ドコモグループの法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開するNTTコミュニケーションズ株式会社(以下　NTT Com)は、衛星放送による地上デジタルテレビジョン放送の再放送に関する実証実験(以下　本実証)の業務を総務省より受託しています。

本実証にあたり、110度CS左旋帯域(CS4K)を使用する実験試験局を開設し、電波発射を行います。電波発射による通常のテレビ放送のご視聴には影響ございませんが、電子番組表(EPG)に試験チャンネルが表示される場合がございます。

ご迷惑をお掛けいたしますが、みなさまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

1.本実証の概要

総務省では、デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会を開催し、地上デジタルテレビジョン放送のネットワークの一部を別の手段で代替することなどについて議論を行っています。その第2次取りまとめ(2023年10月18日公表)においては、代替手段としてブロードバンドやケーブルテレビに加え、条件不利地域における衛星放送の活用の可能性や有効性、経済合理性について検証することが提言されました。さらに、衛星放送ワーキンググループにおいて、「番組の画質・音質、気象耐性その他の技術的課題、視聴者負担や視聴サービスの受容性などについて検証・整理などを行うことが望ましい」との方向が示されたところです。

本実証では、以上を踏まえて、条件不利地域などにおける衛星放送の活用を念頭に、代替する場合の仕組みや実用化に向けた課題解決の検討に資するように、技術的課題や視聴者の受容性などについて検証・整理を行います。

• 本実証のイメージ

衛星放送を使用して、2チャンネル分の地上デジタルテレビジョン放送をリアルタイムに再放送します。本実証に対応した受信機で受信し、映像・音声などの品質を評価します。

• 使用するチャンネル：CS4Kの884チャンネル、885チャンネル
• チャンネル名：試験チャンネル　(表示が異なる場合がございます)

2.本実証の実施期間

2025年1月20日(月)～2月20日(木)

※当該期間中の数日間に一時的な電波発射を予定しております。

3.テレビ受信への影響

• 通常のご利用では問題ございませんが、電波発射に伴い、4K8K衛星放送の視聴可能機器(テレビ、レコーダなど)の電子番組表において、本実証用の試験チャンネルが表示される場合があります。
• 電子番組表に試験用チャンネルが表示されていても、普段視聴されているチャンネルの視聴には影響はありません。
• 試験チャンネルは、CS4Kを選択された場合に表示される場合がございます。リモコンの「地デジ」「BS」「CS」ボタンでご視聴したい放送に切り替えてください。
• 試験チャンネルを選局されてもご視聴はできません。

<別紙>

よくあるお問い合わせ

• 本実証では何をするのですか

地上デジタルテレビジョン放送の信号を衛星放送で伝送し、テレビで視聴できるかを検証するものです。

• いま見ている地上テレビジョン放送が衛星放送で代替されるのですか

現在ご視聴いただいている地上デジタルテレビジョン放送が衛星放送で代替されることが決定されたわけではございません。今後の検討の参考とするため、衛星放送が技術的に利用可能かを確認する実証実験を行うものです。

• 衛星放送の『4K8K衛星放送』と何が違うのですか

現在、4K8K衛星放送はBS4K、BS8Kで放送が行われております。本実証は、現在放送が行われていない110度CS放送の左旋帯域(CS4K)で実施いたします。

試験チャンネルは、4K8Kチューナーを搭載したテレビなどの受信機で選局できる場合がございますが、ご視聴はできません。

• なぜ衛星放送による代替の実証実験が必要なのですか

地上デジタルテレビジョン放送の信号を衛星放送で伝送したときに、放送としてのサービス面・機能面の動作確認や、地方での受信可否などを検証する必要があるためです。

• 試験チャンネルが電子番組表(EPG)に表示されるのですが

本実証によるものです。通常のご視聴には問題ございません。ご視聴されたいチャンネルを選局しなおしてご視聴ください。

• 試験チャンネルではどのような放送が行われていますか

試験チャンネルでの放送内容は公開されておりません。

• 試験チャンネルを視聴することはできますか

試験チャンネルは一般の方に視聴いただくことはできません。

• 実証実験は、誰がやっています

本実証は、総務省より受託したNTT Comが実施しています。ご理解とご協力をよろしくお願いします。

• わからないことがあったら、誰に聞けばいいですか

ご不明な点がございましたら、お問い合わせ先までお問い合わせください。