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香港のデータセンタースペースの拡張について
~香港の通信事業者APT Satellite Telecommunications Limitedの買収~
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)グループは、お客さまにご利用いただいている香港のデータセンタースペースの拡張を実施いたします。
これにあたり、NTT Comの100%子会社であるNTT Com Asia Ltd(本社:香港、以下、NTT Com Asia)は、既にデータセンターサービスを提供しているTai Poデータセンターのスペースを拡張するため、同データセンタービルを保有するAPT Satellite Telecommunications Limited(以下、APTT)の全株式を本日付けで取得しました。今後は、NTT国際通信株式会社(略称:NTT WT)へ全株式を移行する予定です。
1.NTT Comグループのグローバルデータセンターについて
NTT Comグループのグローバルデータセンターを一元的に調達および品質・プロセス等の管理しているNTT WTを中心に、NTT Comグループは現在全世界で27都市(※1)のデータセンターを有しており、各現地法人を通じて、グローバルにワンストップで各種データセンターサービスを提供しております。
※1:日本を除く海外都市数(2008年6月末時点)
2.香港のデータセンターについて
今回データセンタービルを取得した香港は、中国へのゲートウエイおよびアジア地域のITハブとして最重要拠点の一つであり、現在多数のお客さまよりご利用要望を頂いております。 NTT Comグループとしては、香港最大級のデータセンタービルを取得することで、IT企業・金融機関等への豊富な提供実績、高度なノウハウを有するNTT Com Asiaを通じて、引き続きお客さまの要望にお応えしていきます。
3.APTTの株式取得内容
1) 買収額 | :約161百万香港ドル(約23億円)(※2) |
2) 買収発行済株式比率 | :100% |
※2:1香港ドル=14.3円(2008年9月4日時点)で計算
<参考1:APTTの概要>1) 会社名 | :APT Satellite Telecommunications Limited |
2) 設立年月日 | :2000年2月 |
3) 事業概要 | :香港におけるデータセンター事業等 |
4) 株主構成 | :Skywork Corporation (55%) 、Singasat Pte Limited (45%) |
5) 保有設備 | :TaiPoデータセンタービル(サーバルーム最大面積:約1.3万m2) |
2) 複数通信事業者のネットワークを利用した冗長構成によるリスク分散が可能。
3) 香港のオペレーションセンタによる、日英中3ケ国語での24時間365日のお客さまサポート。
4) サーバースペース:約1.3万m2
※3 | :電源、発電機、UPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)、空調、配電ルートなどデータセンターに必要な設備の冗長構成や、運用体制レベルを詳細に評価することにより、データセンター全体としての品質、信頼性を客観的かつ包括的に評価する仕組み。「Tier 3」以上であれば、運用しながら設備をメンテナンスすることが可能な、冗長性の高い構成となる。 |
1) 会社名 | : | エヌ・ティ・ティ国際通信株式会社 | |
2) 設立年月日 | : | 2001年10月 | |
3) 事業概要 | : | グローバルでのデータセンター設備調達、品質管理等 | |
4) 株主構成 | : | NTT Communications Corporation (100%) | |
5) 所在地 | : | 本社 東京 支店 ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール |
1) 会社名 | :NTT Com Asia Limited |
2) 設立年月日 | :1999年9月 |
3) 事業概要 | :香港におけるNW、SI、データセンター等サービスの提供 |
4) 株主構成 | :NTT Communications Corporation (100%) |
5) 所在地 | :香港 |