コンピューターネットワークにおけるセッションとは、通信の開始から終了までを指します。クライアントとサーバーで通信を行う場合であれば、クライアントからサーバーへ接続した時点でセッションが始まり、サーバーから切断するとセッションが終了します。この一連の流れを管理することをセッション管理と言います。
セッション管理は、Webサーバー上でサービスを提供するといった際に、アクセスしているユーザーの識別や処理の状態を管理するために必要になります。セッションを管理する方法はいくつかありますが、たとえばセッションを識別するためのID(セッションID)を生成し、その内容をCookieに保存します。このセッションIDにユーザー情報や処理状況を紐付けておき、通信時にCookieに保存したセッションIDを読み取ることで、その通信がどのユーザーからのもので、どういった処理状態にあるのかを把握することが可能になります。