ウイルス対策ソフト導入でおすすめの選び方。企業が検討すべき点とは

ウイルス対策ソフトは、サイバー脅威から企業を守るために必要です。しかし、さまざまなソフトが販売されており、どれを選べばよいか迷うかもしれません。本記事では、企業がソフトを導入するときのおすすめの選び方などについて解説します。

ウイルス対策ソフトの違いとは

企業のセキュリティを高めるためには、ウイルス対策ソフトの導入が必須です。ここでは、ウイルス対策ソフトの種類や機能について解説します。

ソフトの種類や機能はたくさんある

ウイルス対策ソフトとは、PCやスマートフォンなどにインストールして、ウイルスなどの不正プログラムを検知・駆除するソフトのことです。各メーカーから、さまざまな製品が販売されています。 現在は、ウイルス対策だけでなく、セキュリティに必要だと思われる機能を盛り込んだ総合セキュリティソフトという形で提供されています。したがって、ウイルス対策ソフトはセキュリティソフトと同義と捉えても問題ないことがほとんどです。 サイバー攻撃からシステムを守るなら、ファイアウォールやメールブロックなど、さまざまな防御手段を備えた総合セキュリティソフトを使うことが重要でしょう。

法人向けと個人向けの違いとは

ウイルス対策ソフトには、法人向けと個人向けがあります。ウイルス検知などの基本的な機能については差がありませんが、管理・運用方法に大きな差があります。 個人向けソフトは、端末1台ごとにライセンスが必要です。端末が増えれば増えるほどライセンスを購入しなくてはならず、年次更新もライセンスごとになるため非常に煩雑です。1台ずつ導入や設定をするため、管理・運用の手間やコストがかかります。 法人向けソフトは、契約ごとにアクティベーションコードが発行され、契約内容に応じて端末台数を変更できます。年次更新も契約単位で行うので手間がかかりません導入や設定は一括して行えるため、管理・運用面での負担を大きく軽減できます。

ウイルス対策ソフトのおすすめの選び方

ウイルス対策ソフトには多くの種類があるため、どのソフトを導入するかは慎重に選ぶ必要があります。ここでは、ソフトを選ぶ際に知っておきたいポイントをいくつか紹介します。

自社のニーズ

ウイルス対策には、ウイルス検知やファイアウォールだけでなく、マルウェアや迷惑メールへの対策機能を備えたものがあります。 機能が多ければ多いほどセキュリティは強固になる反面、PCにかかる負荷が大きく、動作が遅くなる可能性があるのです。 機能によってはWeb閲覧やアプリケーションの動作を制限することもあります。業務に影響が出ることも考えられるのです。そのため、自社の業務ニーズに合わせた機能を洗い出し、必要な機能を備えたソフトを選ぶようにしましょう。

動作の軽さや使いやすさ

ウイルス対策ソフトは、常駐して通信や機器の状態をチェックするため、PCの動作が遅くなることがあります。 古いPCを使っている場合は、セキュリティソフトがCPUやメモリを圧迫してしまい、セキュリティは上がったが、生産性は下がったということになりかねません。なるべく動作の軽快なソフトを選ぶ必要があります。 また、ソフトの使いやすさも重要です。法人向けソフトは設定や運用を一元管理できますが、管理画面が使いづらいと思わぬところでセキュリティに穴を開ける可能性があります。 使いづらいセキュリティソフトで生産性が下がってしまっては元も子もないので、管理者が使いやすいソフトを選ぶ必要があります。

コスト

ウイルス対策ソフトは、機能が増えれば増えるほど価格も高額になります。初期費用だけでなく、年間の更新料がかかることも忘れてはいけません。 初期費用が安くても更新料が高ければ、長い目で見たときに大きな負担になります。多少初期費用が高くても、更新料の安いソフトを選ぶほうが得策だと言えるでしょう。 また、ウイルス対策ソフトには無料のものもあります。有料ソフトに比べると機能が乏しくセキュリティ性が劣るため、「何も対策をしていないよりはまし」程度のものです。したがって、企業での導入はおすすめできません。

検知率やサポート

ウイルス対策ソフトで気になるのが、ウイルスの検知率です。信頼できる第三者機関などが公表しているデータを参考にしましょう。 メーカーのサポート体制についても事前チェックが必要です。新種のウイルスに感染した場合、サポートに問い合わせても対応が遅かったり、回答が得られなかったりすると被害が拡大してしまいます。 24時間サポート対応しているメーカーであれば安心です。メーカーによっては英語のみ対応のところもあります。日本語対応に比べると、解決までに時間がかかる可能性が高いため注意が必要です。

その他の注意点

社内のウイルス対策だけでなく、社外に持ち出すノートパソコンやタブレット端末にもウイルス対策は必要です。ここでは、それぞれの注意点について解説します。

ノートパソコンは持ち出しに注意

公衆無線LANの普及によって、社外でノートパソコンを使う人も増えているようです。外出先でも仕事ができるのは便利ですが、社内で使う以上に高いセキュリティ意識が必要です。 公衆無線LANの中には通信が暗号化されていないものも多くあります。安易に接続してしまうと、情報漏えいや不正アクセス、ウイルス感染の被害に遭う可能性があるのです。 公衆無線LANを使うときは、機密情報を扱わないなどセキュリティルールの徹底が求められます。 また、前述の被害以外にもノートパソコンの紛失や盗難、画面をのぞき見されることによる情報漏えいなどのリスクがあることにも注意が必要です。

タブレットやiPhoneなどはアプリに注意

業務でタブレット端末を使う企業も増えてきました。PCと同じくタブレット端末にもウイルス対策は必要です。 タブレット端末はOSによって対策が異なります。Androidは、公式のアプリストアを使わなくてもアプリをダウンロードできるため、非公式アプリによるウイルス感染が高いと言えるでしょう。 iOSはOS自体にセキュリティ機能が組み込まれており、アプリも審査の厳しい公式ストアからしかダウンロードできないため、安全性が高いと言われています。ただし、フィッシング詐欺には対処していないため注意が必要です。 タブレット端末専用のセキュリティソフトもあります。被害を防ぐためにもセキュリティソフトの導入は必須だと言えるでしょう

まとめ

ウイルス対策ソフトには、さまざまな種類があります。 生産性の低下を招いたり、余計なコストをかけたりしないためにも、自社の規模や業務内容に必要な機能を洗い出し、適切なウイルス対策ソフトを選ぶことが重要です。

紹介動画

企業を狙うサイバー攻撃は巧妙化。セキュリティソフトを入れておけば安心という時代は終わり、多層防御によるセキュリティ対策が急務です。多層防御とは?ポイントを含めご紹介します。

セキュリティ対策を怠ったために、取引先にまで、マルウェアを感染させてしまったら・・・。ほぼすべての中堅・中小企業がサイバー攻撃を受けていると言われています。専門ベンダへのアウトソース、インシデント時の緊急体制の整備、サイバー保険。セキュリティに関する業務を一人で抱え込まないためのポイントをご紹介します。

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