レシフェ)も、スタートから1位を独走。このままフィニッシュすれば総合1位になれる! と思ったのもつかの間。MILAI号に重大アクシデントが発生し、大変な状況に・・・。危機を何とか乗り越え、再スタートに至るまでのストーリー、お読みください。
第6レグをスタートしてから4日目の1月12日現地時間AM 6時ごろ、スキッパー鈴木(MASA)から「何かにぶつかって船が大きな損傷を受け、レース続行が不可能です」という一報が入りました。今までいくつものトラブルを乗り越えてきましたが、今回はMASAからの”ただならぬ緊張感”が伝わってきたので、事態は深刻だなとすぐに実感しました。
直感的に“現場は関係各位に連絡どころではない”ことを理解したので、私をはじめMILAI事務局がレース委員会、アルゼンチンの沿岸警備隊、いつもアドバイスを頂ける先輩外洋セーラーの方などにまずは連絡を取り、最悪の事態に備えてバックアップ体制を整えました。
その後、船の状態を確認し終えたMILAI号から、幸いにも大きな浸水がなく現時点ですぐに緊急避難(救命イカダへの避難など)するようなことはないと連絡がありました。ただし、損傷が大きいのでレシフェまでの残り2500マイル(4000km)を走るのは難しいと判断。MILAI号は現場から近く、かつ修理が行えそうなアルゼンチンのマル・デル・プラタへ緊急入港することに。緊急入港といっても、MILAI号はすでに港から500マイル(800km)離れた位置にいたため、4日間かけての到着となりました。
大きな浸水はなかったとはいえ、港までの4日間は何が起こるかわからない状態。GPSでMILAI号の居場所を数時間ごとに確認したり、船の状況をやりとりしたり、日本に居ても落ち着かず、「マル・デル・プラタに到着した」という連絡を受けた時は安堵の気持ちでいっぱいでした。
レースから外れてしまった悔しさはありますが、まずは安全が第一優先です。幸いにも、マル・デル・プラタは大型の造船所・軍港が並ぶ、アルゼンチンで2番目に大きな港街です。現地入りしたチームは、休む間もなく修理に向けて現地の方々と計画を立て始めました。また、スペイン語が話せるメンバーのアンドレアが駆け付けてくれたので、現地とのやりとりをスムーズに行うことができ、とても心強かったです。
まずはクレーンで船を吊り上げ、船底とキールの損傷具合を確認しました。キールの下に付いている鉛の部分が大きく変形をしており、衝撃の大きさを物語っていました。
損傷の状況から、修理は少なくとも1カ月はかかるだろうという話になり、チーム内で何度もミーティングをしました。最も楽な方法は、このまま船をタンカーに乗せてフランスまで運ぶこと(=レースからの完全離脱)でしたが、私たちはマル・デル・プラタでMILAI号を修理し、世界一周に向けて前進することを決めました。私たちの目標である「世界一周を達成する」という意思は変わらなかったからです。
作業は苦戦することも多かったですが、経験豊かな技術者が世界中から集まってくれ、なんとか最後までやり切ることができました。MILAI号は完璧に復活しました。
いよいよレース再開の時を迎えました。私たちは約1カ月修理をしていたため、残念ながら先に走っている他の参加艇に追いつくことができません。そのため、レースルートをたどることはせず、マル・デル・プラタからアゾレス諸島を経由してフランス・ロリアンをめざします。
これはレースからの完全リタイアではありません。Globe40のレースルールに基づき、三大岬(喜望峰、ルーイン岬、ホーン岬)を越えてフィニッシュ地であるロリアンに戻れば、レース完走とみなされます。これまでに計5レグを完走した私たちは、三大岬をすでに通過済み。残りの3レグはリタイアとなりますが、無事にフランスに戻れば「世界一周を達成・Globe40の完走」を認めてもらえます。
MILAI号は2月24日、スキッパーMASAとコ・スキッパーアンドレアの2人が乗り込み、マル・デル・プラタをスタートしました。
そして3月13日現在、アゾレス諸島に向かって順調に北上しています。私、中川は3月末にアゾレス諸島まで向かい、MASA、中川ペアで世界一周セーリングチャレンジ ゴール地点ロリアンをめざします。到着は4月8日頃の予定です。
皆さま、PHONE APPLIともども、応援どうぞよろしくお願い申し上げます!
株式会社PHONE APPLI取締役副社長
中川 紘司
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