トップコミットメント
社会や産業を変える“驚きと感動”のDXを通じて、
サステナブルな未来をめざします
NTTコミュニケーションズグループは、NTTドコモグループの法人事業を担う中核会社として「ドコモビジネス」の事業ブランドのもと、社会・産業のDXに取り組んでいます。コミュニケーション基盤としてのネットワークを安心・安全につなぎ続ける役割に加えて、テクノロジーで人と人をつなぎ、コミュニティーをつなぎ、さまざまなビジネスをつなぐことで、新たな価値を生み出し、豊かな社会の実現に貢献したいと考えています。
私たちは、2021年に策定した「サステナビリティ基本方針」のもと、「社会」「環境」「人材」「ガバナンス」の4領域を重点領域とし、2030年までに自社の事業活動での温室効果ガス排出量を実質ゼロに、2040年までにサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることをめざしています。「社会」に対しては、パラメータサイズが軽量ながら世界トップレベルの日本語処理性能を持つ大規模言語モデル「tsuzumi」や電気信号を光信号に置き換え省電力化を図る「IOWN」構想を実現するAPN専用線の提供などを通じて、技術革新による社会課題の解決に取り組んでいます。また、最先端のろ過技術にICTを組み合わせた循環式陸上養殖システムを提供することで、一次産業の持続可能性向上と地域創生にも貢献してまいります。一方で「環境」の面では、生成AIの利用拡大とGPUの急速な発展に伴う消費電力の増大や高発熱に対応するため、国内初の液冷方式を採用した超省エネ型データセンター「Green Nexcenter®」の展開を進めています。このようなチャレンジを支えるのは「人材」であり、NTTコミュニケーションズグループ全体でダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進することで、多様で自律的な人材を育成しています。さらに、サステナブルな事業活動を推進するためには「ガバナンス」の強化も必要です。自社のコンプライアンス・リスクマネジメントや情報セキュリティを継続的に強化すると共に、パートナーの皆さまと一緒にバリューチェーン全体でビジネスリスクへの対応を進めることで、ビジネスの持続可能性を高めていきます。
通信やデジタルの社会的重要度がますます高まる中、これらの取り組みの重要なベースとなるものは「CX」だと捉えています。お客さまのご期待を超えて「驚きと感動」を届けられる企業へと成長を続け、皆さまと共に安心・安全でサステナブルな未来をめざして挑戦してまいります。
NTTコミュニケーションズ株式会社
代表取締役社長 社長執行役員