レンタルオフィスとは?個室型のメリットや契約時の留意点を徹底解説!
公開日:2023/5/25
新規事業を立ち上げる企業や柔軟な働き方を求める個人にとって、個室のレンタルオフィスの需要は増加傾向にあります。しかし、レンタルオフィスの選び方や活用方法について迷っている方も多いでしょう。
本記事では、レンタルオフィスの基本的な特徴や個室オフィスのメリット、契約時に考慮したいポイントについて解説します。
レンタルオフィスは基本的に個室で貸される
レンタルオフィスは、主に個室形式で提供されるレンタルスペースの一種です。賃貸オフィスに比べて安価であり、多くの場合、契約更新料や原状回復義務がないのが特徴です。ここでは、レンタルオフィスの特徴や注意点を押さえましょう。
賃貸オフィスと比較して安価
レンタルオフィスは、賃貸オフィスと比較して初期投資が少なく、コストを抑制できる点が大きな利点です。初期投資とは、敷金・礼金や内装工事費用などを指します。例えば、賃貸オフィスと契約する場合、数十万円から数百万円単位の金額が発生するケースも珍しくありません。
新規にビジネスを立ち上げる際や事業拡大の初期段階において、初期費用や設備投資を削減できる点は、経済的な観点から見ても有利な要素といえます。
賃料ではなくレンタル料
レンタルオフィスでは賃料ではなく、レンタル料が発生します。設備利用料や共有スペースの使用料も含まれているケースが多く、コスト管理を行う際の効率がよいといえるでしょう。
また、レンタルオフィスのレンタル料には、一般的に水道光熱費や通信費などのランニングコストも含まれます。そのため、経費を明確に把握しやすく、予算管理も容易です。
原状回復義務がないところも多い
多くのレンタルオフィスでは原状回復義務がなく、退去時の手間や費用が軽減されます。原状回復義務とは、オフィスを退去する際に入居時の状態に戻すことです。原状回復は敷金から支払われることになりますが、上回る場合、請求されるケースも少なくありません。
賃貸オフィスでは、内装の改装や設備の変更を行った場合、原状回復工事が必要となります。対して、レンタルオフィスでは退去時の費用や手間が大幅に削減され、企業の業績に直接影響する経費を比較的抑えられます。
また、事業の拡大や縮小に伴うオフィス移転時の負担も軽減し、経営における柔軟性を保つことが可能です。
登記も可能
レンタルオフィスの多くは、法人登記にも対応しています。法人登記とは、企業が法人として認められるための手続きであり、登記先となる所在地が必要です。
レンタルオフィスの法人登記オプションを利用すれば、個人事業主や新たなビジネスを始めるスタートアップ企業でも、手軽にオフィスを確保できます。そのため、ビジネスのスタートアップフェーズを有利に進められるでしょう。
総額はよく確認する
レンタルオフィスの料金設定は、場所やサービス内容によって差があります。レンタル料だけでなく、ランニングコストや希望するオプションサービスの費用など、総額をしっかりと確認してから契約を結びましょう。
契約期間や更新時の費用、退去時にかかる費用なども事前に把握しておくと、後から予期しない費用が発生する事態を防げます。立地や設備についても総合的に考慮し、コストパフォーマンスが高いオフィスを選びましょう。
また、レンタルオフィスの類似サービスとして「レンタルスペース」も存在します。レンタルスペースの概要やレンタルオフィスとの違いについて知りたい方は、こちらの記事から。
レンタルスペースとは?特徴と借りる際のチェックポイントについて
個室のレンタルオフィスのメリット
個室型のレンタルオフィスは、総コストが安価という大きなメリットがあります。また、ニーズに合わせて広さを変えられたり、スタッフに来客対応を依頼できたりとビジネスにおける利便性も高いです。
総コストが安価
レンタルオフィスの総コストは、賃貸オフィスと比べて安価です。光熱費や設備投資、維持費などが含まれているため、経済的負担を軽減できます。また、初期費用が少なく、内装や設備の維持にかかる費用もレンタル料に含まれている場合が多いです。
一方、多くの賃貸オフィスでは内装費や設備投資、修繕費などが別途必要になります。そのため、全体的な運用コストを考慮した場合、レンタルオフィスの方が経済的に有利になるといえるでしょう。
ニーズに合わせて広さを変えられる
レンタルオフィスでは、事業規模や職員数に応じてオフィスの広さを選択できます。契約の更新時に事業の拡大に伴いスペースを追加したい場合、または事業の縮小により不要なスペースも縮小したい場合に、契約内容を柔軟に変更可能です。
また、オフィスの広さを容易に変更できるため、適切な作業環境を維持しやすい点もメリットといえます。事業の成長とともにオフィス環境を最適化でき、社員の満足度や生産性の向上につながります。
スタッフに来客対応を依頼できる
一部のレンタルオフィスでは、受付や来客対応をスタッフに依頼し、自社のコア業務に専念できます。急な来客や電話対応に対しても、受付の専門スタッフに対応してもらえるため安心です。
また、来客対応サービスは追加費用を支払って利用するオプション形式の場合が多いため、不要な場合も余計なコストがかかりません。レンタルオフィスの各種オプションを活用すれば、企業にとって大きな助けとなるでしょう。
個室のレンタルオフィスと契約する際に考えたいこと
個室型のレンタルオフィスと契約する際には、アクセスや立地のリサーチ、規約の把握が重要です。希望に沿ったレンタルオフィスと契約するためのポイントをみていきましょう。
アクセス、立地のリサーチ
レンタルオフィスを選ぶ際には、アクセスや立地のリサーチが重要です。以下3つのポイントを目安に、費用対効果を調査しましょう。
・最寄り駅から徒歩圏内にあるか
・主要の交通路に面しているか
・周辺に必要な施設はあるか
主要な交通路に面している、クライアントとの面会に便利な地域にあるなど、ビジネスの展開に適した場所を選びましょう。また、周辺に飲食店やコンビニがあれば、忙しい中でも手軽に食事や休憩ができるといったメリットが得られます。
規約の把握
レンタルオフィスを利用する際には、規約の把握が不可欠です。トラブルを避けるため、契約内容や利用時間、禁止事項などは最低限把握しておきましょう。
また、運営会社により細かいルールが異なるため、希望の運用スタイルを検討したうえで契約前に相談しましょう。例えば、室内の設備についても24時間利用できるか、大型機材を設置可能かなど、自社の要件に合わせて確認するとよいでしょう。
オプション含めて、ニーズを見極めて契約する
レンタルオフィスの契約時には、オプションサービスを含め、自社のニーズを見極めることが重要です。例えば、来客対応サービスや荷物受け取りサービスなどが有料オプションの場合、本当に必要かどうかを吟味すれば余計な出費を抑えられます。
予算内で最大限の効果を得られるよう、オプションの料金体系や利用条件もしっかりと確認し、自社の経済状況に合った選択が可能かどうかを吟味しましょう。
まとめ
レンタルオフィスは安価であり使い勝手もよく、ビジネスのスタートアップや拡大に適しています。特に個室のレンタルオフィスは総コストが低い点に加え、広さの柔軟な変更や来客対応が可能など、便利なサービスが豊富に揃っている点がメリットといえるでしょう。
特に、起業初期や事業拡大時には資金面での負担が大きいため、コストを抑えたいというニーズを的確に満たすレンタルオフィスは大いに活用すべきです。予算と運用スタイルのバランスを考慮し、ビジネスの発展に効果的なオフィスを選択しましょう。
契約する際には規約の把握だけでなく、アクセスや立地、有料オプションを含めたニーズの見極めが重要です。自社のビジョンや目標に合ったレンタルオフィスを選択できれば、社員の働きやすさや業績の向上にもつながります。
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